2013-10-20

2013.10.16(水) 泉田知事定例記者会見


9/20以降、久しぶりに10/16(水)泉田知事の記者会見があったので、
原発関連のみ文字にしました。(聞き間違い等ご指摘下さい)
動画はこちら
冒頭、知事発表項目の中で、「にいがた食の安全・安心基本計画」改定の実施について 
動画は4:30~ 資料は下記リンクへ
「にいがた食の安全・安心基本計画」改定案への意見募集について
にいがた食の安全・安心基本計画 改定案の概要

また、福島事故検証課題別ディスカッションの実施とフィルタベント調査チームを設置
安全管理に関する技術委員会のイメージ(案) も発表されてます。

新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会については、9:35~
泉田知事:
原子力発電所に関してですが、安全管理に関する技術委員会における福島事故の検証
これ課題別のディスカッションを実施をしたいと思います。
また、フィルタベントの調査チーム、これもですね、併せて設置をしたいと思います。
ディスカッションについてはですね、技術委員会の先生方のご希望、
これをもう少し深掘りをしたいというご要望を頂いておりますので、
少人数のチーム制にしてですね、ディスカッションをした上で、委員会に掛けるという形で、
同時並行でですね、幾つかのチームを走らせたいというふうに思います。
スタートはですね、今月末からスタートをしたいと。
現在、具体的な割り振りの調整中という事であります。

議論される課題ですが、まず地震動による重要機器への影響がなかったのかどうか。
これもですね、かなり議論を呼んでるところでありますので、
ここのディスカッションを行いたいと思ってます。
 
それから、海水注入が遅れたんではないか
これは、3月15日になってもですね、東京電力のビデオから判明してる内容でいうとですね、
「海水入れるんですか、勿体ないじゃないですか」っていう議論なされてたわけです。
早い段階で、これ3月11日の地震当日ですね、5時の段階で、
吉田所長から消防注水の検討指示が既に出てます。
実際に注水されるのは、そのあとになるわけですが、
この海水注入の判断に誰が関わってどういう判断がなされたのかという点についてもですね、
ディスカッションを頂きたいと思ってます。

それから、事故対応マネジメントです。
東京電力の意思決定が的確になされていたのか、外部とのコミュニケーションどうだったのか、
本店とのやり取りどうだったのか、政府機関とは、自治体とはと、
これは、さまざまな点があると思っています。
また、原発事故の際にはですね、保安検査官、当時の原子力安全保安院ですけども、
保安検査官が真っ先に待避してるという事実もありますんで、
関係機関とのコミュニケーション、どうだったかという事についてもですね、
ディスカッションを頂きたいと思っています。

次に、メルトダウン等の情報発信のあり方ですが、
3月11日、これも5時頃の段階で、既に進展予測が東京電力によってなされています。
一時間でタフに達して、その後、燃料損傷が始まると。
更にはですね、3月12日の未明にはですね、燃料棒の中のペレットの中にしかない放射性物質が
原子炉建屋の外で検知をされてるという事ですんで、これもうメルトダウン確実なわけです。
ただ、実際にですね、東京電力がメルトダウンを認めたのは5月15日という事です。
メルトダウン等の情報発信のあり方がどうだったのか、
避難情報に役立てたのかどうかという点もですね、ディスカッションをして頂くという事です。
 
6番、高線量下の作業
結局ですね、ジジイの決死隊で行くぞという事をその場で対応して、果たして上手く行くんだろうかと。
4号機、これ爆発していなければですね、外からの注水不可能だったわけですが、
当時、線量が高くて人が入れない状況にあったと。
そういう状況でですね、原発対応出来るのかと。
高線量下の作業、特に250mSv/hを超えるようなところに対して、どう対応すべきなのかと、
そもそも対応出来たのかというようなところをですね、議論を頂くという事です。
 
シビアアクシデント対策
これはヨーロッパの原発ではですね、メルトダウンは起きるという前提で設計がされてるわけですけど、
今の原子力規制委員会のディスカッションを見てるとですね、
「バッテリーの二重化が隣の部屋で大丈夫か」な~んていう議論がなされていて、
第二の安全神話を作ろうとしてるようにも見えると。
そうじゃなくて、起きた時どうするんですかという事は、世界の原発で、
既に設計基準の中に入ってるわけで、シビアアクシデントが起きた時どうするのかという議論、
設備面でいうと、コアキャッチャーの有無っていうのもあるわけですが、
こういったものについても、ディスカッションを頂くという事であります。
加えてですね、フィルタベントについては、調査チームを設けてですね、
そもそも、安全に避難、これ運用した時にですね、健康に被害が及ばないように、
避難が出来るのかどうかというところを検証頂くという予定です。

ディスカッションが収束するかどうか、これ別にしてですね、
年度末には、今年のディスカッションの成果という形の取り纏めを行いたいというふうに思っています。
フィルタベントについてもですね、調査チームを作ってですね、
議論を進めていきたいという事であります。


─質疑(動画は15:10~) ※社名が分からないのは記者と表記

新潟日報:
食の安全・安心基本計画について、二点お伺いしたいんですが、
このタイミングで改定するっていうその狙いとですね、
新施策として食品の放射能対策、こちらを入れたという事ですけど、その理由というのを教えて下さい。

泉田知事:
まず、後ろからいうとですね、放射能についての、やはり消費者の不安ていうものがありますんで、
情報提供を、透明度を高めてですね、行っていくという必要があるっていう判断です。
それから、このタイミングは、何故かっていう事なんですが、
ほかの計画もですね、相当出てると思います。
これは、昨年10月にですね、知事選挙がありまして、それに基づいて政策プランの改定がですね、
公約に基づく政策プランの改定が、先日行われたという事ですんで、
この政策プランの改定に合わせて、次の四年間の目標をですね、
計画を改定してくっていう事になってるんで、
この時期集中してるという事でご理解頂きたいと思います。

NHK:
フィルタベントの調査チームについてなんですけれども、もう少しあのー、構成は、
自治体と東京電力という事ですけれども、もう少し具体的に、どんなメンバー、どれぐらいのメンバーで、
どのような事をやっていくのか、委員さんに見て貰う前に情報収集や取り纏めっていうか…。

泉田知事:
具体的なですね、メンバーについては調整中という事になります。当然、委員会には掛かります。

NHK:あのー、委員さんに議論して貰う前のさまざま…

泉田知事:いえいえ、委員会には掛けます。

NHK:掛けますよね、その前の色んな、こう材料を集めるチームという事で…

泉田知事:だから、委員が入るっていう事も当然、前提になりますよね。

記者:
柏崎刈羽の自治体の名前が出てるんですけども、ほかの自治体も入る可能性ってあるんですか。

泉田知事:
等って書いてある通りで、これは案です。これで調整を進めていきます。
ご希望があった時に、ただ、専門家がいるかどうかっていう問題もありますからね。
議論の中で、追加の必要が出てくるっていう場合に、否定するものでもないですし、
とりあえず、今年度の計画は、こういう形で今調整をしてると。
10月末ぐらいをですね、目処にスタートをしたいっていう事であります。
相手方の了解も必要なんで、今調整中でご理解頂きたいと思います。

記者:
フィルタベント調査チームのほうは、これはもうあのー、ディスカッションと同じように
年度末で一定の取り纏めもされるっていうお考えでしょうか。

泉田知事:まぁ、やってみてですよね。年度末に纏めなきゃいかんというものでもない。

記者:
同じくベントについてなんですけど、基本的なところなんですが、要するにこれは、
本体というか、そのー、ディスカッションチームとは別に、フィルタベントは独立して、
その調査チームを作って、検討していくって、切り離す…

泉田知事:
いや、切り離すんじゃなくて、ワーキンググループの一つっていうイメージで
捉えて貰ったほうが近いと思います。

産経新聞:
今のこの調査チームについて、先ほど具体的なメンバーは調整中という事ですが、
人数のイメージというのは、大体どのくらいの規模を…

泉田知事:機動的に動けるように調整したいと思います。

記者:
同じく、ベントに関してなんですけど、こちらの調査チームについては、東電の第一ベント、
第二ベントのどちらについての議論していくという…

泉田知事:
本来であれば、第二ベントがですね、出て来てから議論するっていうのが、
筋かなっていう議論もありました、正直言って。
ただですね、これちょっと時間掛かるらしいんですよ、第二ベントの設計が固まるまで。
じゃあ、その間、何もしないで良いのかっていうとですね、性能的には同じものって聞いてますんで、
これ、最悪260mSvの甲状腺等価線量の被曝をし得ると、試算がとりあえず今、出てますので、
そうすると、そういう状況で何もしないっていうのもいかがなものかという事ですんで、
どっちにしろですね、ベントをした時に健康に影響を及ぼし得る被曝がですね、
有り得る状況ですので、その辺りから、例えば風が吹いた時、吹かなかった時、
雪の時、雨の時、どんなふうに広がるんですかっていうシミュレーションは可能ですので、
影響評価ぐらいから、まずスタートする必要があると思ってます。

記者:第二ベントも含めて議論していくという…
       
泉田知事:
一、二、拘わらず、どういう影響があるかは、やっぱりやらないと駄目ですよね。
だから、いきなりメカニズムのところに入るわけじゃなくて、
ベントで、最大被曝が、どのエリアにどんな気象条件の時に発生し得るのかを
先にシミュレーションするっていうふうに、ご理解頂くと分かり易いと思います。

記者:
避難計画自体も策定していかなければならないと思いますけど、
どういう避難計画を作るかっていう事についても調査チームのほうで確認していくっていう…

泉田知事:
まずシミュレーションした上で、次考えるんじゃないんでしょうか。
普通に考えて、例えば2007年のですね、中越沖地震の時の状況、
自由に移動出来るような状況じゃなかったんですよね。
緊急自動車ですらですね、消防署から柏崎のサイトに到着するのに時間が掛かる。
ちょっと端に段差があるだけで、大渋滞で車動けなくなる。
サイレン鳴らしても動けないっていうような状況ですから、
まず、あれですよね、影響がどう広がるのを見た上で、
そもそも避難っていう、判断、まぁ、方式が良いのかどうか。
メルトダウン最短二時間で起きると、例えばギロチン破断で冷却材が失われればですね、
二時間メルトダウンって、これ夜中で雪が降ってた時ほんとに可能なんですかと、
いうような事をやっぱり考えていく必要があると。
これは国にも要請してますが、これは徒歩圏で動けるような所に、まぁ、核シェルターですよね。
それで、一週間なり、十日なり、避難出来るような体制がないと無理なんじゃないかっていう
印象論もあるし、実際どういう事になりそうなのかっていうところ、
最悪の状況をですね、シミュレーションするのがまず先かなと思ってます。

テレビ新潟:
今の話でいうと、その最悪の想定になった時を踏まえて、核シェルターのような新たな施設、
設備を設置するという事も想定すると…

泉田知事:
いや、だから、その前の、まず予測、シミュレーションが先だと思うんですよね。
何が起こり得るのかと。1基だけでいくのか、7基同時に起きた時っていうのも想定するのか、
掛け7倍でいくのか、それとも時間が連続して長くなるって想定するのか、
これ色々考えないといかんと思うんで、実際、これベントの最悪の場合、
こんな感じになりますっていう事は、まずシミュレーションが先なんじゃないかと思ってます。

記者:
避難計画についてなんですけれども、
現在、県のほうで防災計画を策定したあとからだと思うんですが、
あのー、市町村と連携したワーキンググループを設けて、
避難計画の策定の準備に入ってるかと思うんですけど、それと歩調を合わせていくという感じなのか、
出来る部分は、もう先に進めていくという感じなのか…

泉田知事:
うん、まぁ、これ相談っていう事になると思いますよ、やっぱり。
完全なものが最初から出来るっていうの難しいところもあるでしょうし、
途中段階だと心配だっていうところもあると思いますし、
やっぱり相談しながら進めていくしかないんじゃないかと思ってます。

記者:
調査チームに関してなんですが、原発の安全審査の前はですね、まぁ、ベントの事前了解に関して
東京電力の回答待ちというような姿勢だったかと思うんですけど、
こういうチームを作るっていう事は、東京電力も入るという事、周辺自治体も入るという事で、
一緒にこう考えて行こうっていう、そういう取組っていうふうな理解で…

泉田知事:
東京電力に対しては、今、規制基準適合審査がですね、規制委員会に出されてるんですが、
条件付きになってます。
で、避難が不可能であれば、無効になるっていう条件も付いてるわけですから、
まず、実態を把握をするというとっから考えていこうっていう事であります。
東京電力も一緒に入って貰って、この検討を進めていくという事です。
必要があれば、等って入ってますんで、関係者追加っていうのもあり得るっていう事だと思います。

記者:
福島事故の検証についてお伺いしたいんですけれども、今の時期からスピードアップして、
進められていくっという狙いをお伺いしたいのと、あとこの書かれている課題なんですけれども、
いずれも政府だったり、国会だったりの事故調では、なかなか検証されてない内容だと
思うんですけれども、その点をスピードアップして進めていくという、
その内容についての狙いを教えて下さい。

泉田知事:
ん? 狙いってなくて、今まで出来なかったんですよ、色んな所の業務があって。
ようやく取組めるようになったっていうふうに、ご理解頂くと良いと思います。

記者:
国民だったり、その政府がなかなか進めていない部分を先取りして進めて行かれるわけですけれども、
その点について…

泉田知事:
いや、あのー、ここに挙がってる課題っていうのは、県民、若しくは国民の皆さんが
原子力行政に対して、信頼をおけない理由になってる部分が並んでるというふうに理解してます。
本来、先にやらないと駄目なんですよね。
利害関係のある人は、やりにくいのかもしれませんが、やはり関心事項に対してやるっていう形で
進めていきたいと思ってます。

読売新聞:
知事、常々ですね、あの、福島発事故の検証、総括が先だと仰ってますけども、
年度内で、まぁ、ある程度不完全なものであってもですね、一定の取り纏めをしますと、
その一部がですね、ある程度出来るという事になると思うんですけども、
そういう受け止め方で宜しいんでしょうか。

泉田知事:
ん、違うと思います。
ディスカッションをした結果については、取り纏めをするっていう事だけです。
結論を、その時点で出てるかどうかっていう事を事前に予見を持っては言えない
ただ、年度が終わったけど、議論続けてますっていう形ではなくて、
議論した中で、こういう事ですっていう整理はしたいっていう事ですよね。

記者:
今の知事の確認なんですけれども、知事は常々、福島の検証が終わるまでは、
再稼働の議論はしないっていうふうに仰ってますけども、
この技術委員会で福島の事故の調査を、まぁ、年度内、年末で一応纏められるという事で、
福島の検証、急ぐっていう事は
再稼働の議論に早く入りたいのかなっていうふうに、取られる可能性もあんですけれども、
その辺りは、どうなんでしょうか。 

泉田知事:
私は言われるような発言してないと思うんですけど。
福島の事故の検証と総括が先って言ってます。
で、これ原子力発電所っていうのは、生きている発電所です。
止まっていて、発電していなくても生きてる発電所ですから、
やっぱり安全性高めてくっていう事をする必要があると。
先日、長岡市で避難訓練やってますよね。
で、エリアメール配信見た人の感想の中で、なんか象徴的なところがあったんですが、
朝起きてメール見たらですね、いきなり異常事態だと。
まぁ、冒頭に訓練て書いてあるんですが、最後に「尚、これは訓練です」というところまでですね、
本文だけを読んでいくと大変な事が起きてると。
で、もう大変びっくりしたっていうような感想、言われる人も居ました。
つまり、止まっていてもですね、生きてる原発の安全性高めるっていう事は、
邪推してもしょうがなくてですね、行政として、やっぱり取組んでいく課題だと思ってますんで、
そこはしっかりとやっていきたいと思ってます。

記者:今回の検証をスピードアップというのは、再稼働の議論を急ぐ為ではないっていう事で…

泉田知事:ん?スピードアップじゃなくて、今まで出来なかった事をやるって事です。はい。

記者:で、再稼働の議論とは関係ないと

泉田知事:勿論、はい。

記者:
今ほどのちょっと一個前の質問に繋がるんですが、
これまで国会事故調だとか、民間事故調で結論を出す事が難しかった検討、課題項目について、
まぁ、その利害関係の難しさも勿論あったとは思うんですが、
テクニカルな意味で、結論が出せない部分も多少はあったかと思うんですけど、
この辺については、どうそれを乗り越えるっていうふうにお考えなのかっていう事と、
もしそこで結論が出なかった場合は、それは即ち再稼働、検証、総括が途中っていう事で
再稼働の議論には移れないっていう理解…

泉田知事:
だから再稼働の議論はしないんです。まずそれが前提。
それからですね、これ見て頂くと分かるんですが、進むところもあるわけですよ。
マネジメントがどうだったか、意思決定がどうだったのか、
情報発信がどうだったのかなんていうのは、設備と関係ないのですから。
これ、ディスカッションでやるっていう事は、あくまでもまずディスカッションなんです。
したがって、ディスカッションの結果、こうでしたという事は、最後、整理はするにしてもですね、
それ以外のところを止めとく理由はないという事です。
出来ないから全部やらないっていう事ではないっていう事です。

(略:TPPについて)

記者: (動画は32:50~) 
原発の話に戻りますけれども、柏崎刈羽原発の再稼働についての議論は、
福島事故の検証と総括が先って、なので、議論はしないっていう事ですけれども、
日本という、ちょっと、あのーもうちょっとこう、範囲を広げての質問なんですが、
日本にとって原発は必要なのかどうか、それについての知事のお考えを聞かせて下さい。

泉田知事:
これは、国全体で議論すべき課題だと思ってます。
知事の役割っていうのは、
やはり県民皆さん生命安全財産を守る事
これが知事のミッション、いう事になりますので、まずここをしっかりやっていきたいと思ってます。

産経新聞:
繰り返しで恐縮なんですけれども、今回の福島の事故を検証、課題別ディスカッションの成果
総括について、例えばその県民、或いは国民の関心はですね、
その再稼働の是非を含む立地自治体の原子力行政の道筋への影響
このディスカッションの結果、行政に対する影響はあると…

泉田知事:
やる前でありますので、どういうものが出て来るか分からないんで、
事前に予測するのは難しいと思います。
 
記者:
規制委の関係なんですけれども、4月の段階で質問状を、まっ、知事のほうで出されて、
直接持って行かれたと思うんですが、それに対しての、えーっと、ご回答が、まだ十分には、
まっ、一部来てますけど、来てない状況ですよね。
で、これの、また回答が来たとしての話になるんですが、
それがそのディスカッションの中身に影響を与える、まっ、例えば高線量下の作業について、
国としてそこをどう考えるのかっていうのが、もろになって来ると思うんですけど、
この辺については、その回答を、あのー、えーっと、
再催促するっとかっていう事は考えていらっしゃいますか。

泉田知事:
催促は当然していく事になると思いますし、2007年の時の議論も、原子力安全保安院の議論と
県の技術委員会の議論が並行して、相互作用しながら進んでったって理解してますんで、
おそらくそういう事にはなるだと思います。

記者:
昨日、東京電力が福島の汚染水対策、まっ、人員的な、あー、無理があるという事で、
柏崎刈羽からも人員を送って、対応しますという事を、まっ、えーっと、規制委員会に、えー、
報告、えー、していますけれども、それについてどのように受け止めて…

泉田知事:
今、詳細を聞いてるところです。
30分の1の人員が剥がれるっていう事らしいんで、大丈夫っていうふうに評価するのか、
やっぱり、その分安全確保が下がるじゃないかと評価するか
これは、実態を聞いてみて判断する事かなと思ってます。

記者:いつ頃までに、こう実態を聞いて、何かこう…

泉田知事:私が日程をセット出来ません。相手からの返答次第っていうところありますので。
 
記者:
先ほど避難計画の話がありましたけれども、川内原発のほうで11日、12日に、
国主導の原子力防災訓練が行われましたけれども、
県のほうからも職員が行っていたと思うんですけれども、あのー、訓練に関してですね、
新たに出た課題ですとか、或いは、まぁ、知事が以前から指摘してた事でもですね、
改めて課題として浮かび上がったところもあったのかなと思ったんですけれども、
改めて知事のほうで、避難訓練についての見方というのを教えて下さい。

泉田知事:すみません、承知してませんのでコメント出来ません。

記者:
では、長岡の訓練ですけれども、今回、市、長岡市単独で行われたという事ですけれども、
先ほどエリアメールの話もありましたけれども、屋内退避も今回、重視してやったという事ですけれども、
長岡市の訓練の中で見えてきた課題と、或いは今、市町村と県のほうでワーキングループで
策定されてますけれども、活かしていくべき点っていうのは、どういったところだと…

泉田知事:
それは、まず長岡市に聞いて貰わないと分からないと思います。
で、事務レベルで調整してる点は、ちょっと事務のほうにまず取材頂きたいと思います。


以上です。
相変わらず、レベルの低い再稼働の質問やな。
福島事故検証課題別ディスカッションとフィルタベント調査チームを設置した事を
急いでるとか、おまけに、再稼働の議論を早くやりたいからて取られる可能性て、
そんな事、誰が思うねん?
そもそも、知事が冒頭説明されてた議論の課題について、
これ、簡単には明らかにならんやろ。
責任取りたくないんやから、真実が明らかになるのには相当な時間、年数?掛かるんちゃう。
誰がどない指示したとか、誰が悪いとか、もうそんな事ええやん!と思てるやろ。
もう済んだ事やし、みんな悪かったんやー!で済ましたいんやろ。
もう事故は起こってしもたし、国民もボチボチ「過去の事」になってるし
今更、ほじくり返さんと、早よ再稼働しよーぜ!ぐらいの感覚なんちゃう?

知事に批判的な人、支持してる人も、やっぱり焦点は再稼働の議論か?
知事が再稼働を容認するかどうかなんか?

うちは、知事が再稼働について議論するとか、容認するとか
全然問題にしてないけどな。
なんで、そこばっかりに拘るんか不思議でしゃーない。
焦点は、知事がどう判断するかやなくて、
知事がもう言い飽きたと思うほど、繰り返し発言されてる「福島事故の検証と総括」
これが、一番問題にすべき事やと思うけどな。
どんだけ隠蔽しても、原発事故はなかった事にはなれへんで。



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