2014-05-17

2014.05.12(月)『美味しんぼ・大阪瓦礫処理について』の3番組まとめ


5/14(水)放送、アンカー『美味しんぼ』について の前に、各局が取り上げてましたが、
どの番組も内容はほぼ同じでした。
ただ、コメンテーターの発言に呆れる部分があったのでアップしておきます。
(重複する内容は適当にカットしてます)


◆2014.05.12(月)放送「ちちんぷいぷい」より
(略)
山本浩之:大阪府と大阪市が事実と異なるとして発行元の小学館に早速抗議致しました。

ナレーター:問題の記載があるのは、今日発売のビッグコミックスピリッツの『美味しんぼ』

漫画の中で研究者が大阪で受入た瓦礫を処理する焼却場の近くに住む住民1,000程を調査したところ、
鼻血や眼、喉、皮膚などに不快な症状を訴える人がおよそ800人も居たと述べる場面が描かれています。


大阪市は去年9月まで岩手県の震災瓦礫1万5,000tを焼却処理しましたが、

漫画にある被害は確認していないとして、今月9日、小学館に対し削除、訂正を求めていました。
今日の発売を受け、大阪府の松井知事は・・・

―VTR

松井:
ああいう表現をされている事実は、この大阪にはありませんし、
表現の自由ですから、事実であればね、そのそういうふうに、あーこう漫画に描かれる事に
抗議はしませんけど、事実じゃない事で、いらんそういう混乱を起こすような事は
やめていただきたい、こう思ってます。


ナレーター:大阪府と市は、改めて小学館に抗議文を送ると共に、根拠を示すように求めています。

山本:
はい、というのが今日掲載された内容と、それに対する大阪府と大阪市の、
これ抗議文は、松井知事と橋下市長連名で為されています。
一緒にまぁ抗議したという事なんですが、そもそもこの『美味しんぼ』という漫画
どういう漫画なのか。

ビッグコミックスピリッツに1983年から連載中の漫画です。
1987年には、第32回小学館漫画賞青年漫画一般部門を受賞をしております。
内容はといいますと、東西新聞という新聞社で働く文化部社員の山岡士郎と栗田ゆう子、これ同僚です。
のちに山岡さんと結婚をして、もうちょっと詳しくいくと双子の子供まで出来てるんですけどね。
この二人が主人公です。

で、「食」をテーマとしまして、毎回さまざまなストーリーが展開されると。
特徴と致しましては、この主人公の山岡士郎と実の父、海原雄山との親子の確執。
これものちに和解してます。

ただ、今日発売のビッグコミックスピリッツにも、この和解についての気づきもありますけれども。
ベースにしたフィクションでありながら、ここ大事ですね、実在する料理人や生産者などが
登場するノンフィクション、事実関係も織り交ぜながら、これまでずっとストーリーが展開されて来ました。

リンゴ:
お店とか料理人の方は、ほんま今現在健在でお仕事されてる方、
その本持って行ったら、それが食べれてほんまに美味しかったりするんですよ。

山本:
ええ、ええ、その料理人の技であるとかね、そういった事も紹介もしている漫画で
非常にまぁグルメとか食について色々と知りたいなあと思う人にとっては、
なかなか情景の深い漫画という。
(略)
さぁ、今回は、今日発売のビッグコミックスピリッツの『美味しんぼ』の中で描かれた実在する三人、
三人は実在するんです。今から紹介する。
この人たちの発言というのは波紋を広げています。
まずお一人目。

福島県双葉郡双葉町前町長の井戸川克隆さん。
「私が思うに、福島に鼻血が出たり、酷い疲労感で苦しむ人が大勢居るのは被曝したからですよ。
だから私は、前町長として双葉町の町民に福島県内には住むなと言っているんです」

これ漫画の内容そのままです。
お二人目。

岐阜県環境医学研究所の松井英介所長は、
「大阪で受入た瓦礫を処理する焼却場の近くに住む住民1,000人程を対象に、
お母さんたちが調査したところ、放射線だけの影響とは断定出来ませんが
眼や呼吸器系の症状が出ています。
鼻血、眼、喉や皮膚などに不快な症状を訴える人がおよそ800人」

住民1,000人程の調査で800人もこういう症状があったのですと。
三人目。

福島大学行政政策学院、荒木田岳准教授は、
「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて出来ないと私は思います」

と、いう三人の発言というか、それがこのままこの漫画にはね、記述されているわけですよね。
これに対して福島県は、風評の拡大を懸念し、今日、県のホームページで反論しております。

更には、この福島県の対応について、詳しく見ていきたいというふうに思いますけれども、
『美味しんぼにおいて、作中に登場する個人の見解が恰も福島の現状そのものであるような
印象を読者に与えかねない表現があり、県内外の多くの皆さまに不安と困惑を生じさせており、
県としても大変危惧しております。
県では、これまで全ての県民を対象とした県民の皆さまの健康面への不安に答える取組を
実施して参りました。
また、県産の農林水産物については、農地等の除染、米の全袋検査などの
徹底したモニタリング検査などにより、安全性の確保と正しい理解の向上に取組み、云々、
ようやく本県への風評も和らぎつつある状況に至ったところです』

これは私もかつて福島県を取材した時にですね、全袋検査ってありますけど、
それまではね、抜き取り調査だったんです、検査だったんです。
それだったら信頼性が高まらないという事で、この米の一袋、機械を通すと十数秒で、
一袋に付き十数秒で全袋検査完了致します。
放射線測定値、例えばベクレルなのかって事が分かります。

太平サブロー:それ計れるんですか。

山本:
計れるんです。
日本国内で色んなメーカーがそれを作っておりますその機械を、
例えば関西だったら京都の島津製作所が
二本松のJAとかですね、各地にその機械を置いております。
この検査っていうのは、実際に徹底して行われております。
で、
このような中、週刊ビッグコミックスピリッツの『美味しんぼ』の表現は、
福島県民、そして本県を応援いただいている国内外の方々の心情を全く顧みず、
深く傷付けるものであり、云々、断固容認出来ず、極めて遺憾であります。

と、福島県としては、こういうふうにですね、
ホームグループ上で意見を述べられているわけなんですよね。
はい、更に参りましょうか。
専門家に話を聞きました。放射線医学総合研究所、千葉県にありますけれども、
『美味しんぼ』内の見解について、どういうふうに思われますか。
こういうお答えです。

「放射線の影響で、血小板減少による鼻血という症状が出始めるのは
一度に500mSv以上という放射線を浴びた場合であり、
福島で鼻血が出るような直接的な身体的影響が出る事は考えられません

これ一度に500mSvってのは、大変な数値です。
因みに調べたところ、今回のこの事故でですね、一般住民で10mSv以上は71人
一番高い人でも23mSvの女性だったというのが分かっているわけです。
これ鼻血が出るには、一度に500mSv以上浴びなきゃいけないわけになってきまして、
考えられないという事ですね。

「ただ、長期に渡る環境の変化などのストレスにより、体調を崩すという例は、
チェルノブイリの事故でも報告されています。
被災地のメンタルストレスに関しては、今後注意すべき問題だというふうに思います」

と、いうふうに専門家は答えてくれました。
で、当事者である小学館の広報室は、なんていうふうに言ってるかといいますと、

「美味しんぼ内の表現に関しては、原作者の雁屋哲氏が関係者の方々に、実際に取材し、
発言された事実を掲載しております。
現在いただいた抗議文を含めて、対応策を協議中です。
詳しくは、来週発売の誌面において、有識者の見解やご批判を踏まえた特集記事を
掲載する予定です」

と、こう言われたら買わなしゃあないなと思いますけどねぇ。
(略)

リンゴ:
私もちょっとニュースで読んだ時は、原作者の雁屋さんがもう小学館に言わず、
自分とこに言いに来てくれっ的な事を仰ってたんですね。
だから、多分ご本人は、絶対的な取材の自信かあると思うんですよ。
この『美味しんぼ』はフィクションとノンフィクションが混ざってるところがあるんで、
それを今まで…

小宮一慶:誤解を生みやすいよね。

リンゴ:
誤解を生みやすいんですけども、その雁屋さんという人の一つの表現の作品として見るんであれば、
それは表現の自由だと思うんですよ。
ただ、とってもナーバスな問題なんで。

山本:
でも、どうでしょうねぇ、小宮さん。
フィクションとノンフィクションが混在してる中で、そういうふうに書かれると…

小宮:
まぁ、ほんとだーと思っちゃう事もあってね。
それから、さっきの大阪の話ですけど、1,000人調査したら800人ぐらいに影響が出てると。
で、大阪府は事実が確認出来てないのか
事実を否定してるのかをはっきりして欲しいと思うんですよ。
つまり、自分たちが調査した結果、そんな事はなかったですよと言うのは事実の否定ですよね。
でも、事実が確認出来ないっていうのは、あるかもしれないけど、
今のところ分かってませんという事で、僕はその違いは凄く大きいんじゃないかなあと思う。
だから、府としてはやっぱりそれを調べるべきだと思いますけどね。
こういう事が出てる以上。

石田英司:
震災瓦礫受入る時にライン引いてんですね、これぐらいの放射線量以下の物にしますよ。
それは、間違って口に入っても大丈夫なぐらいの放射線量やったんで、
そういう意味では、ちょっと考えにくいですよね、こんな影響出るいうの。

山本:
岩手県宮古市の瓦礫を引受けてると。
大阪府と大阪市がその決定に至るまでに、東京都がこれ受入れてたんです。
その当時から東京都のホームページには、毎日受入れるその瓦礫の放射線量をオープンにしてました。
非常に低い値です。
これもう全然自然由来の数値
で、それプラス、その当時大阪府知事だった橋下徹さんと電話で確認をしました、宮古から電話して。
そうしましたら、大阪がその決定に至るかどうかっていうのは、
環境省が設けた、今石田さん仰ったように、その基準、
非常に厳しい基準をクリアしてるかどうか、その上で決定を下しますという事で。

石田:環境省の基準より更に大阪は厳しくしたんじゃなかったですかねぇ。

山本:
だから、環境省の基準に沿った形で、それを大阪府が受け入れるかどうかっていう。
まず最初は環境省がどういうふうに答えを出すかと。

小宮:
ただ、こういうふうに出たら、やっぱりその福島じゃないけど、風評的なものありますよね。
信じる人も出て来る。

リンゴ:
ただ、その800人がね、じゃあどうなんだって話になると思うんですよ。
調べた期間もあって、例えばそのアレルギー的なものが出やすい時期であるとか、
そういうのを含めたら、皮膚とかにも炎症起きるし、
喉もおかしくなるしーって事もあるわけじゃないですか。
その800人が嘘吐いたみたいになると、またこれややこしなるし、限定されないわけだから。

石田:
だからやっぱり三人の専門家がやっぱり見解を言ってるだけなんです、自分たちの。
それ自体はだからきっと、見解言っただけや言われたら通っちゃうぐらいの。

小宮:
だからね、STAP細胞と一緒で、結局事実を確認しない限り、どっちが本当に正しいか
分からないと思うんですね。

石田:
これ見解を書くけども、でもこれドキュメンタリになっちゃってますねん、実は、この部分がね。
じゃあ、僕がこの三人の見解だけをニュースで流したら、どうなるかいう事ですわ。
絶対おかしいと、つまり反論も放送せーやというふうに絶対なりますから。
それは誰が怒られるかいうたら、放送した僕であるけども、
その編集権持ってる毎日放送なんですよ。
だから、この原作者の方が小学館に言わんとっていうのは、おかしくて、
編集権ていうのは、だからこれは小学館に言われるべき事なんですよ。
これを、言うたら、売るかどうかちゅうのは小学館が決める事ですから、止める事も出来ます。

サブロー:
これ出すと風評被害とか、やっぱりかなりのところに迷惑がいくっという事を
覚悟の上で書かれて、多分小学館も合意した。
で、来週のそのアレを見てくれ、多分これを見て、いわゆる最終的判断は
しないといけないのかなっていう気がしてるんです。

たむけん:これがほんまに事実やったら僕らは知りたいですが。

山本:
あのー、私自身も取材をして来た事が、これ根底から覆される事になるので、
今までテレビ等を通じて発言して来た事違ってたっていう事になりますから、
教えてもらいたいなっていう事になりますしねぇ。
まぁいずれにしても、来週号を待ちたいというふうに思いますけれども、
ただ、心配されるのは、このままこの風評というか…

小宮:一人歩きしていくとね。

サブロー:冷静に見る、我々もね。

山本:ええ、正しく事実を受け入れたいというふうに思います。


以上です。


◆2014.05.12(月)放送「ANNスーパーJチャンネル」より
(略)


―VTR

橋下:
ほんとに鼻血が出るとか、体調不良が多いという事であれば、
行政として、しっかり対応しなきゃいけないんで、あのー事実出してくれればね、
こちらもしっかり対応したいと思ってます。



ナレーター:
先週号では、原発を訪れた主人公が鼻血を出すシーンなどが描かれていて、
福島県や福島県双葉町も「断固容認出来ない。風評被害を生じさせている」として、抗議している。
これに対し、小学館は
議論を今一度深める一助となる事を願って作者が採用したものであり、
編集部もこれを重視して掲載させていただきました」
また、『美味しんぼ』の原作者、雁屋 哲氏は「責任は全て私にある」とした上で、こう反論。

「私は、自分が福島を二年掛けて取材をして、しっかりとすくい取った真実を
ありのままに書く事がどうして批判されなければいけないのか分からない。
私は真実しか書けない」


―VTR

橋下:
今回のちょっと放射能に関しては、やっぱりちょっと専門領域が違うので、
非常に残念ですねぇ。
あれだけ緻密な取材をされてる方にしては
ちょっとあのー取材が甘すぎるんじゃないのかなあと思います。


ナレーター:
雁屋氏も福島の真実編が最終回を迎える来週号以降に本格的な反論は行う、としている。


―スタジオ

渡辺宜嗣:小学館の見解がここにあります。

鼻血や疲労感と放射線の影響を関連づける発言については
その因果関係を断定するものではなく行政や報道の在り方について
議論を今一度深める一助となる事を願って掲載した」と。
更に寄せられた批判・意見を真摯に受け止めて、今後の誌面作りに生かすという事も
コメントしてるんですが。

大谷昭宏:
私もかつての『美味しんぼ』を随分愛読してた、良い漫画だと思うんですけども、
私、3.11の災害の時に、これの最大の敵はですね、二つの風だと、
風評被害と夫婦だというふうに申し上げた覚えがあるんですけども、
今回の件は明らかに私は風評被害に繋がっていくと思うんですね。
これは議論を今一度深める一助と書いてますけども、
これはもう誤解を深めるだけだと思うんですね。
個人的に、そういう体験した方いらっしゃるかもしれないと思うんですね。
でも、それは普遍化出来るもんなのかどうなのか。
それでその本人がこれはもう明らかに放射能の影響なんだという事を確信するデータが、
根拠があったのかと。
当然、これ医学的、科学的知見に基づかなければいけないわけですね。
特に私は、大阪が是非とも瓦礫引受けて、協力してあげて欲しいという事を
言い続けたわけですから、それが誌面上800人が周辺で被害が出てると、
一体何の根拠があって、
大阪ではそんな話は一つも出てないわけですよ。
そこはやっぱりきちんと誤解を解かないと、とんでもないような風評被害を
一層加速させてしまうと思うんですね。

以上です。


◆2014.05.12(月)放送「FNNスーパーニュース」より
―VTR

橋下:
フィクションなのか事実なのか、よく分からないようなあの表現の中でね、
やっぱり根拠に基づかずに、ちょっといくら漫画の世界だといっても、
あそこまでやるのは行き過ぎかなというふうに思いますね。

ナレーター:と、大阪市の橋下市長が言及した有名漫画。

―VTR

橋下:まぁ『美味しんぼ』ってのは、僕も楽しく読まさせてもらってましたから。


ナレーター:
小学館が出版するビッグコミックスピリッツに連載中の漫画『美味しんぼ』の
原発を巡る表現が波紋を広げています。
その発端は、先月28日発売号に掲載されたこちら

この回では、福島第一原発を取材した主人公がその後、疲れを訴え鼻血を流します。

更に、双葉町の井戸川克隆前町長が実名で登場し、福島では同じ症状の人が大勢居ると訴えたのです。

―VTR(5月9日)

石原環境相:
描写するものが何を意図して、また何を訴えようとしてるのか、私には全く理解出来ないんですけど、
風評被害を惹起するような事があっては、私は決していけないのではないかと、
あってはならない事だと思います。

(略)

ナレーター:
一方、原作者の雁屋哲氏は自らのブログで、
「取材をしてしっかりすくい取った真実を
ありのままに描く事がどうして批判されなければならないのか」と主張しています。
そして、最新号が発売された今日、その波紋は更に拡大。
漫画の中で、井戸川前町長は、
「鼻血や疲労で苦しむ人が大勢居るのは被曝が原因」とし、
「双葉町民に福島県内には住むな」と主張。
最後は、主人公らが「福島の復興は難しい、これが真実」と結んでいます。
漫画の中で実名で登場した井戸川氏は今日・・・

―VTR(埼玉・加須市)

記者:鼻血がよく出るような症状があってという事ですか。

井戸川克隆前町長:
昨日と今朝は出ませんけど、殆どですね、出るんですね、朝が特に。
ふっとこう息抜くような時には、出るんだな、タラッと出る感じするんですね。


ナレーター:
同じ症状の人が大勢居るとする根拠は、井戸川氏本人のFacebookに寄せられる声だと言います。
一方、今も福島県内の仮設住宅に暮らす被災者からは
『美味しんぼ』や井戸川氏に批判の声が。

―VTR(仮設住宅に暮らす人は)

仮設住民A:あんな事言うヤツはどうかしてるよ。考えらねぇ事だよ。

記者:知ってる方で鼻血が出るとか、お父さん自身はそういう症状あったりしますか。

仮設住民A:ない

仮設住民B:風評被害はあるべなぁ。


ナレーター:一方でこんな声も・・


仮設住民C:井戸川さんが住まないのが当たり前だなんて言ってたわな。私もそう思うなあ。

(略)

ナレーター:
福島県は今日、今回の問題について、
「本県への風評被害を助長するもので断固容認出来ず極めて遺憾」とコメントしています。
この問題は、福島以外にも拡大。

最新号では、大阪の震災瓦礫焼却場周辺の住民にも鼻血や眼などの体調不良を
訴える人が大勢居るとしているのです。
これに、大阪府と市は、内容の訂正を求めたにも拘わらず、対応してもらえなかったと
今日付で小学館に抗議。
今回の問題について、小学館ビッグコミックスピリッツ編集部は、
「鼻血や疲労感と放射線の影響を関連付ける発言が出て参りますが、
その因果関係について断定するものではありません」とコメントしています。


安藤優子:
はい、今、最後にご覧いただいた小学館のビッグコミックスピリッツの編集部が
発表したコメントなんですが、ご覧いただいたコメントについて、
こういうふうに描かれているんですねぇ。

これはこうした漫画を掲載した作者の意図についてなんですが、
こう書かれています。
低線量放射線の影響についての検証や行政や報道の在り方について、
議論を今一度深める一助となる事を願って作者がこのような漫画を採用したと
このようにしているんですねぇ。
ただ、表現の中で大勢居るという表現があるんですけど、
やはり極めてデリケートな問題なので、一体どのように、
どのぐらい深い取材をしたのかという事、やっぱりはっきりと明らかにする必要性があると思います。



以上です。

橋下「事実出してくれればこちらもしっかり対応したい」てwww
2013.2.1~2.10に寄せられた体調変化レポートと共に陳情書を提出されてるし、
この事は、2013/02/22(金)大阪市会 民生保健委員会 加藤仁子議員の質疑にて
加藤議員が取り上げてる。
体調変化と瓦礫焼却との因果関係は別問題で、体調変化があった事実、
それが焼却期間に集中した事実、橋下は無視し続けた。
因果関係がないから、体調変化もなかった事にするのは間違てるやろ。
少なくとも橋下は、
「体調変化の報告は受けたが、因果関係は全くない」て発言と共に、因果関係がない証明もすべき。

田村、山本、大谷も知らんかったとは言わせん。

大阪おかんの会さんは、2012年12月20日(木)に記者会見までしてる。
 緊急記者会見・試験焼却期間に寄せられた体調変化の報告

小宮氏曰くの「大阪府は事実が確認出来てないのか事実を否定してるのか」やな。

放射能との因果関係が分からん事と、体調変化があった事実と切り離さな。
実際に、体調変化があった人を批判するのは事実を曲げてる。
「自分は鼻血なんか出えへん!」とか叩く人て何なん?
しかも左翼扱いw
反原発派の中には、脱原発派の足を引っ張ってるて作者批判してる人も居るしな。
たかが漫画で、政治家、著名人までもう色んな人が見解を述べてるのは
作者が意図した「議論を今一度深める一助」には、一応なってるでな?
まぁ、議論ていうより「罵り合い」やけどな。

大阪おかんの会さんの5/16付けブログには、「報道関係各位」として
5月16日記者会見を欠席するにあたり』というコメントを出されてる。

嫌がらせを受けた事も書かれてるけど、よっぽど困る人が居るていう証明やな。
数値的に因果関係がはっきりしてる被曝やなくて、因果関係が分からん部分について
ちょっとでも可能性があるなら防御したいと思うのは本能やからしゃーない。
その「ちょっとでも可能性がある」は、個人によって判断は違う。
その個々人の判断にまでイチャモンつけられても困るわな。

「そんな話は聞いた事はない」とか言うてる人も多いけど、
一体、その人はどれだけ大勢の人間と接触してきたんやろな?
「そんな話が出来る空気やない」が現実やと思うけどな?

家族間でも放射能に関しては喧嘩、離縁にまで発展するレベルやからな。




※以下参照

◆『美味しんぼ』原作者・雁屋哲氏のブログより
・2011-08-23「福島について

・2011-11-05「ご無沙汰しました

・2011-12-08「緊急のお願い

・2011-12-24「福島報告1

・2011-12-31「福島報告2

・2014-05-04「反論は、最後の回まで,お待ち下さい

・2014-05-09「取材などについて




◆ビッグコミックスピリッツ編集部 スピリッツ24号掲載の「美味しんぼ」に関しまして


◆井戸川 克隆前町長のFacebook




◆平成2012.08.30(木) 瓦礫受入について大阪市住民説明会



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