2013-11-23

2013.07.11(木) PRIMENEWS 『泉田新潟県知事に聞く~原発再稼働と東電の対応』


7/11(木)に放送されたかなり前のPRIMENEWSなんやけど、
番組サイトには放送内容が簡単に纏められてるだけで、
動画も非公開になってるみたいやから文字にしとく(聞き間違い等ご指摘ください)


八木亜希子:
今夜はですね、前半に新潟県の柏崎刈羽原発の再稼働問題、
まぁ、これに不快感を示している泉田新潟県知事にお話を伺います。
そして、後半はまた別のテーマになりまして、今月下旬に日本が初交渉に臨むTPPなど、
日本の通商政策の課題について専門家にお話を伺います。

反町 理:
二つとも、この参議院選挙、大きな争点の一つです。
各党それぞれ色々な政策出していますけれども、その問題を二つじっくり掘り下げてですね、
投票日に向けた一つの整理が出来ればというふうに考えております。

八木:
それでは、前半のゲストをご紹介しましょう。
まず、新潟県知事、泉田裕彦さんです。宜しくお願いします。

泉田裕彦知事:宜しくお願いします。

八木:
色々伺っていきます。
そして経済ジャーナリストの町田徹さんにもお付き合い頂きます。宜しくお願いします。

町田 徹氏:宜しくお願いします。

八木:
色々伺っていきます。
尚、番組ではですね、東京電力にも番組のご出演を依頼しましたけれども、
残念ながらご出演をご了承頂けませんでした。ご了承下さい。
あのー、泉田さんは、今の日本にとって原発の必要性という事については、
どのようにお考えでしょうか。

泉田知事:
国全体のエネルギー構成どうするかっていうのは、その時々の燃料の調達、
これは核燃料も含めてですね、ていう問題もあるし、
経済問題どうするかというような事もありますので、
基本的には、国策で決められていくという事だと思ってます。

八木:
そういう中で、知事としてはその、日本全体の事を考えた時に、
その原発の位置付けってのは、将来どうあるべきというふうに考えてらっしゃいますか。

泉田知事:
今ここでですね、データー揃えて議論するっていう事は、
エネルギー供給計画ってあるんですけど、私もエネルギー庁に居ましたんで、携わった事があります。
今ここで、簡単に言えるほど単純に出来てないんですよ。
したがって、それをもっと緻密な議論すべきなんだろうという事だと思います。

反町:
このー、ちょっと今伺いたいのは、その原発のその将来性、その必要性ってのは、
国策で決まるっていうふうに仰いましたけれども、
そこの部分は、じゃあ国が決めたところに従う、国が決めた方針に従うと、
そういう事でも宜しいんですか

泉田知事:ええ、ただ見直しっていうのは必要かもしれませんよね。

反町:ほー。

泉田知事:
例えば一回事故が起きて、どれだけのコストが掛かるか
例えば、福島の方はですね、今5,000人ほどですね、まだ新潟県に避難をされておられます。

反町:そうすね、ええ。

泉田知事:
で、これは東京電力にですね、賠償責任全部負わせちゃったっていう事の結果として、
生活再建出来るだけの補償もして貰えないんですよね。
帰る事も出来ない、生活再建をする事も出来ないと。
それを日々見てるわけです、我々。
つまり、事故を起こして会社が責任を取らない
棄民になっちゃう、捨てられちゃうっていう事ですよね。

反町:なるほど、うん。

泉田知事:
こういう状況下を脱する為に、もっとしっかりした補償をしようという事になると、
じゃあ、原発のコストどうなるんですかという点も含めて、やっぱり再計算が要るのかもしれないし、
だから、そこはやってみないと分からないですよね。
例えば、今度の新規性基準。

反町:はい、はい。

泉田知事:
これ、よくマスコミでですね、安全審査みたいな事言われてますけど、
これは、一定の確立で事故が起きるっていう前提で書かれた規制基準。
だから、安全基準て言わずに、規制基準という形で直してるわけで、
そしたら、それを含めてですね、事故が起きた時の補償、賠償、後始末
こういったものも含めて、全部再計算して、最適化どうするのかっていう議論
含めてやらないと、よく分からないんじゃないでしょうか。

反町:
その辺のものが出来ないままでも、じゃあ再稼働には反対だという理解でも宜しいんでしょうか。

泉田知事:いや、再稼働の議論はしません

反町:しない?

泉田知事:ええ。私今まで一度もしてないんです。

反町:なんでしないんですか

泉田知事:だから、これはまず、福島の事故の検証が先だと思うんですよ。

反町:はっはぁー。

泉田知事:例えば、今回、免震重要棟が対策拠点として機能しましたよね。

反町:はい、はい。

泉田知事:
あれは、2007年のですね、これ柏崎刈羽原子力発電所が被災をした時の写真なんですけども。

反町:中越地震の時ですね。

泉田知事:
そうです。これは3号機のですね、トランス、これがですね、外れて、そこから発火をしてですね、
火事になったという事例なんです。
実はこの時、私は直接、柏崎刈羽原子力発電所と話が出来ませんでした、県庁に居て。
東電本社を経由して、柏崎刈羽原子力発電所と話をせざるを得なかったんです。
何故ならば、ホットラインがあるんですけど、ホットラインの部屋に、
ドアが歪んで入る事が出来なかったんです。
で、柏崎刈羽側からですね、新潟県庁に連絡出来ないっていう事態だったんで、
これ、なんとかしてくれという事を強力に申し出た結果、出来たのが免震重要棟っていうものです。

反町:なるほど、うん。

泉田知事:
で、あの時もしね、この反省、この時の柏崎刈羽原子力発電所の火災の反省をしないで
なあなあでやってたら、新潟には重要免震棟は作ってはいない
実は、新潟に先に作ったんで、福島に作らないと変だよねって言って作ったのが
福島の重要免震棟ですよ。
だから、事故の原因と対策を考えて、次のステップに行かないと、
再稼働の議論なんて出来ないじゃないですか

反町:
じゃ、今、例えば国のレベルで、いやもう、行われている再稼働の議論とかっていうのは、
知事からご覧になると、これはもう全くおかしい?

泉田知事:
凄くおかしい検証、それから総括をしないで、再稼働に突き進めば
同じ事がまた起きる可能性が高いじゃないですか。

反町:なるほど。

泉田知事:
だから、少なくても、我々はこういう理解だから、こういう対応を取って、
次にこういう形でやりますっていう説明をしないといけないんですけども…

反町:
今、進められているほかの、もう既に申請した5原発、6原発を含まれる
これから行われる、その、まっ、基準審査、それが終わったところで、そのー、
立地している自治体のほうがマルが出れば、再稼働っていう、一応流れは出来てるんですけど、
その流れの延長線上で、その柏崎刈羽の再稼働というのは、自治体の長、県知事としては、
それには絶対賛成出来ないっていうふうに聞こえます
それで宜しいんですか

泉田知事:
いやだから、再稼働の話の前に、検証をして、
それからやっぱりリスクはどうやって計算したのかってあるんですよね。

反町:うん。

泉田知事:
そういった説明を聞いた上で、リスクを受入るかどうかのね、判断ていうのは、ほかのところでね、
どうされるかっての、それはまた政治プロセスとしてあるのかもしれませんよね。

反町:
ん?ど、どうも分かんないな。どうどう…政治プロセスとしてあるっていうのは、
知事が自治体、あのー、審査の、基準に適合したあとは自治体の了解で、
再稼働と今プロセスに一応なってるじゃないですか。
こないだじっち、知事会でね、全国知事会で、国の関与するべきだって話が出たっていうのも
聞いてますけれども、泉田さんのお考えとして、新潟の県知事として、お考えとして、
その今の流れで来てる限りにおいては、それでは了承出来ないという事に、
僕には、そうとしか聞こえないんですけど。

泉田知事:
だって、検証と総括をして貰ってですよ、
その上で、こういう対策を取って、で、次どうなりますっていう…

反町:ないと駄目だって事ですよね。

泉田知事:説明、つまり安全性の説明をまずして頂く必要があるんでしょうね。

反町:
なるほど。そこででも、政治的なプロセスがあるかもしれないというのは、例えば、じゃあその、
泉田さんから見た時に、多分オペレーションマニュアルみたいな事だと思うんですけれども。

泉田知事:ん?

反町:
何かあった時に、こういうふうな対応しますというような、
そのオペレーションとしちゃ、県ないしは企業、ないしは国は、こういう連携で避難をします、
ないしは、こういう形で通報しますというような、その全体の運用の面のマニュアル
多分足りないという意味でもあると思うんですけれども。

泉田知事:
いや、運用だけじゃなくって、例えば海水注入するかどうかの判断の時に、
事業者が出来ますかと。

反町:なるほど。

泉田知事:3月15日にもなった時点でも、東電の職員の方は勿体ないって言ってるんですよ。

反町:うん。

泉田知事:
だから、サラリーマンで5,000億パーにするかもしれないっていう決断が何の制度もなくって、
「さあ、あなた、これ壊れるか壊れないか分からないけどパーにする判断しますか
っていう事を強いられて出来るかという…

反町:そうすると知事、知事としてね、

泉田知事:いう問題もあるわけですよ。

反町:
そうすると知事としての、その再稼働に向けて了承する、合意するかしないかという事は
今、僕らは東電と新潟県みたいな、あの、流れで見てますけれども、
今のお話は、東電との間の話じゃなくて、別の、、ないしはそのー、
委員会とのやり取りの上で出て来るべき話ですよね。

泉田知事:うん、勿論です

反町:そういう事ですよね。

泉田知事:全体の、だから再稼働の議論は

反町:全体のほうですよね。

泉田知事:今する段階じゃないんですよ。

(CM)

八木:
今回、東京電力、廣瀬社長との会談に先立って、新潟県はですね、特に原発で事故、
原発で事故で発生した放射性物質をね、減らす、ここの部分ですね。

この、えー、このえー、放射性物質を減らして排気するフィルタベントの安全確保について、
東京電力に次のような申し入れをしました。
今度は、こちらをご覧頂きましょう。

このように、事前了解と、それから設計の変更
そして、福島第一原子力発電所事故時ベント状況の説明とあるんですけれども、
まっ、特に事前了解も分かるんですけれども、
事前了解の手続の中で、必要に応じ設計の変更を行う事というのがあるんですけれども。

泉田知事:
何を心配してるかっていうとですね、中越沖地震の時、これは敷地なんですけども

ここまでね、土に埋まってたんです。
それが最大で1.5mぐらい沈下してるんですけども、大変あの地震によって地盤が動くんですよ。
これが構内の写真。波打ったりするんですよね。

で、こういう状況の結果、何が起きたかっていうと、さっきのね、火事が起きた原因。

これがですね、パイプなんですけど、ここ外れたんです。
油が漏れて、ここに発火をしてですね、火事になったという事なんで、
これ、なんで再稼働を認めたかっていうと、地盤、基礎をですね、
一体化をして建屋にくっつけますと、だから、今度はこれ外れる事がありませんよと
いう説明を2007年の地震のあとに受けてですね、了解をしたという経緯があるんですよ。
ところが、今回ですね、このフィルタベント、これ出ますかね、画面。

原子炉建屋ここでしょ、フィルタベントここでしょ、離れてるんですよ。

反町:なるほど。

泉田知事:
つまり、2007年の時に、基礎一体化をして揺れないようにしますと。
で、外れないようにしますっていうのに、こうやって離して作っちゃったら、
こないだの説明と違うじゃないですか。

反町:うん。

泉田知事:
という事は、また地震が来たら外れて、いざベントをしようっていう時に、フィルタベント通らずに、
配管から直接出る可能性だってあるわけで、
だから、こういう設計で良いのかどうか、ちゃんと了解を取って下さいっていう事なんです。

八木:
それは、あの新潟の技術委員会の方たちって、専門家の集まってる方たちも
それは危険だっていうふうに指摘されてるんですか

泉田知事:
いや、だから、そもそも2007年の説明と違うんで、
まず相談して下さいっていう事をお願いしてるわけです。

反町:
東京電力側もそのー、話し合いを拒否してるわけじゃないですよね。
事前了解に向けた交渉の中で、設計の変更の可能性はあるというふうに、
先方はしているんですけれども、そこはどうなんですか。
その話し合いをしていく過程において、設計の変更の可能性っというもので見た時には、
例えば新潟県の委員会、ないしはその国の審査の途中の中でね、
まっ、フィルタベントを付けるっていうところまでは、国の基準にあったんだけれども、
じゃ、新潟県としては、こういう物にして欲しいとかですね、
そういう話し合いをしていく中で、最終的に納得したところで承認する。
今の僕らが聞いてるのは、その検証とか、あの承認とかっていう、検証とか何とかっていうふうに、
協議とかの前の段階で、今止まってますよね。
なんで今、中身行くまでの手続きに入る前で、話が止まっちゃってるんですけれども
これは知事が望むべきプロセスの進み方なんですか

泉田知事:ん?全然違うと思うんですけど

反町:はっ。

泉田知事:
結局、規制委員会が何を言ってるかっていうと、
完成時期を明示をして、完成した物として出て来て下さいね」という事ですよね。
本当は、出来上がった物がなくて、申請するっていうのもおかしいと思いますけども、
まぁ、100歩譲って、設計が出来てれば良いって話でしょ。

反町:はい。

泉田知事:ところが、設計が固まってないわけですよね、今の話じゃ。

反町:うん。

泉田知事:じゃあ、規制委員会としては…

反町:あー、なるほど、そういう事ですか。

泉田知事:
だから、規制委員会で審査をしていった途中で、申請で変わるのは規制委員会OKなんですか。
駄目だっていうふに、田中委員長は言われてますよ。

反町:
あー、それはじゃあ、それは国の、国のその基準と、じゃあ県が、県の了解っていうのが
同時に進める事は出来ないっていう意味で仰ってますね、それはじゃあ。

泉田知事:
んー、だから、それは規制委員会の判断でしょうけど、
そもそもは完成してないと駄目な物を設計が固まって完成時期明示でOKっ言ってんのに、
設計が固まってないっていう事でしょ。

反町:まだ再稼働の申請をするとも、しないともまだ手続…

泉田知事:再稼働じゃないんです

反町:
あの、じゃあフィルタベントに関してもですよ、申請を出すとか出さないって、まぁ、
東電言ってないわけですか、そこの部分においては。
まず、県との話をしようという段階に来ている中で、
その話し合いをなんか拒否しているように見えるのは、そこ、そこは。

泉田知事:申請をするって言ったわけですよ。

反町:口ではね、口ではね

八木:でも、方針ですって言って、これから、まぁ話し合いっていう事ではないんですか

泉田知事:これはですねぇ…

八木:別に申請しちゃったわけじゃない

泉田知事:申請書の準備が出来たっていう説明だったでしょ。

反町:出来たとは言ったけども結局は出してない

泉田知事:という事は、設計図が出来たって事でしょ

反町:はい、はい。

泉田知事:
で、その設計図を出しちゃった時に、規制委が要求してるのは
本当は現物の完成なんだけども…

反町:あー、なるほどね。

泉田知事:設計図の完成と完成時期の明示を求められてるので…

反町:
ただもう、現状においては、もう今既に東電は、その申請をするタイミング
逸してるわけじゃないですか。
現状において、県との話し合いだけに、まっ、なんて言ったら良いんすか、まっ、あのー、
焦点を一つに絞っているようにも見えるんですけれども、
そこにおいて話し合いをそのー、拒否とは言いません、話し合い…

泉田知事:やってます

反町:話し合いに応じない、あっ、話はもう

泉田知事:もう

反町:そのベントの形についてもお話は進んでる?

泉田知事:ベントの話についていうと

反町:はい、はい、はい。

泉田知事:
もう随分前から2007年の説明と違いますねっていう事で、梨の礫なんですよ。

反町:あっ、県側から修正を求めてるのに拘わらず、向こうから返事が来ないっていう事ですか。

泉田知事:
これは、正式なね、安全協定に基づく措置要求という形でやってるわけではありません。

反町:はい、はい。

泉田知事:
でも、2007年の説明と違いますよねという事は、これはもう随分前からやってるわけです。

(CM)

八木:
話し合いという事で、7月9日に再会談を申し入れてらっしゃるんですけれども、
あの、東京電力側は
これについては、じゃあ、お受けして、またこう話して…

泉田知事:
だから今、やり取りしてるわけです。
こないだ、話が噛み合わなかったから事務レベルのやり取りしてるわけですよ。

反町:そう、そう、そう。

八木:ええ、ええ。

反町:どんな感じなんですか、今その。

八木:知事同士ではどうですかって、あっ、知事と…

反町:廣瀬さんとね。

八木:はい。

泉田知事:
だから、これは、例えばトップ会談やる時にね、大統領と首相のトップ会談やる時に、
アジェンダも決めないで、出来ないでしょ。

反町:まぁ、そうですね。

泉田知事:論点が多岐に渡るから、ちゃんとポイント絞らないといけないんで、

八木:今、その最中?

泉田知事:その作業が今やられてるって事です。

八木:ええ、見通しはいかがですか、その。

泉田知事:だから、それはねぇ、交渉事ですから、見通しはこっちだけで決まらないわけです。

反町:
なるほど。ただあれですか、その状況的にいうと、今度その刈羽村とか、柏崎の市長と、
17日でしたっけ、廣瀬さん、なんかお会いになるというの、スケジュールの。

泉田知事:議会じゃないんですか。

反町:議会だ。そうだ。

泉田知事:うん。

反町:
そういうような状況も考えると、まずそのー、新潟の県としてもですね、
まぁ別にあれですよね、環境さえ整えば廣瀬さんと会う事に関しては、
全く会わないっていう事は、そういう事じゃないですよね。

泉田知事:会わないなんて一度も言ってません

八木:
柏崎市長と刈羽、えー、村長はですね、申請書も受取るなど、県とは違う対応してるんですけれども、
この地方自治体とは、こう、どう、の対応については、どう受け止めてらっしゃいますか。

泉田知事:
うん、これはですね、やはり立地地域ですから、ダイレクトに経済に影響出ますよね。
で、東京電力はですね、県内30市町村、全てと安全協定結びました
県の安全協定を結んだ自治体の中には
もう既に議会で再稼働反対決議したところもあるという事ですから、
相対的に経済の影響の大きい柏崎、刈羽と、
それから県全体を見ないといけない県というのは、少し違う部分があるかもしれませんね。

反町:
なるほど。そこはじゃあ、別にその現地のまぁ、基礎自治体のね、その雇用の問題とか、
その辺の経済的な心配とかに関しては、県はまぁ、目を瞑るとは言いません、
ちょっと次元が違うという事で判断同じなる必要はないっていう理解で宜しいんですね、

泉田知事:
これはですね、対策が要ると思ってます
今ですね、税務データーの精査をしてますんで、必要の手当のところについては、
纏まり次第、対策を取る準備をしています。
但し、これ国策で進めて来た原発ですから…

反町:そう、そう、そういう事なんですよ。

泉田知事:
基本的には、国及び東京電力、もうこれ資本関係で見れば一体ですから、
ここが経済に対しての責任も持つ必要はあると思ってます。

反町:
その税務データーのデーターが取れて、今度はじゃあ、資本、原資をどっから持って来るかって、
財源どっから持って来るかって話になりますよね。
そのスケジュール感っていうのはお持ちなんですか。
いつまでにどうふうっていうのは。

泉田知事:ongoingです。

反町:ongoing。

泉田知事:うん、うん。

反町:
でも、ongoingっても、例えばこれ、こうご覧になってる、その刈羽村の市とか、
柏崎の市とは、じゃあ再稼働に向けての、その今動きがね、止まってる中で、
じゃ、僕らの職場は、雇用はどうなるんだっていう時に、じゃ、県が何かやってくれるって言っても、
じゃ、いつまでかっていうのは、やっぱりみんな気になりますよね。
それは、いつまでっていう事は、今、ongoingだから待ってくれっていう事しか今のところ言えない。

泉田知事:うん、今のところは、だから、実態調査のほうを先やってます。

反町:ほー。

八木:どのような対策っていうのは。

泉田知事:今後です。

八木:具体的なビジョンはあるんですか。

泉田知事:ですからまず、把握するのが先ですよね。

八木:う~ん、それから

泉田知事:
特に影響の強いところと、濃淡あるでしょうから、そこをまず調べる事が先という事だと思います。

八木:
町田さんは、この自治体に、こう現場の自治体に与える影響なんていうのは、
どんなふうに感じていらっしゃいますか。

町田氏:
一つはだから、原子力規制庁、規制委員会がね、今までのしがらみから解き離れてるっ、
そういう組織としてスタートしてる事とね、安全に対する問い掛けに対して、
答えないで良い事とはね、全然それは時限の違う話で、ちょっと勘違いがあるように思いますよね。
で、それは、その誰の疑問であっても、まさにその福島原発の事故っていうのは、
何が本当に原因で、どういう事が揺れて起きて、どういう事が津波で起きてっていうのは、
正確には分かってないわけですから、まさに泉田知事が聞いてる疑問ていうのは、
何が問題だったと思うんだと、で、それに対してどう考えてるから、こういう手を打ったんで、
これぐらいまで再発は予防出来ると思うという回答をね、しないと、やっぱり、
その説明責任は果たさないと、規制庁が良くなった、規制委員会が良くなったっていう
信頼は得られないでしょうね。

で、もう一つは、もう一つは国の問題として考えた時には、規制庁だけではね、
例えばその、こういうもんの基準として、かなり安全性の高い物を作って、
かなり事故が起きる確率が減りましたよって事は言えるんだけど、
たかだかそこまでなんですよね。
それでも事故が起きるんだから、やっぱり事故が起きた時には、損害賠償しなきゃいけない。
だけど、現行の原子力損害賠償法は、600億しか出来ないわけですね、上限があって。
で、既に東京電力は、4兆円もう注ぎ込んで貰ってる。
更に足りないから、5兆円くれって去年の11月に言ったわけですね。
そうだとすれば、600億を保険そのまんまではね、やっぱり、もうワンステップ要るよねっていう話。
規制庁の話をクリアするだけじゃなくて、損害賠償どうする、或いはその廃炉とかだから、
後始末どうする、そういったものも含めて、こんな手が打てましたっていうのをね、
国はもう一段説明責任果たさないと、再稼働の議論に進んではほんとはいけないですよね。

(CM)

八木:
北海道の30代の方からです。
新基準だけでは再稼働出来ないと、国にはっきり言えば良いのでは?
地元自治体が前向きなのに、知事がそのような考えだと混乱を招くのでは?
国の方針と違うのですから、正直に脱原発だと言うべきです」
という、メールが来てるんですけど、いかがでしょうか。

泉田知事:
ん?安全性を確認するっていう事がやっぱり地元のね、自治体としては極めて重要であり、
今申し上げてるのは、手続をちゃんと約束を守ってやって頂くと。
何故ならば、懸念されるところがあるからという事ですから、
それ以上でも、それ以下でもないという事です。

反町:
やっぱりね、みんな心配してんのはね、話し合いがほんとにこのまんま硬直した状態、
続くんだろうか、どうなんだろうかって、そこなんですよ。
まっ、我々こう、進むもんだと思って期待してお待ちしてて宜しいですよね

泉田知事:
まっ、それは東電しだいですよね。
東電がちゃんと嘘を吐かない、約束を守る会社かどうかっていうところが
一番やっぱり重要だと思いますよ。



このあとも少し続きがあるんやけど、音源なくしたんで正確ではないけど、大体こんな感じ。

大阪の40代の方からで、
「知事になる遙か前の話ですが
柏崎原子力発電所は、柏崎市と刈羽村によって、将来の起こり得るリスクも承知して
住民が設置してよと住民投票が行われた原発です」
という意見で、
これに対して、
「事実確認は?」
「住民投票、法律に基づくですか?」
「日本初の住民投票は、巻原発じゃないですか?」と、
多分泉田知事の発言やったと思うけど、反町も発言してたかも。

それから、

反町:これまでのところではどうですか?

泉田知事:
うーん、残念ながらね、信頼ないんですよ。
だって、そうでしょ。協定にね、事前に了解得る事って書いて、で、同時とか言ってるでしょ。
どうやって信用するんですか。


以上です。

反町と八木に悪意を感じる!
反町と八木は、理解力に乏しいんか、わざと尋問口調なんか?
プロのキャスターなら、知事の今までの発言を一通り復習しといてほしいな。
それを知った上で、視聴者が知りたい事を敢えて質問すべきや。
まぁ、これ7月の放送やから、まだ二度目の会談の前やし、
八木の「不快感を示している泉田知事」ていう紹介の仕方とか、
ずっと逃げてたのは廣瀬やのに、知事が拒否してたみたいな言い方とか
反町の「話し合いが進むもんだと思って期待してお待ちしてて宜しいですよね」て、
話し合いが進まんのを知事のせいにしたり、
再稼働には反対だという理解でも宜しいんでしょうか」とか
再稼働でゴネてるように見せたい偏向がミエミエ。
再稼働の議論はせーへんて何回も発言されてるし、理由も分かり易く説明してるんやから、
ゲストの一連の発言ぐらいちゃんと下調べせーよ!
結局、泉田知事を悪者にしたかったけど失敗しましたの巻かなw
反町の上から目線で早口で、知事の話を遮っての質問攻めは、
泉田知事やなかったら、反町ペースになってたやろな。



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