2013-07-22

2013.07.05(金)『泉田裕彦新潟県知事と廣瀬直己東電社長の面談』



7/5(金)、泉田知事と廣瀬の面談が行われ、既に各番組やニュースでも取り上げられてた。

新潟知事は「かなり個性的な発言」…規制委員長
これは、原子力規制委員会の田中俊一委員長の発言らしいけど、
当たり前の発言を「個性的」て表現するお前が個性的w
ほかにも、見出しは
泉田知事、東電社長に不快感~原発再稼働めぐり とか
知事が反発の柏崎刈羽原発、再稼働申請先送り とか、
報ステでは、泉田知事が「激怒」とか、
「不満」や「猛反発」とか、知事の当たり前の意見に対して使う言葉とちゃうわな。

「安全よりもお金を優先するのか」の言葉がかなりクローズアップされて、
2ちゃんでもスレが立ってたけど、まぁ賛否色々。

で、ほんまに激怒したんかをハッキリさせる為にも文字にした。
20130705 泉田裕彦新潟県知事・廣瀬直己東京電力社長面談(本編)

泉田裕彦 新潟県知事:廣瀬さん、ここに初めて来られたのは一年前。

廣瀬直己 東電社長:そうですね。

泉田知事:下河辺さんと一緒に、もう一年になりますね。

廣瀬:
そうですね。ちょうどあの先週、株主総会がございまして、
まさに二年目に入りまして、是非是非宜しくお願いします。

泉田知事:再任おめでとうございます。

廣瀬:有難うございます。

泉田知事:
一年前、下河辺さんと広瀬さんにこういう質問をしましたよね。
「お金と、それから安全どっちが大切ですかっ」えー、質問しましたけど、
広瀬さん、どうお答えになったか覚えてらっしゃいます?

廣瀬:
はい、あのー、まっ、会長がメインに、あのー、お答えになったと思ってますので、
一応あのー、安全をというふうに、あのー

泉田知事:安全第一っていうふうに…

廣瀬:はい。

泉田知事:
言われましたよねぇ。
で、是非お聞きしたいんですけども、大勢の方々がですね、不安に思っています。
こういった中でですね、地元に連絡もせずにですね、適合申請をするという決断をされた背景、
どうしてこういう事になってるのか、説明頂けますか。

廣瀬:
はい、まず、あのーこれはちょっと若干言い訳がましいですけれども、
取締役会で決めた内容は、地元へのご説明をして、その上で、えー、
まっ、出来れば出来るだけ早く申請をするという事ですので、
えー、申請をするという事を、まっ、ちょっと言い訳がましいですけども、
先にあって、そのあと、あとで地元に説明すれば良いよというつもりは毛頭ございません。
ただ、一方で、あのー、取締役会の決議を持って、地元に、まっ、こうしたアポを頂いて、
ご説明をするという、まっ段取りにどうしてもなってしまったというのは、
逆に、当然その分だけ時間がタイトになって、で、まっ、メディアの、あの、
発表もどうしても大きくなりますし、一方であの、ご存知の通り適時開示という、まっ
東京証券取引所のルールがあって、取締役会で決定したものについては、
まっ、速やかに公表しなければいけないという、まっ、これはまぁ、
本当に言い訳でございますけども、そういった事から、こういうバタバタの、えー、
地元軽視というふうに、受け取られてしまいかねないですね、えー、
そういう事を含め、本当にそれについては、もう少しやりようがあったかなというのは、
あのー、反省しておりますけども、まっ、あのー、言い訳がましいですけども、
段取りとしてはそういう段取りで…

泉田知事:
段取りの話じゃなくて、安全第一の会社がですね、
そもそも、この安全性についての説明もしないで、
申請を先にやられた事情を説明して頂きたいんですけど。

廣瀬:いえっ、ですからまだ申請はしておりませんし。

泉田知事:申請をするという意思決定をした事情を説明して頂きたいんです。

廣瀬:
はい、申請をするという意思決定をしたのは、偏に、えー、まっ、
この度、柏崎の6号機と7号機でございますけれども、、それの準備が整ってきて、まず、
それを整わずに取締役会掛けるわけにも勿論、いかないわけですけれども、
まずはそういう事実関係があって、さて、一応、その場、用意は出来ましたよ、
さて、どうしましょうという事で、まぁ、取締役会の席を掛けたという事です。
勿論、あのー、まっ、今日も含めてですけども、おー、
是非、地元には、あー、ご説明をさせて頂きたいし、
ご説明をさせて頂く機会を是非設けさせて頂きたいと思っています。

泉田知事:
ですから、普通ね、どういう物を作ってっていう事を物があってですね、
相談をして頂く、情報をね、頂くっていう事、必要でしょ。
不安に思っている人がいっぱい居るわけですから。
どうしてこの不安の解消に努めないで
適合申請するっていう事を決められたんですかっていう事をお聞きしてるんです。

廣瀬:
はい、あのー、勿論その説明がその時点で、
もっと十分にしなければいけないというご指摘はごもっともですし、
そこの部分について、我々は反省しなければいけない点、あると思っています。
ただ、あのー、今回まさに釈迦に説法で、ご存じですけれど、の事と思いますが、
今回まぁ、設計の段階で、えー、申請をして、
で、設計に対する、まっ審査を試験からやる、やりますので、
実際のものは当然の事ながら、使用前検査、あーのところでは、あのー、
その通りちゃんと動くものがあるのかという試験にはなるんだと思いますけれども、
まっ、そういう事もあって、まずは今設計段階でのご説明という事に、
どうしてもならざるを得ないと思います。

泉田知事:じゃ、もっと端的に聞きます。何故急いだんですか

廣瀬:
まっ、取締役会の決定はですね、
えー、繰り返しになりますが、まず準備が出来たという事実がありまして、
まぁ私どもずっと準備をして参りましたので、一つの準備が出来たという事で、
まぁ会社的にですけども、これはあの仰るように地元の方のお気持ちとか、
また、そういうのとは本当にあの違う視点からの決定ですので、
それは一つ、そ、そういう事実はあります。
それを今度は、地元の方にどういうふうにお伝えするか、
どういう時間を取るかという事に関しては、知事仰るようにですね、あのー、
もう少しやりようがあったかもしれないし、まぁ、これからも是非、時間を掛けてですね、
ご説明させて頂きたいと思っております。

泉田知事:もう一回、聞きます。何故急いだのか、背景事情を説明して下さい。

廣瀬:
まぁ、あの、準備を急いだという事の意味になるかもしれませんけれども、
まぁ私どもは、えー、あれだけの大きな事故を起こしてしまって、
で、まぁ、以来、えー、我々なりにですね、事故を起こした当事者、事業者として
えー、これは本当に口幅ったい言い方かもしれませんけれども、
我々がより学ばなければいけない事故から学ばなければいけない反省しなければいけない
或いは、教訓を知らさなければいけないというのは、当然あると思っていますので、
そうしたものの中から、色々な取組を柏崎に、まっ、あのー、取り入れて参ってきたわけです。
まっ、したがって、そうした準備が、まっ、出来たというのが一つの事実です。
まっ、それに対して、どうして急いだのかという事は、
えー、勿論、あのー、事実が明らかになってきて、こういう対策が必要だと、
こういう事をやっておかなきゃいけないというのが出てきているわけですので、
それを速やかに柏崎に取り入れていくという事から、まぁ、こういう事になっているわけです。

泉田知事:ん?審査の順番ていう事を気にしたんじゃないんですか。

廣瀬:審査の順番てのは第一グループという意味ですか。

泉田知事:(頷く)

廣瀬:
勿論、あのー、我々は、あー、申請させて頂く以上、あのー、
当然その準備が出来たから審査するわけですので、
そのあと、まっ、これは規制庁のご判断なんで、我々は如何ともし難いところありますけれども、
申請、準備が整えば申請するというのは、普通、必須の事だなぁというふうには思ってます。

泉田知事:うん、だから、地元に説明してから取締役会に掛けても良かったでしょ

廣瀬:いやっ、これは…

泉田知事:何故急いだんですかっていう事を聞いてるんです。

廣瀬:
まぁ、あのー、今回の決定は大変重い決定ですので、
いわゆる根回しとしてですね、まだ取締役会の決定は出来ていないけれども、
実はこうこう、こういう事だから、まぁ、宜しくお願いしますよという事は、
まっ、出来たのかもしれませんが。
ただ、まぁ大変重い決定ですので、我々としては取締役会の決議があって、
で、えー、それに基づいて、それ以降動き出してというのが、あー、現状でございますので。

泉田知事:
廣瀬さん、本当のことを言ったら良いじゃないですか。
何故急いだんですか。根回しもしないで。

廣瀬:
いや、ですから根回しについては、あの、まぁ反省すべき点はあったかもしれませんが、
ただ、まぁそういう段取りで、してきたわけで、
えー、今まさに今日こうしてお時間を頂いているのもですね、えー、
まっ、こういうのを根回しと言わないと思いますけれども、おー、説明させて頂くと。

泉田知事:急いでますか、急いでませんか。

廣瀬:申請をという事ですか。

泉田知事:他の説明も含めて。急いでますか、急いでませんか。

廣瀬:まっ、時間を頂ければ一生懸命説明をしたいと思います。

泉田知事:
いやいや、そんな事を聞いてるんじゃなくて、
急いでいるのか、急いでないのかって聞いてるんです、東電として。

廣瀬:ご説明はでき、出来れば、あのー、やらして頂きたいと思ってます。

泉田知事:申請を早くやりたいと思ってますか。

廣瀬:ご地元の、勿論ご理解頂ければ、あー、早くやりたいと。

泉田知事:何故早くやりたいんですか。

廣瀬:準備が出来てるからです。

泉田知事:準備がで、どうして準備が出来てると早くやりたいんですか。安全とスピードと。

廣瀬:
ええ、ですから我々は、我々のまぁ今回、まっフィルターベントもそうですし、
色んな対策はですね、まぁ逆に言うと、新規制基準が出来る前に、かなりの、まっ工事を
始めてきているというのはあります。
したがって、我々の考えで色々な対策を取ってきたつもりですが、
それが本当に果たして今回の新しい規制基準に適合しているんだろうかというのは、
非常なる、あのー、じゅう、重要な、あー、ポイントだと思ってます。

泉田知事:
じゃあ、もっと聞きましょうか。年度内の黒字化っていうのを意識しましたか。
金融機関からの融資っていうのを意識しましたか

廣瀬:
勿論、経営ですので、今回の事と全く別の話としてもですね、えー、
それは絶えず意識してます

泉田知事:という事は、不安を解消する安全よりもお金を優先したって事ですね

廣瀬:
いえ、そう、そういうふうに、一つ一つでこう視点を、あのー、因果関係というか、
あー、歴史関係が、あのー、全部決まってるわけではないと思いますので…

泉田知事:じゃ、もう少し分かるように説明して下さい。

廣瀬:
勿論、私は経営者ですので、今、知事が仰ったように、えー、まっ、黒字化しないと、
まぁ、3期連続の赤字というのはなんとしても避けたい

泉田知事:
という事なんですよね。
つまり、下河辺さんと廣瀬さんが一年前で、お話をした安全優先というのは、
嘘を吐きましたって事ですね。

廣瀬:いいえ、安全かどうかを確かめて貰うのが、あー、今回の申請だという…

泉田知事:だから、じゃあ、何故急いでるんですか。

廣瀬:ですから、準備が出来てきて…

泉田知事:
いや、だから、準備が出来るっていう事と、
それから、不安を解消して安全を確保するっていう事は違うわけでしょう。

廣瀬:
ですので、その点についてはですね、まだ、あー、申請もしておりませんし、
これから、まさにこうした時間をですね、頂きながら、あー、出来るだけ、えー、
そうした不安を抱いて頂かなくて済むようにですね、
我々として、しっかりやっていかなければならないと思ってます。

泉田知事:
廣瀬さんが記者会見をしてる時に、秘書課にはどういう連絡が来てたかご存知ですか。
新潟県の秘書課に。ええ。
もう一度再任をされたんで、就任のご挨拶に伺いたいっていう話がきてました。
今、廣瀬社長が説明してるのは、フィルターベントの適合申請をしたいっていう、
説明をしたいって言われてるんですけど、アポを取る時に、嘘を吐けと指示をしたのか
会社全体が嘘を吐く体制になってるのか、どっちですか。

廣瀬:
あのー、アポを最初に入れさして頂いたのは、先週の水曜日か、木曜日か、その頃だったと思います。
ですので、まさに株主総会が終わって、私ども二年目迎えて、
で、金曜日に福島県に同様の主旨でご挨拶に伺ってという流れでアポを入れさせて頂きました。
で、まぁ、あのー、取締役会の決議が、あー、2日の火曜日ですので、
勿論、そのおー、まぁ、アポがたまたまという事はあったかもしれませんけれども、えー、
そこで、そうした話もさせて頂く必要が出来たという事です。

泉田知事:
んー、答えになってないんですけど。
新潟県に対しては、就任のご挨拶に伺いたい、再任のご挨拶に伺いたいと。
でも、今お話しされてるのは、適合申請の説明をしたいって言われてるんです。
何故、違うんですか、理由が。

廣瀬:
はい、ですから、あー、地元に対してですね、極力早く、せっ、丁寧なご説明をする必要があるのは、
まさに我々も考えてるところですので、まっ、今日こうしてお時間を頂いて、
なかなか、知事にもお会い出来ませんので、えー、柏崎市も村もそうですが、
あー、こうした機会にですね、えー出来るだけ、各地元に対してのご説明をさせて頂きたいと…

泉田知事:
いや、だから何言ってるか分からないんですけど、
時間を取る為に、どうして真実を言わずに違う理由を言われるんですか

廣瀬:
いえ、ですので、先週の木曜日か金曜日の段階、あ、水曜日か木曜日の段階で、
私どもはまだ決議をしておりませんので、えー、あの、当然、えー、再任のご挨拶の、
おー、アポを入れ…

泉田知事:提案する気もなかったんですか。

廣瀬:
まぁ、あのー、正直なところを申し上げますと、今回の取締役会は本当にかなりの短期間で、
えー、まっ、準備が整ってきたというのがあって、えー、
それがそのー、おー、もうまぁ、秒読み段階に入ってきたというのはあるとは思いますけれども、
その時点では決まっておりませんので、えー、まっ、そうした事で、えー、
逆にアポを入れる事もまさにそれこそ虚偽になってしまいますので、えー、それは出来ませんし、
えー、仮にそういう動きがあったとしても、そういうアポの取り方は難しいと思っています。
その時点で明らかなのは、株主総会が終わって、私が二年目に入るという事でしたんで、
それでアポを取らして頂いた。まっ、狡いと言えば…

泉田知事:
つまり、つまり、廣瀬さんからは株主総会で二期目に選任されたので、
挨拶でアポを取れっていうふうに指示を出されたという事ですね。

廣瀬:当時は、先週はそういう事です。

泉田知事:そういう事ですね。

廣瀬:はい。

泉田知事:
でも心の中では、急速に進めて取締役会に掛けようっていう気持ちがおありだったという事ですね。

廣瀬:
いいえ、それもまだ、まっ、そ、そこはですね、あのー正直、えー、
それは社外取締役のご意向もありますし、私の一存だけでは決められない状況でもありますので、
まっ、そこは何とも申し上げられませんが、ただ、えー、2日の決議を以て、
えー、まぁ、あの、アポ、アポイントの、おー、中身と言いますか、目的を、あのー、まぁ
私ども都合良くですね、こちらに対応させて頂こうとしたのは事実でございますので、
それについては本当に申し訳ないと思いますが、
ただ、先週からそういう事でのという事では、それは、あのー、そういう事ではなくて、
先週は先週で、えー、その段階で決定していた私が二期目に入るという事を以て、まずはご挨拶。
それに、それをまさに、実際に福島でもやらして頂いた、金曜日にですね、やらせて頂いたという…

泉田知事:
んー、だから、昨年のね、下河辺さんと一緒に来られた時の
安全とお金どっちが大切ですか、安全を大切にします、真摯にお答え頂いた言葉が
嘘だったわけですか

廣瀬:いえいえ、それは、そんな事はない。私どもこそ…

泉田知事:
アポイン、ちょっと最後まで聞いて下さい。
アポイントを取る時も、再任のご挨拶と言って取りながら、本当は下心を持ってたっていう事でしょう。

廣瀬:いえいえ、ですので繰り返しになりますが、私ども、おー、せん、あのー…

泉田知事:カメラ回ってますからね。

廣瀬:はい。

泉田知事:
これ、国民が聞いたらどう感じるかっていう事ですよ。
東京電力は嘘を吐く会社だと、トップが先頭を切って嘘吐く会社だっていうふうにしか伝わらないんです。

廣瀬:
いえ、ですのでそれは是非、誤解を解いて頂きたいと思いますが、
先週の段階で、えー、とりし、あのー、株主総会があったわけですから、
その時点ではっきりした事しか私どもとして申し上げられないし、
その時点で確かに、えー、アポイントを頂いて、まぁ、アポイントの日にも言ったと思いますよ。
まさに、えー、福島県では、金曜日に、私、知事にお会いしに伺ってますので、
その段階では、勿論何も決まってないわけですから、
まさに、えー、ご挨拶、二度目のご挨拶という事に、まっ、なってるわけです。

泉田知事:東京電力は約束を守る会社ですか

廣瀬:是非そういう会社で、えー、ありたいと思ってますし、そういうふうに毎日やってる…

泉田知事:ありたいけど、破る事もあるんですか。

廣瀬:いえいえ、そういう事はないようにしたいと思っております。

泉田知事:約束は守るんですか。約束は守る会社ですね

廣瀬:はい

泉田知事:
そうしましたら次に、お聞きしたいんですけど、昨日ペーパー差し上げましたが、
安全協定っていうのは、県と東京電力のお約束です。
無論、事前了解なしに申請はしませんね

廣瀬:
ですので、えー、それについては、まぁ、あのー、
昨日申し入れのあった一番にあると思いますけれども、
これはあのー、まっ、フィルターベントのお話というふうに理解しておりますが、
あー、知事、いー、日頃から仰ってるように、フィルターベント、まぁ、
勿論、フィルターベント自身が、まぁ、使ってはいけない設備でありますけれども、
まだ、まさに使わなければいけない状態になった時には、あー、い、い、
いかにこう量を下げるとはいっても、地域の住民の方に、えー、大変な影響を与える設備ですので、
それをどう使うかという事は極めて重要な事だと思っております。
ましてやそれはまさに地元の、おー、地域の、おー、特に自治体の、おー、
オペレーションに非常に大きく関わりますので、
それに、点については、これからもよーくですね、相談さして頂かなければいけないと思ってますし、
えー、まっ、んまっ、使わない設備ではありますけれども、
そういう設備が使うという状態になるまでにはですね、
それはしっかりと詰めておかなければいけないというふうに思っています。

泉田知事:事前了解なしに申請はあり得ませんね。それはお約束を破る事になりますよ。

廣瀬:
それでまだ、ちょっと途中なんですけども、おー、そうしたその使い方の面について、えー、是非、えー、
知事その、ご相談さして頂きたいし、また地元の自治体の、逆に取組についてもですね、
反映さしていかなければいけないと思います。
一方でですね、いわゆる設計のハードのほうの話がございます。
これについては、あー、まさに規制庁が、あ、規制委員会が新しい基準でハードを、まっ、まさに決めて、
来週の月曜日から、それが施行される事になっています。
したがって、そこで、えー、それがまず合ってるのかどうかというのを聞いて、
その中で、それと同時といいますか、それと並行して、えー、
県の技術委員会なり何なりで、えー、こちら側の設備面からの、おー、チェックといいますか、
あー、その確認事項もして頂けるという事は可能なんではないかなというふうに思っています。

泉田知事:
東京電力は、トラブル隠しを起こしてですね、社会的信用を失いました
柏崎刈羽原子力発電所、職員の皆さん含めてですね、
その後、信頼回復をする為にどれだけ苦労されたか、ご存じでしょうか。
で、県との間でもちゃんとやり取りが出来るように、
ホットラインだってちゃんと繋がるようにっていう事で、免震重要棟、
あれ2007年の中越沖地震の時に、ホットラインが繋がらなかった事から、
作ってくれという事で、作って頂いたわけですね。
新潟に作ったから、たまたま福島に作ったわけですよ。
あれがあったからこそ、東京が今住めてるわけですよねえ。

廣瀬:ほんとにあの、その時は…

泉田知事:
それだけ真摯に現場の人が苦労しているのに
トップが嘘を吐いたり、約束を守らないっていう形で信用を失ってったら
その人達の苦労、どうなるんですか
そういう事を考えませんか。

廣瀬:勿論、あの、あの…

泉田知事:もう一回聞きますよ。東京電力は約束を守る会社ですか。

廣瀬:是非、守りたいです。

泉田知事:という事は、事前了解なしに申請はあり得ませんね。

廣瀬:
いえ、ですので、えー、私が先ほど申し上げましたような方法はあるのではないか、
それについては是非知事の、おー、まっ、ご意見も伺いながら、
そういう方法もあるんではないかというふうに考えてるところであります。

泉田知事:
あの、今、問われてるのは東京電力の信頼性なんです。
嘘を吐くのか吐かないのか約束を守るのか守らないのかっていう、
これね、どういうところで議論して貰うかっていう技術的な話じゃなくって、
信用出来る会社なのかどうかっていう事を伺っているんです。
何故、嘘を吐くんですか。

廣瀬:
いえいえ、勿論嘘吐いてるつもりは毛頭ございませんし、
私どもが取り組んできた取組を私どもなりに、やっていったんでは仰る通りです。
えー、信頼がない。
したがって、えー、規制委員会なり、そうしたその第三者機関ですね、
しっかりとした機関に、えー、チェックをして頂くという事は本当に必要だと思ってます。

泉田知事:約束破りませんね。

廣瀬:ですので今そのー、フィルターベントの、おー、審査とそれから事前了解の順番につきましては…

泉田知事:そういう事聞いてるんじゃなくて、約束は守りますかって聞いてるんです。

廣瀬:勿論、約束は守りたいと思います。

泉田知事:じゃあ、ちゃんと事前了解取って下さい

廣瀬:えー、ですので、事前了解の取り方について

泉田知事:それはあとです。まず事前了解取るって明言して下さい。

廣瀬:ですので、今、今日ここに、えー、来て知事とお話しをさして…

泉田知事:明言出来ないんですか。

廣瀬:ですので、そこをですね、是非、知事にご了解頂けないかというのが我々のお願いで…

泉田知事:だから、信頼出来る会社かどうかが重要なんで、約束を守る気はあるんですか、ないんですか。

廣瀬:
ですので、あの、繰り返しで申し訳ございませんけれども、
その私どもが、あー、お願いする事前了解は取るんです、勿論取るんです。
その事前了解の取り方について、こういうやり方でどうかという…

泉田知事:それも時期の問題ですよ。

廣瀬:勿論、時期の問題。

泉田知事:申請してからなんていうのは、事前了解って言いませんからね。

廣瀬:ですので…

泉田知事:分かってますね。

廣瀬:
はい。ですので、今申し上げたように、一方では規制委員会も既にスペックも出ております。
強度も出ております。
それに合ってるか、合ってないかっていうのは、一つの、まぁ、判断基準はあるわけです。
それを一方で、えー、まっ、審査をしつつ…

泉田知事:我々は事前了解とみなしません。事前了解、取って下さいね。

廣瀬:
そこについては是非、あのー、私どもも、おー、まっ、引き続きそこの順番というんでしょうかね、
えー、同時性というか、並行性については、是非我々としてもお願いしたいと思います。

泉田知事:事前了解です。平行じゃありません、同時じゃありません。約束守りますか。

廣瀬:事前ですか。

泉田知事:うん、事前了解です。

廣瀬:事前…

泉田知事:協定には事前了解と書いています。

廣瀬:まっ、しかし今回の、おー…

泉田知事:約束を破る会社っていう事ですか。

廣瀬:
いいえ、そ、そこ、そこはですね、えー、是非、あのー、私どもの、あのー、
考え方をお聞き頂きたいところですけれども、
そのー、今回の、おー、まぁ、新しい基準に基づいて、今までに全くない設備をこれから作っていく、
それを全く、その設備についても、もう本当にそのまさかの時に使う設備でという事で、
そういう特殊事情の中でですね、今回こうした、あー、まっ、手続を今踏もうとしてるわけですんで、
そこについては是非、その、我々の、そのー、まっ、順番といいますか、
同時並行的に進めて頂くっていう事は、あー、可能なんではないか、
或いはそれで、大きな問題は生じないんではないかと思います。

泉田知事:
事前了解ですって、何度も言ってます。
お金と安全はどっちが重要ですかと聞いた時に、安全ですってお答えになった。実は嘘だった。

廣瀬:いえ、ですので…

泉田知事:で、約束は破る会社、これじゃあねぇ…

廣瀬:規制委員会に…

泉田知事:信頼出来ないでしょう。

廣瀬:審査をして貰う事は、安全を確保する為に審査して貰うもんだと私は思っております。

泉田知事:じゃあ、一つ聞きます。

廣瀬:はい。

泉田知事:
2007年の中越沖地震のあと、トランスから火を噴きました
その時に、東京電力がどう説明したかもう一回言ってみて下さい。

廣瀬:ちょっと私今、その時の、あのー、あれでないんで、つまびらかに、さっとお答え出来ませんけれども。

泉田知事:
土台が建屋と離れてたんです。
だから、パイプが離れて、そこから漏洩した物に火がついて火事になりました。
だから、我々は二度と起こさないように、パイプと建屋を一体化しますという説明を頂きました。

廣瀬:はい。

泉田知事:今度のフィルターベントの設備は、なんと驚く事に建屋と一体化してないじゃないですか。

廣瀬:ただ…

泉田知事:あの時の説明となんで違うんですか。

廣瀬:
建屋とフィルターベントの設備のそれぞれの土台は、同じ土台に建ってますので、
いわゆる、不当にこっちとこっちがずれて動くという事はないように設計になってます。

泉田知事:だってそれは、地盤にっていう事であって、建屋と繋がってないんで…

廣瀬:まっ、地盤、地盤を通じて同じものの上に建っているという事です。

泉田知事:
地盤、地盤を通じてって言ったら、こないだのトランスだって地盤を通じて、
そういう事になったわけじゃないですか。

廣瀬:
いや、あれは、あのー、その、間のその繋いでいた部分、部分が、そもそも同じ地盤に建っておりませんし

泉田知事:東電というのは詭弁を弄する会社なんですか。

廣瀬:いえいえいえ、事実を申し上げてるだけです。あれは同じ地盤に建っておりませんので、当然…

泉田知事:信頼をね、獲得する事と、お金の話とどっちが大事なんですか。

廣瀬:繰り返しますけど、信頼回復しなければ、お金の話なんか出来ないと思ってます。

泉田知事:でしょう。じゃあ、約束を守って下さいね。

廣瀬:
はい、ですから、我々としても安全を確保する為に、えー、規制委員会に、
えー、その旨をチェックして頂きたいというふうには、是非強く思ってるとこです。

泉田知事:だから、事前了解取って下さいって言ってるんです。何故事後になるんですか。

廣瀬:いえ、事後ではなくて同時に出来るのではないかっというふうに考えさして頂いて…

泉田知事:事前にやって下さい。約束です。約束破るんですね。

廣瀬:いえ、同時にさして頂くとどういう、その…

泉田知事:
昨日ね、ペーパー差し上げましたけど、
福島第一原子力発電所のベント状況の説明は、今日頂けるんですか。

廣瀬:はい、用意して参りました。宜しいですか。

泉田知事:どうぞ。


東電 原子力技術担当者副常務 姉川尚史:
原子力の技術担当の副常務にこの度なりました、姉川から説明をさせて頂きます。
2枚の資料をお手元にお配りしましたが、1枚目こちらの形ですけれど、
これは福島第一事故の直後、ベントをしたその回数が1号機、2号機、3号機について書かれています。
で、1号機が2回、2号機が2回、3号機が9回
初回操作、それからその途中で再び閉まったとか、
機器の不調で再び弁が閉鎖したという状況があって、再開をした操作が書いてあります。
で、これについてご質問は、通報、公表の状況がどうであったか、
それから、これを決断した責任者は誰であったかというご質問です。

まず、決断の責任者ですが、プラントの状況を踏まえて、現地の所長が行ってます。
所長が最終判断者になってます。
それから、通報、公表については、1号、2号、3号、それぞれ初回の時に通報を実施し、
公表も行ってます。
この表では念の為にですね、実際ご存じの通りベントが上手くいったものもございまして、
なかなか開かなかったものもあります。
開いたか、そうでなかったか分からないものもあります。
それをベントの成否として、右側に書かせて頂いてます。
これがご質問に対する直接の回答でございます。

泉田知事:実はね、聞いてるのはそういう事じゃなくて、通報する責任者は誰ですかと。

姉川:通報の責任者は現地の所長でございます。

泉田知事:
で、それで誰にお伝えをして、実際、避難が終わったかどうかの確認っていうのは取ったんでしょうか。

姉川:はい、それはですね、あの、通常の手順はオフサイトセンターに連絡するんですが…

泉田知事:いやだから、事実関係で良いんです。オフサイトセンター機能してないんだから。

姉川:
はい、あの時はオフサイトセンターが機能しておりませんので、
各役場の避難に同行している当社の社員がおります。
その社員に対して、避難の状況がどうかという事を確認を取ってから、調査を致しました。

泉田知事:3月12日の10時過ぎには避難、終わったという確認が取れたんですか。

姉川:
3月12日10時には、避難の確認が取れましたが、
実際はご存じの通り、双葉病院にまだ避難が出来ていない方が居ましたので、
完全に、結果的には取れてはおりませんが、
その時には、連絡が入ってきた時には「避難が完了した」というふうな連絡を受けて
調査に出しております。

泉田知事:風向きっていうのは時間によって変わるのに、何故初回しか通報しないんですか。

姉川:
あっ、それはですね、ベントをこれやりますと、格納容器の圧を逃がす為にやってますんで、
特に再計算の作業をしておりません。
で、なんで再開したかというと、エアーの抜けでありますとか、
コンプレッサーの不調で再び閉まりましたから、それを開ける試みはしたという事で、
それは前回から一連の動作という事で、再びの通報はしておりません。

泉田知事:特に、東京都でペットボトルを配るほど、大量の放射性ヨウ素が飛んだでしょう

姉川:はい

泉田知事:で、成否不明ってどういう意味ですか

姉川:
あっ、それはですね、2番目の表をページを見て下さい。
これはですね、その時の東京で線量が上がった時なんですが、
1ページ目の最後の3月20日、3号機の11時過ぎ、これはベントを行う努力をしているんですが、
成否不明というのはですね、ここで圧が抜けておりません
それから周辺でモニタリングしてるんですが、モニタリングの線量は上がっておりません。
全く開かなかったとも言えないんですが、
あの、有意なベントが再開したという手応えは得られていません
したがって、我々はこれは3月20日のものが東京に回ったんではないと思っています。
えー、じゃあ、どこから来たのかというのになりますが、
我々は、それは2号機のものだと思っておりまして、
これもご存じの通り2号機はウェット・ウェルベントが出来なかった為に、
格納容器から直で蒸気流に乗って外に出ております。
約、1号3号に比べますと100倍以上ヨウ素が出ております
これは3月15日以降も、量こそ減りましたが、コンスタントに継続して出ていたと思われます。
それが、このーおーおー、あの、東京で上がった時には、ここにグラフにちょっと書かせて頂きましたが、
これ、ちょうどですね、福島のほうから気流が東京を通過中に降雨がありました。
その為その降雨によって、ヨウ素が落ちた
ちょうどその降雨の量と、線量が上がっている、これ上側の点々の図なんです。
バッテンの図なんですが、同期しておりますので、それも含めて我々は、
これは2号機から継続的に出ていたものが、
東京を通過中に降雨の為に落ちたものだというふうに解釈しております。

泉田知事:敷地境界で線量が上がったでしょう

姉川:えー、何日の事でしょうか。

泉田知事:20日、21日。

姉川:えー、20日、21日、えーっとですね、21日か、22日、ちょっと記憶が…

泉田知事:
つまり、ペットボトルを配る直前に、大量の放射性物質が飛散して、
我々新潟に居て、北からだんだん放射性物質が南下してるのは、
それぞれのポストの発表数値で認識してました

姉川:はい、で…

泉田知事:その時に警告しましたか世の中に

姉川:えっ、あのですね、20日には上がっていません。で、あの時の線量は私の記憶では、にじゅう…

泉田知事:ごめんなさい、じゃあ21でいいです、21で、はい。

姉川:はい。で…

泉田知事:上がった時に警告しましたか、世の中に。

姉川:えっとですね、それは申し訳ありませんが、私、今、記憶しておりませんので、確認させて下さい。

泉田知事:
してないはずなんですよ。
警告一切なしに直接ですね、水道施設からヨウ素が検出をされるっていう事なんです。
だから、一体情報伝達ってどういう責任者で、どういう過程でやったんですか

姉川:
あの、まっ、その点については、あの、全般としてですね、
当社の情報伝達が非常に稚拙だったという事は、肝に銘じて反省しておりますので、
あのー、その時の事について、あー、改めて弁解を申し上げるつもりはございません。

泉田知事:
という事は、ベントの設備で放射性物質を放出するものをね、
作ろうっていう時に、チェックして貰いますとか、メカニカルの話じゃないでしょう。

姉川:仰る通りです、機械が合わすだけではないです。

泉田知事:でしょう。事前了解を取って下さいね。

廣瀬:ですので、ですので、あのー…

泉田知事:話が噛み合わないんだったら、どうぞお引き取り下さい。

廣瀬:
あの、是非あのー、私ども、あのー、まっ、今日のご説明は、あのー、
一部不十分なところはありましたけれども、是非あのー、また、知事にですね、お時間頂いて、
何度でも参りますんで、是非あのー、ご説明をさせて頂く機会を、
また、当然、柏崎市や、刈羽村にも参るつもりでございますけども、
是非頂きたいなというふうに思ってます。…宜しくお願い致します。

泉田知事:
何度も申し上げますけど、
嘘を吐かない、約束を守る、これがスタートラインだと思いますよ。

廣瀬:
はい。ですので、是非あのー、今回の状況を鑑みてですね、えー、やり方を、おー、
ご相談させて頂きたいと思ってますんで…

泉田知事:ご相談出来る相手になって下さいね、まずね。

廣瀬:是非、あのー、宜しくお願い申し上げます。


以上です。
会話がカメラのシャッター音にかき消されるぐらい凄い報道陣の数。
面談では、報道されてるような激怒もないし、穏やかに会話してるけどな?

泉田知事は一貫して「再稼働の議論はしません」と発言してる。
これは、今回に限った発言ではなく、今まで記者会見等で質問されても
必ず、こう発言してる。
福島原発事故の検証・総括が先だと思っていますし、それが行われないうちは議論しません」
福島事故の検証をせずに基準を作れるわけがないのです」
だから、「再稼働の議論はしません」と、いつもブレてない。

泉田知事の発言どおり、安全とか危険とか以前に、
まずは、福島原発事故の事実が知りたい。
まだ事故が収束したわけでもないし、まだ続いてる汚染の状況、
SPEEDIの公表について、補償について、もうその他諸々色んな事が不透明なまま。

泉田知事の発言の一部だけ切り取って、報道され、賛否両論、批判もあるけど
泉田知事は、何もかもゴッチャにして発言してるわけではない。
原発の必要性について、事前了解について、再稼働について、
それぞれ切り分けて発言してる。

新潟県知事の原発安全審査への反発に甘利大臣「誤解している」
泉田知事と東電の面談後に、甘利大臣が原子力規制委員会について
再稼働の判断をするのではなく、安全であるか否かの判断をするところだ」と発言。
これは、誤解してるのは甘利大臣のほうでは?
規制委員会は、安全基準なんて言うてへんけどな?
事故は起こるていう前提で作ってる「規制基準」
これに関しても、泉田知事は7/11(木)の会見で
「何を懸念しているかを含めて甘利大臣にはご説明したいという事で申し入れをしました」と発言。

※参照
6/19(水)公表
新規制基準決定に係る知事コメント

7/2(火)公表
柏崎刈羽原子力発電所の審査申請についての知事コメント

7/4(木)公表
柏崎刈羽原子力発電所の安全性の確保についての申し入れ
知事が、東京電力株式会社廣瀬社長と面談します

7/11(木)泉田知事定例記者会見要旨
質疑項目 ・原発関連問題について



2013-07-06

2013.06.26(水) 大阪市会 民生保健委員会 北山 良三 議員の質疑


6/26(水) 大阪市会 民生保健委員会が行われ、多賀谷俊文議員山本修子議員に続き、
北山 良三 議員の質疑、瓦礫に関する部分のみ文字にしました。
(聞き間違い等ご指摘を!)
録画放映、北山議員の質疑は37:45~、瓦礫については41:30~

北山 良三 議員(共産党 西淀川区):
日本共産党の北山良三でございます。どうぞ宜しくお願い致します。
まず最初に、陳情第315号、大阪市福祉給付等適正化条例の制定に関する陳情書について
(略)

それでは、以後、市長お越し頂いての質疑をさせて頂きたいというように思います。
まず、岩手県における瓦礫、震災瓦礫のですね、広域処理に関して質疑をさせて頂きたいと思います。
それで、先ほども多賀谷委員のほうからも質疑がございました。
まず、直近として本市が受入をしております岩手県の宮古地区の震災瓦礫の可燃物、
平成25年度、2013年度、これ4月1日現在で、残存量が19,600t、こう発表されたという、
先ほどご答弁がございました。
それで、これは当然4月1日現在ですから、今年度の一年分を指しているというふうに思いますが、
そういう点では、先ほどの見解表明やご答弁の中にもございました。
既に本市では、今年度、つまり4月、5月、先ほどの数字で見ますとですね、
先ほどのご答弁ではですね、既に5月末までで2月以降の焼却、2月、3月、4月、5月で
8,700t処理をしたと、こういうご答弁であります。
その内、24年度、つまり2月、3月の処理分が5,500tと、こういう事ですので、
今年度に入っての4月、5月、既に本市が処理した処理量は3,200tと、こういう事になると思います。
したがいまして、本年度分として残存量は19,600tから、既に本市が処理した物が3,200tと、こうなり、
したがって、その分差し引きますと、5月末時点でいえば、残存量は少なくとも、
本市の分は実績ですから、4月、5月で3,200t、既に処分しておりますから、
残り16,400tと、こうなります。
更に、敢えていえば、6月、今日は26日でございます。
数字を上手く合わせるという意味もあるんですが、6月は24日間処理をしたとすると、
本市の場合、一日100tの処理量でございますので、24日分で2,400t、
6月に入ってからも処分したというように、仮に仮定致しますと、
先ほど言った5月末で16,400tとなっているところから、6月で24日分、2,400t引きますと、
残り14,000t、こういう数字になります。
そこで、確認しておきたいんですが、先ほどの見解表明や答弁にあった本年度の19,600tの内、
本市が6月現在までで処分した物を除けば、残存約14,000t以下というふうに、
私の計算ではなりますが、これ間違いないでしょうか。

環境局施設部長 蓑田哲生:
先ほどご答弁させて頂きました通り、4月、5月で3,200t焼いておりますので、
それを差し引きますと、宮古地区の残存量19,600から、その分が減っている
いう事になって参ります。
ただ、6月分の焼却量なんでございますが、先ほど答弁の中でもお答えさせて頂きましたが、
定期整備工事をやっておりまして、必ずしも、そのー、全停をしている部分もございますので、
6月分については、ちょっと集計をしてみないとですね、分からないというのが実情でございます。

北山議員:
6月分については、まだ分からないというので、じゃあ私の想定は、じゃあ横へ置きましょう。
私の想定は、24日分処理したから2,400t減るという事で、これはまぁじゃあ横へ置きましょう。
そうしますと、少なくとも5月末時点で、宮古分の処理残存量は16,400tと、
こういう数字で、あとの議論をしたいと思います、16,400t。
これ一つ、市長覚えといて下さい。
次に、お尋ね致しますが、本市が今年度、宮古地区の可燃物を受入る量として、
30,000tと、こういう事になっております。
これは、今年の3月議会で予算として提起され、これを議会が承認をした結果、
決定されたものだと思います。
つまり、今年の3月の末、3月の30日の本会議で確認、承認した時点では30,000tと、
本市が今年度処理をすると、こういう予算を決定したわけであります。
じゃ、この予算を決める時点で、つまり今から、まだ、つまり発表の時期はこれ、
6月の3日、19,600tという数字を発表されてるという事ですから、
それからすれば、僅か二カ月前ですよね、3月の末と言いますと。
僅か二カ月前の時点で、その残存量は、本市としては、
どれぐらいの量であるという前提の元で、この30,000tという予算を提起し、
これを確認していったのかと、いう事で、
30,000tの根拠となる残存量をどう認識しておられたのか、これお答え下さい。

蓑田:
まず、本市の計画量でございますけれども、全体で36,000tを上限という事で、
計画をさせて頂きました。
その計画の自体はですね、日量100tの処理で、全体として36,000t出来ると。
で、25年度のですね、処理量と致しましては、その内30,000tという事で、設定をさせて頂きました。
えー、環境省の発表でですね、25年の1月、及び5月の発表の時点で、
宮古地区の広域処理の必要量はですね、あの、えー、24年度、25年度も全体含めましてですけれども、
この時、約80,000tというふうになっておりまして、
今年度の処理の上限量30,000tと申し上げてます量の、はですね、
その必要量を、まぁ、下回っておったという状況でございました。
でぇ、そういう中でございますので、30,000tという事で予算を上げさして頂きました。
まぁ、あの、今回あの、6月3日の公表の時点でですね、岩手県で量を精査されまして、
25年度の、先ほどの広域必要量というのを発表されましたので、
えー、現在今年度の諸費用につきましては、大阪府、岩手県含めまして、
調整を行っておるところでございます。

北山議員:
いや、今のご答弁、長々とありましたが、つまり平成25年1月時点での環境省の発表の数値、
今、ご答弁では約80,000tという前提で、本市が30,000tという予算を設定したと
こういう事でお聞きして宜しいんですね。
まぁ、そうだったと思います。
そこで、環境省が発表してきました広域処理必要量、広域処理でやって欲しいという、
その必要量について、発表がされてると思います。
これ、平成24年度、平成24年、2012年の5月21日の発表、環境省の発表では、
宮古地区の広域処理必要量、宮古地区の広域処理必要量は、
本市が今年2月から受入ると言ってきた36,000tですね、本市の2月からでいえば。
36,000tよりも少ない、これ先ほど言った5月、昨年の5月21日の発表では15,200tと、
こういう発表になってます、環境省はね、昨年の5月では。
宮古で発生してる物で、広域処理を必要とする物が15,200tと発表してるんですね、環境省。
その後、今年の3月で予算を決めてるわけですけれども、
じゃあ、この15,200tという発表から、その後、宮古地区の広域処理必要量の発表の経過
環境省の発表の経過は、どうなってんのか、これ日付と数値についてお答え頂きたいと思います。

環境局施設部施設管理課長 松田 雅幸:
これまで環境省が公表を致しました岩手県における広域処理の必要量と、
その内、本市が受入対象としております宮古地区の必要量、申し上げます。
あの、今ご説明ございましたように、平成24年の5月21日の時点では、岩手県の合計で63,300t。
宮古地区につきましては、15,200tというふうな発表になってございます。
で、その次に平成24年8月の7日の時点では、岩手県合計で17万6,500t。
宮古地区が80,000tとなってございます。
平成25年1月25日の発表では、岩手県の合計が17万8,900t、宮古地区が80,500t
平成25年5月7日の発表では、岩手県の合計が17万2,900t、宮古地区が80,500t
平成25年5月31日の発表では、岩手県の合計が13万7,500t、宮古地区が45,800t
平成25年6月21日の発表では、岩手県の合計が13万7,500t、宮古地区が45,800t
というふうになってございます。

北山議員:
資料の配付をお願いしたいと思います。
市長、今ご答弁のあった数値、これを一覧表にしたものでございます。

で、先ほどのご答弁にありました本市が30,000tと予算を組んだ時点で、
何を根拠にしたかといえば、ちょうど3段目、25年1月25日、この数値で80,500t
こういう宮古地区としての、まぁ、広域処理必要量、可燃物について出たという事で、
30,000tと組んだという事であります。
ところが、その後、本年の5月7日でも変わってなかったんですが、
5月の31日に、これが45,800t、これ極端に減りました。
で、この数字は実は、単に処理必要量ではなしに、過去に実際に処理した実績、
この数値も含めた、これ数値なんです。
既に実績として処理をした物も、それプラス今後処理が必要とされてる物、
その合計の数字が、この数字であります。
それが、これ5月の7日と5月の31日といえば、24日しか差がありません、日にちの。
たった24日間で、80,500tが45,800t、極端にこれ減ってるわけですが、
これは何故減ってるという事なのでしょう、これお答え下さい。

蓑田:
まず、あの、平成24年のですね、7月の21日付で、
第一回目の岩手県の詳細計画が発表されておりまして、
これに合わせましてですね、環境省のほうからの発表としまして、
その宮古地区広域処理量の約80,000tという数字が、
ずっと続いていったというふうに認識しております。
で、今回、えー、岩手県のですね、その第二回の詳細の計画が6月に公表されまして、
その数字に合わ、それで、えー、あのー、下方修正といいますか、修正されておりますので、
それに合わせまして、えー、45,800tという数字に調整されたというふうになっておると。
いずれにしましても、まぁ、岩手県のその詳細調査も踏まえまして、
環境省が発表しておると、いうふうに思っております。

北山議員:
ていう事は、岩手県詳細の検査をせずに、環境省がこの80,500tというふうに言ってきたと、
いうように今のお話では聞こえます。まぁ、ええ加減な話だと思うんですね。
で、詳細検査をしたら45,800tだったと。
という事は、本市が30,000tと予算を組んだ根拠となる80,500tなんていうのは、
これ、岩手県からの実態を踏まえたものというよりも、
なんか意外な数字で、これ出されてるというふうに、まっ、これは思わざるを得ません。
ましてや、急に僅か二十日やそこらで、80,500tが45,800t
極端に減ってるっていう事自身がこれは異常であります。
これ一つ踏まえといて下さい。
次にですね、宮古地区の可燃物の処理、これ現在岩手県で、
宮古地区のものは4カ所で県内処理をしています。
で、この分も含めまして、広域処理は秋田、群馬、そして大阪市、こういうふうにやっておりまして、
これらで分担しております。
それで、今年度の残存量19,600tの処理、これ先ほどのご答弁では、現在調整中という事なんですが、
もっぺんお聞きしますが、それぞれどれぐらいの処理を行うかっていう分担
19,600tを県内の4カ所と、それから秋田、群馬、大阪市で、
どういう配分にするかっという数値は出てないんでしょうか。

蓑田:現在、環境省岩手県大阪府調整中というふうに聞いております。

北山議員:
じゃあ、分担の数値は出てないと仰る。
そこで、もういっぺん議論をしたいと思うんで、その前提を確認しておきたいと。
これは市長もかねがね、この広域処理にあたって、
岩手県の達増知事から処理してくれという要請があって、やってるんだという事で、
但し、その場合も何度も確認してきた原則がございます。
二つあります。
一つは、この瓦礫の処理は、平成25年度中、つまり2013年度中、来年の3月末までに、
全ての瓦礫の処理をしたい、これが目標なんだと、これを期限なんだと、
いう事で、だから、広域処理という形で、本市もこれに向かって協力しよう。これが一つの原則。

もう一つの原則は、地元、地元での、現地での処理、これを最大限やって
処理しきれない、この部分について広域処理でお願いするんだと、他府県でお願いするんだと、
こういう考え方、これが原則だという事で、この二点確認してきたと思うんです。
これは間違いないと思うんですね。これは間違いないですね。ねっ。

橋下:若干ちょっと違います。

北山議員:じゃっ、どう違うのか言って下さい。

橋下:
2番目のところなんですけどね、あの、現地でまずやって貰うって事は、その通りなんですが、
ただ、実務として、これやっていく時にですね、まっ25年度中に処理をする際にですね、
現地で全部、うー、出来るか出来ないかを確認してからですね、
それから広域処理をやるっていうわけにはいかないと思うんですね。
両方、まっ走らせながらですね、状況見ながら、現地で出来るという事になれば、
広域のほうは控えていきますけれども、
まず、うー、現地で、えー、やるだけの事を全部やってですね、
その状況がはっきりしてから、広域でやるという事になれば、これ期限達成する事出来ませんから、
やっぱり両方、ある程度走りながら、走らせながら、そしてその都度状況を見ながらですね、
あの、もうこれは現地でいけるなと思えば、広域を控えるとか、そういうような話になりますから、
あの、理論上は現地でやれるものは、あのー、まずやって貰うって事なんですが、
実務上、おー、時間的な問題としては、
両方平行して走らせ、走らさざるを得ない部分があると思っています。

北山議員:
分かりました。
まっ、今のお話でいえば、実務的な面があって、そうきれいにはいかんでしょうと、
したがってズレがあって、しかし、現地でやれるという見通しが立った時点では、
広域は控えると、これは今のご答弁の通りだという事ですね。
さっ、それをじゃあ確認した上で、資料の配付をお願いしたいと思います。
今、お配りしたのは、これ先ほどの答弁にもございました岩手県が発表致しました。
正式な表に出した発表は6月3日とお聞きしておりますが、
まぁ、5月中に纏められた平成25年度の第二次の廃棄物処理詳細計画、いう事での改訂版。
これの一部でございます。
で、その資料、ちょっと見て頂きながら議論をしたいというに思います。
まずですね、下にページ数が打ってるので、そのページ数でいきますと、
34ページのところに、それぞれ矢印が入ってるところを見て頂きたい。
この矢印の入っているところは、宮古地区の可燃物の処理をしている処理場となってます。
34ページのところでは一つ、1カ所、宮古清掃センターであります。
この宮古地区の平成25年度の計画量は、これ1,100t、1,100tとなってます。

で、次のページいって頂きますと、矢印がまた入ってございます。
雫石・滝沢環境組合清掃センター、これが25年度の計画処理量が900t、こうなってございます。
それから、その下、盛岡、これグリーンセンター、ちょっと見えにくい
グリーンセンター、これが900tですね。

そして一番下、これが仮設焼却炉です。これが4,000t、こうなってございます。
この4カ所を足しますと、合計で、平成25年度岩手県内で処理をする計画になってるのは6,900t

こうなっています。
ですから、先ほどのご答弁で19,600tに対して、どう分担してるのかと私お聞きした時に、
現在、調整中だと、まだ決まっておりませんと言うが、
現地で、岩手県で処理する量については、
19,600tの内、6,900tを処理するという計画が発表されてます。
つまり、残りの12,700tを広域で処理してくれっという事に、ここからいえば見れるわけですねぇ。
で、もっぺん表に戻って頂きますと、24年度の実績、実績、
で、これ、その左側に24年度の実績が出てきます。
もっぺん戻って頂きますと、宮古の清掃センターでは4,700tであります。
二枚目にいきますと、雫石で1,700t盛岡で2,600t、そして仮設で18,500tです。
合計致しますと24年の、24年度の実績は27,500t現地処理しております。
24年度で27,500t処理し、25年度計画6,900tとなって、
その差20,600tがございます。
で、資料のところにも書いてございますが、下にちょっと、これ書き込んだものになってますが、
24年度の実績27,500t、25年度の計画6,900t、
25年度の計画は、あまりにも低過ぎるんじゃないでしょうか
つまり、24年度の実績に対して、僅か25%4分の1程度にしています。
そうしますと、先ほどの市長が仰られた点も踏まえた原則、
現地でやれると見れば、これは広域を控える、この原則との関係で、
この25年度の現地の計画、これは、市長どうお考えになりますか。

橋下:
あのですから、そこをしっかりこれから調整していかなければいけないと思っています。
あの岩手県と、おー、それから環境省、おー、大阪府、うー、また大阪市、いー、
このようなあの、いわてけか、岩手県から出てる、まぁ計画も踏まえてですね、
今後の大阪市の処理のあり方については、しっかり調整をして、
えー、またその処理計画がしっかりと固まればですね、
議会の皆さんにも説明させて貰いたいと思っています。

北山:
まず、24年度の実績と25年度の計画に、余りにも乖離があるという事が一点ありましたが、
まぁ、次にですね、県内4カ所での、そもそもの24年度の計画、これ実は立ててたわけですね。
次の資料、ページ見て下さい。
これは実は、その一年前の詳細計画の改訂版であります。これ一年前
これにはですね、24年度と25年度の処理計画が出てるんです。
この矢印のところが宮古地区でございまして、ここからずーっと右へ棒線がいっています。
で、一番上のところが、これ雫石・滝沢環境清掃センター、受入量、二年分で13,000t
したがって右側に矢印して、これ一年分を書いてます。6,500tです。
その下、盛岡で年間7,000t宮古清掃センターで8,000t、そして仮設で29,150tです。

つまり、現地が立てた24年度に、24年度分と25年度分の計画として立てた処理量、
これは年間50,650tなんです。
ところが実際、先ほどの資料、元へ戻ってみますと、今言った4カ所の合計の実績
これは44,700tなんです。
内訳は、宮古は27,500t、そして山田町の分が17,200t
合計で、この4カ所、実績は44,700tなんです。

つまり、現地でもですね、現地が立てた計画で50,650tなのに、実績は44,700tと、
こういう事ですから、これ、計画に対する実績値は88.3%です。
それから、今見て頂いた資料のところに日量処理量が数値で出ています。
一番上っかわが、これ雫石で日量25t、以下20t、55t、95t
この4カ所を足しますと一日で195t処理が出来ます
これを300日で処理したとすれば、掛ける300日、
こうしますと、年間処理可能量58,500tなんです。
つまり、日量に対して300日、一年365日じゃなしに、二カ月は休ませる。
65日が休ませたとして、300日稼働させたとして58,500t。
これに対する実績値は76.4%なんです。
可能量の4分の3しか実績はない。
こういう実態について、この数値を実績で見た時に、市長はどうお考えになりますでしょうか。

橋下:
あのー、委員が言われた点は、あの、非常に重要なご指摘だと思うんですけどもね、
ただあのー、こちらで、あのー、この大阪市においてですね、
委員がその、色々数字をこう検証されて、えー、いや、このご意見は非常に、
あの貴重なご意見だと思うんですが、ただ、現地の事をちょっと、おー、
現地の状況、思い馳せて貰いたいんです。
これー、あのー、重さって言いますか、トンはですね、全部、あのー、その、
計測してるわけじゃないんですよねぇ。
大量の瓦礫でですね、そこに堆積土から何から、もう不燃物、うー、
可燃物が、もうわんさかある中で、まぁ、これは色んな計測方法もあるのかも分かりませんけども、
その中で、可燃物はどれぐらいだ、不燃系の廃棄物がどれぐらいだ、
堆積土はどれぐらいだ、そっ正確な数字は、やっぱこれ出ませんよ。
委員、あの、もっ、だって想像してみて下さい。
もう僕も現地へ行きましたけども、あーんな瓦礫の、あの状況の中でね、
重さどれぐらいだって言われてもですね、じゃっ、それを正確に、あの、重量計で計っていくんですか。
そっ出来ないですよ。
で、しかもそれも、おー、何から何までが、あーこうゴチャ混ぜになったような状況の中で、
しかもこれ、あのー、組成についてはですね、実はあのー、不燃系の廃棄物からですね、
えー、そこから可燃物っていうものが出てくる場合もあるんですって。
まっ、いろーんなその現地の、そういう状況の中で、まぁ、ある意味これは、
おおよその見立て、計画を立てる為の見立てというふうに見ないと、おー、
ほんとにきちっとした数字を出せっていう事になればですね、
全部峻別して、で、全部それを重量を計で計っていくっていう作業が必要で、
そーんな作業をやってる状況じゃないと思うんですね。
ですから、あの、大まかな数字として今、こういう数字が出てます。
で、ただ、委員のご指摘の通り、いー、処理能力が現地であるじゃないかという点、
この点は、あの、きちんと踏まえましてね、あの、これから、きちんと岩手県と環境省と
大阪府と協議をしてですね、現地でいける分は、しっかり現地でやって貰う。
えー、広域の出番がないんであれば、まぁ、ある意味それに超した事はないです。
ただやっぱり、25年度にですねぇ、この瓦礫の処理をしっかりやらないと次の、あのー、
復旧・復興に繋がらないという事があるので、これは協力したわけですから、
やっぱり色んな事情で、えー、これはあの、不燃物から可燃物が出てくる場合もありますし、
現地の処理状況も、これもう実務的にはもう僕らが分からない、色んな実務処理の点は、
これはやっぱり行政マンが、あー、色々そういうところを把握するところでありますから、
そういうところを踏まえて、えー、処理計画をきちっと立てます。
で、あのー、大阪市がやる必要なければ、もうそれで良いと思うんですね。
ただ、あー、一応30,000tという、その受入の、おー、容量はあるわけですから、
まっ、現地から、こうこうこういう事情で、なんとか、あー、助けて貰えないかと言われればですね、
その範囲でしっかり対応していく。
まっ、この数字で、あのー、委員が仰るように現地でいけるんじゃないかという指摘は、
非常に重要なご指摘ですけども、ただ、この数字はですね、そんな正確に、ぜーんぶ、
瓦礫を峻別して重量計で計る作業なんて事をやってるわけではないですから、
まぁ、あの、ある意味大まかな数字になる事もご理解頂きたいと思っています。

北山議員:
今、市長言われた点は、私も理解致します。
末尾の数字、ねっ、そういうものが正確にならないっていう事は、
これはそういう理屈、あると思います。
だけど、これは末尾の数字じゃないんですね。
もっと大きなデカイ数字でありましてね、その乖離というものが。
ですから、今市長が仰ったような事を末尾の問題ではなしに、
全体がそうだって言うんだったら、これは数字に表す意味がないんです。
市長、ねっ、それはね、そんな事で、正確でないという事が前提にしろと言うんであれば、
じゃあ数字に表す意味がない。

そこでね、最後、これもう一言だけでお答え頂きたい。
今も市長も、もっぺん検討さしてくれと、
必要なければ、これはもう止める事だってあるという事なんで、
既に本市が、この4月、5月、6月、まぁ6月はさっきのご答弁があったので、横へ置いたとしても、
既に、かなりの量を処理してきておるわけで、あとの残存量もはっきりしております。
現地が6,900tと言ってるのもはっきりしてます
そういう点から言えば、まず現地と、つまり岩手県と話をする場合に、
本市の受入を取り敢えず、今、週間単位で受入てるとお聞きしておりますので、
今週の分は、ともかくとして、来週の分一旦止める、ねっ、
止めたからといって、これ現地が直ぐに困るという状況にはならないでしょう。
何故なら、運搬料が掛かってるんです。相当の運搬料が掛かります。
全体の予算の内の半分以上が、これ運搬料ですから、全体で8億超える運搬料ですからね。
大阪へ持って来る、これ自体が凄い膨大な費用が掛かっておりまして、
そういう費用を無駄にするよりも、現地の復興支援に、その分は充てていくほうが
よっぽど現地は助かるわけですから、そういうお金が掛かってきてる問題もありますから、
まずは、一旦止めた上で、どう処理をするか、整理をするか、調整をするか
いう話し合いの上で、先ほど市長が仰った通り、原則に則って現地で処理が見通しが立つ、
今年度中に処理全部が終えるという目標で、目処が立てば広域で受入るのを止めると、
いう判断もありだという事なんでね。
それならば、今まず止めた上で話し合い、調整を行う、これやるべきじゃないかと。
この8億という、これ全体ですけどね、30,000tに対する8億という運搬予算との関係から見ればね、
これ多少の契約変更による色んな、まぁキャンセル料なんか、
違約金みたいなもんが出るかも分かりませんが、そのままいくよりは安くつくに決まってるんで、
そういう点では、一旦止めた上で現地と調整すべきだと思うんですが、市長どうでしょう。

橋下:
委員、あのやっぱりこれは行政の実務上ですね、その止めるっていうのは
そう簡単にはいかないんですね。
で、そのお金についてもですねぇ、これあの予算ということで、これ運搬費っていうものが、
じゃあ、あー、捻出出来たからといって
直ぐに違う復興の予算使えるわけでもありません
先ほども言いましたように、理屈としては委員の仰る通りなんですけども、
実務のところも理解して下さいと言ったのは、その点でありまして、
やっぱり両方走らせながらですね、考えていくと。
ですから、敢えてここで止めてですね、その岩手県の、おー、また宮古のですね、
えー、なんとか助けて、えー、欲しいという、その声に対してですね、
今ここで止めて検討する必要はないと思うんです。
だから、委員が仰るように、あの、しっかり、あのー、処理計画については検討します、
あの現地と環境省と大阪府と含めて、えー、実際、えー、現地で処理出来るのかどうかっていうのは、
確認はしますけども、その間ですね、これー、こちらで今受入て、こう処理をやってるわけですから、
それを止めるっていう必要は、だって安全性から何から全部これ確認出来てるわけですから、
今ここで止める必要ないと思うんですよ。
安全性に問題があれば、これはもう委員からも、ずうーっとこれまで指摘受けてたようにね、
あのー、焼却場のほうから、数値、何か異常な数値が出てるとか、
あー、何かの問題があるんであれば、それは止めますけれども、今そういう状況がない中でね、
処理は平行してやっていきましょうと、僕も冒頭に言いました。
やっ、これ実務的な処理なんですよ。だから実務ですよ。
だから、それは、あのー、広域も現地の処理も、とにかく進めながらですね、
それで、現地のその処理量もしっかり把握して、あたら、まぁ、新しいと言いますか、
あー、その処理計画についてしっかり検討すると、これがやっぱり実務だと思うんです。
まぁ、これ止めてもね、キャンセル料掛かるかも分からない、
全体として安くなるかも分からないって言いますけど、
やっぱりその作業も全部これ実務でやらなきゃいけないんですねぇ。
それを今ここでやるんではなくて、もう、おー、その処理計画のほうをね、
あの、まぁ見直しなのか、あー、検証なのか、そういうところにちょっと、おー、
組織の力を注入させて貰ってですね、今ここで止めるって必要ないと思いますよ。
だって問題ないんですもん
あの何か安全性について、何か問題があるわけではないわけですから、
だからこれはきちんと、安全性が確認された上で進めてるわけですからね、
あとは処理能力の問題だけですから、これはしっかりと、あのー、現地と環境省と大阪府で、
えー、検証してですね、えー、しっかり皆さんにまた議会のほうにも、おー、
ご呈示させて貰いたいと思っています。

北山議員:
市長の今のご答弁は、実態からかなりかけ離れたご答弁やと、私は思います。
もう時間来ましたので、最後の質問だけ、一点だけ。
バグフィルターについて、当局はバグフィルターについて、もう既に、
私は、それちょっと実は知りませんでしたが、既に焼却処理に入ってると、
順次焼却処理をしていってると、こういう事のようでありますが、
これは、いわゆるフッ素樹脂で出来たものであります。
これ、一般家庭から出れば、これは不燃物であります。
燃やしてはならない物として、一般家庭からのフッ素樹脂、
この素材で出来た物は、燃やしていないわけです。
ましてや、これバグフィルターは産業廃棄物であります。
市長も弁護士ですので、当然、この産業廃棄物についての処理、
こういうものは法律によって、かなり厳格に決められております。
そういう点では、これ産業廃棄物であるバグフィルターを焼却処理する、
これは法的根拠があると、いいですか、思いますかが一点。

そして、二つ目に、私はこれ併せて今回、特殊な需要で、しかも世界的にも未体験な形で、
焼却処理をやっている、いう事から見ても、これは将来、特に被曝の場合は低線量被曝
内部被曝小さな子供たちへの影響、一番懸念されるわけで、
これらが発現するのは、5年、10年、15年、20年という、かなり長期のスパンで、
そういう異常な状態が現れる可能性があると言われておりまして、
まぁ、未知な体験な部分ですから。
そういう点からもですね、これ産業廃棄物としての、法的根拠から見ても、
また、そういう特殊な事情から見ても、これは少なくとも30年程度は、きちっと保存をする。
そしてそのバグフィルターの内容物について、きちっと、多角的多方面から、
分析をする、そういう行為をきちっと行うべきだと思いますが、最後、市長、
いや、もうもう時間がないので、市長の、もういいです、市長のご答弁をお願いします。

橋下:
法的根拠はですね、産業廃棄物の処理、題して産業廃棄物法、えっ、
これ産業廃棄物法じゃなくて、何でしたっけ?

?:廃棄物処理法

橋下:
廃棄物処理法の第三章第一節、まぁ、第十一条なんですけども、
これも僕もちょっと、あのー、根拠教えて貰ったていうところもあるんですが、
十一条の二項で、市町村は産業廃棄ぶ、あの一般廃棄物と合わせて処理する事が出来る産業廃棄物、
うー、その他市しょうそん、市町村が処理する事が必要であると認める産業廃棄物の処理を
その事務として行う事が出来るという事で、これ市町村でも出来ます
あのー、きちんと処理が出来ます。
あの、まぁ原則、事業者はその産業廃棄物を自ら処理しなければならないというのが、
十一条の一項になっていますけども、二項において市町村が必要と認める時には、
市町村も、その事務が出来るとなってますので、法的には問題ありません。
あと、バグフィルター、まぁ、あの、委員は、んー、何か証拠で残しておけって話なんですかね。
ただ、それはきちっと数値をあの、計測してますのでね、あの、バグフィルター自身をあの、
残しておくっていう意味合いは、僕はないというふうに思っていまして、
それは、あの、しっかり数値、計測をしていますから、
のちに、いー、何かそういう事態が生じた時には、
その数値を持ってですね、しっかりと検証していけば良いという事で、
バグフィルター自身を残しておく必要はないと思っております。
それから、繰り返しになりますが、あー、処理をする法的根拠もきちんと、おー、
廃棄物処理法の十一条の二項で、根拠もあります。

北山議員:質疑を終わります。

委員長:(略)それでは、陳情書に対する各派の態度を順次ご表明願います。

維新:全て引き続きでお願いします。

公明党:はい、全件引き続き審査とさして頂きます。

自民党:
はい、陳情第317号、第327号、第340号、この3件を採択でお願い致します。
それ以外は、継続審査でお願い致します。

OSAKAみらい:はい、全て継続審査でお願い致します。

共産党:
陳情第317号、318号、321号、327号、及び340号、この5件については、可決すべきものとして賛成致します。
それから、陳情315号については不採択という事で、主旨に反対をし、不採択を主張致します。
その他の案件につきましては、全て継続審査としたいと思います。

無所属:はい、全て引き続き審査でお願いします。

委員長:
(略)これより採決に入ります。
只今、議題となっております陳情書18件の内、まず陳情第317号、327号、及び340号の3件を
一括して問題とし、起立により採決致します。
只今、問題と致しました陳情書3件については、
いずれも引き続き審査する事に賛成の方はご起立願います。
─多数であります。よって委員長発議の通り決しました。

次に、陳情第315号、318号、321号の3件を一括して問題とし、起立により採決致します。
只今、問題と致しました陳情書3件については、
いずれも引き続き審査する事に賛成の方はご起立願います。
─多数であります。よって委員長発議の通り決しました。

次に、残余の陳情書12件を一括して問題と致します。お諮り致します。
只今、問題と致しました陳情書12件については、
いずれも引き続き審査する事に、ご異議ありませんか。
─ご異議なしと認めます。よって委員長発議の通り決しました。



以上です。

北山議員の資料、最後のページについては、
6月のメンテの事もあったんか、触れてなかったけど、この計算が一番分かりやすいかも。

メンテがなければ、6/11(火)で終了してた事になるけど、
焼却してなかったのは、5/23(木)~6/16(日)の25日間やから、7/6(土)には終わる計算やな。
ところが、その7/6ぐらいに終わってるはずが、6/26(水)に15回目の瓦礫が岩手県を出港後、
16回目、17回目、18回目の瓦礫が既に岩手県で測定されてる。
多分、7月中には18回目分まで搬入する予定なんやろ。
これはもう県内処理せず、橋下の為にわざわざ保管してるとしか思えんな。

蓑田の答弁も、ほんまええかげん!
平成24年のですね、7月の21日付で、第一回目の岩手県の詳細計画が発表されて~」
って、結局、何の検証もしてなかった事がはっきりしたな。
これは、岩手県もええかげんで、
2012.9.7(金)のブログ、『岩手県の瓦礫処理能力と進捗状況について』で書いたように、
昨年、2012.7.12に改訂された岩手県災害廃棄物処理詳細計画は、
2012.3.31時点での数量を5月に(5月から作成し始めた)作成されたもので、
この時の数量を元に、処理済量を差し引いて残量として把握してるという実態やった。

けど、4/1(月)現在の残存量が19,800tて公表されたんやから、
さすがに、もう誤魔化しできひんやろ。
北山議員の資料を突き付けられて、「重要なご指摘、貴重なご意見」て言うてるくせに、
やっぱり橋下らしい詭弁で答弁w
正確な数字は出ません」やて。
北山議員のナイスツッコミ「末尾の数字じゃないんです」やよな。
それと、「不燃系の廃棄物から可燃物が出てくる」て、
どんだけ出てきてるねん!
ちゅうか、多賀谷議員の質疑で松田が
「実際には不燃物等の選別過程で生じます可燃物もあり、それらは地域内で処理する方向」て
答弁してるんやけどな。
つまり、可燃物が出てきたところで、大阪の受入量は増えへんちゅう事や。

調整中て、いつになったら結果が出るねん?
それまで止めても何の問題もないのに、
止めるっていうのは、そう簡単にはいかないんですね」て、簡単やろ!
宮古に置いてても邪魔にもならんし、
大阪も既に届いてる分は何の邪魔にもならんやろ。
止めるのがどんだけ難しいもんか説明せーや!

で、無駄な運搬料を指摘されたら
捻出出来たからといって直ぐに違う復興の予算に使えるわけでもありません」て、
直ぐに使えんかっても、使えるやろ。
ほんま、あーいえば上祐w

バグフィルターについても
だって問題ないんですもん」とか、「残しておくっていう意味合いは、僕はない」て、
残す事にも問題ないけどな?
残す意味合いは、橋下にはなくても市民にはあるんや!



※6.26(水)大阪市会 都市経済委員会 木下吉信議員「訪米中止に伴うキャンセル料について」は
瓦礫や原発等と関係ないので、こちらのブログに書いてます。

2013-07-03

2013.06.26(水) 大阪市会 民生保健委員会 山本 修子 議員の質疑


6/26(水) 大阪市会 民生保健委員会が行われ、瓦礫に関する部分のみ文字にしました。
(聞き間違い等ご指摘を!)
録画放映、山本 修子 議員の質疑は26:45~


山本 修子 議員(OSAKAみらい 東住吉区):
OSAKAみらいの山本修子でございます。
私のほうからも、この広域処理問題に係わって質問させて頂きますが、
だぶらない部分でという事で、バグフィルターに係わって若干お尋ねをしておきたいと思います。
陳情書を読ませて頂きましたところですね、
このバグフィルターがですね、工場のメンテナンス期間中に新しい物に交換したと
いうふうにも書かれております。
色々と健康被害等、市民の皆さん、本当に心配なさっておりますし、
今後20年、30年経ってから、健康被害が出て来るかもしれないという不安の中で、
やはり、それに係わって今処理をしている、そのさまざまな面で、きちっとまず行政として、
抑えておかなければならない事、或いは調べておかなければならない事を
やって欲しいというのが願意であろうというふうに思うんですけれども、
このバグフィルター、交換したとされている、その時期ですね、
いつ交換されたのかという事と、それから、その交換されたバグフィルターの処分は、
どのようにされているのかという事をお尋ね致します。

環境局施設部施設管理課長 松田 雅幸:
通常、バグフィルターは強度劣化などを考慮致しまして、計画的に取替を行っておりまして、
舞洲工場のバグフィルターにつきましても平成24年8月~10月の定期整備工事におきまして、
1炉分を取替を致しました。
また、平成25年4月~6月の定期整備工事におきまして、
残りの1炉分のバグフィルターを取替をしたところでございます。
尚、バグフィルターの処分につきましては、通常工場内で焼却処理をしております。

山本議員:
そのバグフィルター、取替られた分、全てもう焼却されたんですか、という事と、
まだならばですね、どういう場所に保管されて、どういうような状態に置かれているのかという事を
ちょっと教えて下さい。

松田:
現在のバグフィルターにつきましては、工場のほうで順次ですね、
整備工事の中で焼却を進めているというふうなところでございます。

山本議員:
整備工事の中で順次ですから、まだ残されている分も若干あると、こういう事なんですね。
その残されている部分のバグフィルターは、どれぐらいその放射性物質が付いているのか
どうかというような事は、これは調べられたんでしょうか。

松田:
バグフィルターにつきましては、先ほど申し上げましたように、
定期整備工事の中で取替を行っておるところでございます。
で、あのー、バグフィルターは、災害廃棄物の放射能濃度、これにつきましては、
定期的に測定を行っておるところで、不検出、または非常に低い値でございまして、
そのバグフィルターに表面に付着した微粒子の灰は、定期的に落としておりまして、
処理をしております。バグフィルターそのものに、
放射性セシウムの高濃度のものが蓄積をするという事はございません
ふるい落とされましたですね、微粒子の灰、即ちこれ飛灰と申し上げてございますけれども、
この灰につきましては、あの調査、測定を行ってございまして、
これは非常に、基準値を大幅に下回っておるという事で、
北港処分地において安全に埋立処分をしておるというふうな状況でございます。

山本議員:
今のお答えであるならばですね、そのバグフィルターは、その度にふるい落としているという事で、
吸着しているというはないという事でありますけれども、
一つの一定期間、この間、舞洲工場ではずっと、さまざまな焼却を、物質の焼却をしてきて、
バグフィルターには当然そういった物質のですね、さまざまな微粒子が付いているかもしれない。
かもしれない。で、加えて放射性物質が付いてるかもしれない。
というような、そういう状況の中でですね、やっぱり市民の皆さんは、そこのところを
きちっと調べたいというふうにも思ってらっしゃると思うんですけれどもね、
それを保管をしないで焼却をするという、その意味ですね、
そこのところをもう少し丁寧に教えて頂けませんか。

松田:
本市の焼却工場におきましては、ダイオキシン類や塩化水素ガス、窒素酸化物などの
公害防止対策の為、濾過式集塵設備や湿式ガス洗浄装置など、
高度な排ガス処理設備、及び排水処理設備を有しております。
まっ、そういったところで、適正に処理をする事が可能でございます。
したがいまして、バグフィルターにつきましても、適正処理の観点から、
まぁ、予てより自工場において、焼却処理をしておる、いうふうな状況でございます。
まっ、あの先ほども申し上げましたように、災害廃棄物の放射能濃度っていうのは、
まぁ非常に不検出、または低い値になってございまして、
バグフィルターの表面に吸着した微粒子の灰も定期的に落として処理をしているというとこで、
バグフィルターそのものに、放射性セシウムが高濃度に蓄積するという事はございません

山本:
繰り返しのご答弁です。まぁ、あの、言わんとされてる事は分かるんですけどね、
言いますのも、この間色々と議論をする中でですね、
いわばその工場内で、このバグフィルターをもう一度、その不要になった分ですね、焼くと、
そうすると、それがまた灰になって、それはそれで、きちっと処理をされるんだという事で、
そういう意味で、問題はないんだと、こういうふうなご説明であったと思うんですが、
やはり、その辺りをですね、もう少し市民の皆さんにも分かりやすく、
説明をして頂きたいなと思うんですね。
やはり、この放射性物質に係わる影響、人体への影響というのは、
まだまだ分からない事が沢山あるわけでして、それが後世になってから分かったと、
で、その時に処理をしていた、それぞれの部分、部分でですね、
一定、調べる事が可能だというような事にしておかないと、やはり後世に向けて、
私たちが今やってる事は、絶対正しいんだという事で言い切れない、言い切れない。
で、またそれをきちっと検証する事をしてこなかったという事が、
問われてしまうという事にもなりかねませんからね。
やはり市民の皆さん方の目も通しながら、その不安に対して誠心誠意応えて頂くと
いうような事をして頂かないと、やはり行政に対する不信というのが
なかなか払拭出来ないんではないかというようにも思います。
私自身もですね、今お聞きしたそのお話だけで、
でまた、そのホームページなんかに載っているデーターだけで、全てを信じるという事には、
なかなかなりきれない、いうのも事実でございますんでね、
是非その辺は宜しくお願いしたいと思います。

最後の質問ですが、バグフィルター取替時などですね、
その焼却作業に従事しておられる職員さんが居られますね。
その職員さんの労働安全衛生対策は、どのようになさっているのかお尋ね致します。

松田:
今回、受入対象としております廃棄物は、放射性セシウム濃度が不検出、または微量で、
安全性が確認されたものとなっております。
また、対象となる廃棄物は放射性物質汚染対象、特措法の対象ではなく、
廃棄物処理法の規制を遵守し、通常の維持、管理を行う事で安全に処理出来るものでございます。
したがいまして、広域処理の対象となる廃棄物を受入ても、これまでの通常の作業形態で
何ら問題はありませんが、今回のような被災地の廃棄物の受入は初めての事であり、
作業者等の労働安全衛生対策を徹底する観点から、
念の為、本市独自の東日本大震災により生じました災害廃棄物の広域処理に係わる
労働安全衛生指針を策定しております。
本指針におきましては、国のガイドラインや大阪府の指針等に基づきまして、
本市における処理施設の状況等を十分に勘案し、より厳格に放射能濃度等の測定箇所や
頻度等を設定した上で、作業環境管理を徹底する事としております。
このように安全性の確認につきましては、万全を期す事を徹底して追究し、
作業者、及び市民の方に対して不安の払拭に努めているところでございます。


以上です。

瓦礫を焼却しても99.9%バグフィルターで放射性物質が捕捉出来るて言うてたはずが、
その99.9%付着した灰を払い落として焼却か。
この灰て、どこで払い落としてるんやろ?
多くの陳情でバグフィルターで完全に捕捉出来ないて訴えても99.9%取れる!て言い、
バグフィルターを燃やすな!ボケ!て言うても
放射性セシウムが高濃度に蓄積するという事はございません」て言う。
測定してるから問題ないて言わんと、問題ないなら置いとけばええやん。
仮に将来なんかあった時に、保管してたバグフィルターを徹底的に検査して、
ほれ、何もないやろ?て言えるんやから、本来なら「安全」を証明出来るはずやのに、
それさえも焼くちゅう事は、ヤバイんやろ。
測定してるから問題ない、証拠となるものは何も残さん、
広~い空や海に拡散すれば、将来何があっても因果関係は証明されません!て事やな。
ほんまに安全で、濃度も問題ないんなら置いとけや!

「TAKE FIVE」がリアルに存在してたら、盗んで貰うんやけどな~
(分かる人にしか分からん願いかw)



2013-07-02

2013.06.26(水) 大阪市会 民生保健委員会 多賀谷 俊史 議員の質疑


6/26(水) 大阪市会 民生保健委員会が行われ、瓦礫に関する部分のみ文字にしました。
(聞き間違い等ご指摘を!)
録画放映は、山本環境局長が3:15~、多賀谷 俊史 議員の質疑が10:40~


委員長:
次に陳情書の審査に入ります。
陳情第311号、放射性廃棄物の受入を停止・拒否し、復興予算を東日本大震災被災者の集団移転費、
生活保護費への転換を願う陳情書ほか、17件を一括して議題と致します。
尚、陳情第337号につきましては、資料配付後427名の追加署名が提出され、
現在の署名数は資料に記載の通りとなっております。
理事者の見解を表明願います。

(※陳情第337号:震災がれきの受け入れを即時中止することを求める陳情書)

環境局長 山本 仁:
引き続きまして、環境局関連の陳情書に対する見解を申し上げます。
まず、東日本大震災により生じた廃棄物の広域処理に係る陳情書についてでございますが、
環境省が6月21日に発表しました災害廃棄物処理の進捗状況によりますと、
岩手、宮城、福島の被災3県の沿岸市町村で発生しました1,598万tという大量の廃棄物の内、
処理済となっておりますのは1,089万tで、全体の68%となっております。
今後の広域処理必要量は、岩手県で約30万t、宮城県で約32万tの合計約62万tとなっております。
広域処理の受入は、1都1府15県の79件において実施されており、現在約37万tが処理済となっております。
6月3日には、岩手県におきまして、第二次災害廃棄物処理詳細計画の公表がございました。
岩手県における災害廃棄物の種類別の推計量でございますが、
全体量の525万tは変わらないものの種類別には、廃棄物の量に増減がございました。
本市が受入対象としております可燃物につきましては、
木屑の経年劣化や分別の結果、前回の推計値の64.7万tから57.1万tと7.6万減少しております。
この内、既に33.1万tの処理が終了しており、残る24万tの処理が必要となっております。
本市が受入対象と致しております宮古地区可燃物の残量でございますが、
19,600tとなっております。
この事から、本市におきましては、今年度3万tを上限に受入予定と致しておりますが、
本市に対する依頼量は、減少するものと思われます
具体的な量につきましては、現在、国、大阪府、及び岩手県において、
県内処理量、及び広域処理量の調整を行っているところでございます。

現在、これまでの本市の受入状況についてでございますが、
平成24年度には約5,500tを処理し、
平成25年5月末において、計約8,700t処理したところでございます。
今回、受入対象としている廃棄物は、放射性セシウム濃度が不検出、または微量で
安全性が確認された物となっており、通常の維持、管理を行う事で安全に処理出来るものでございます。
尚、受入る廃棄物の測定結果は、不検出、または8Bq/kgとなっており、
大阪府指針による基準値100Bq/kgを大幅に下回っております。
2月1日以降の本格処理における放射性セシウム濃度の測定結果でございますが、
舞洲工場における排ガス中の放射性セシウム濃度は、1号炉、2号炉共不検出となっており、
また主灰、排水、排水汚泥共に不検出でした。
飛灰につきましては、不検出から26Bq/kgとなっており、基準値を大幅に下回ると共に、
いずれの測定結果においても、受入の前後で変化はなく、
安全に処理している事を確認致しております。
これらの測定結果は、速やかに本市ホームページにおいて公開しており、
市民の皆さま方の安全・安心の確保に努めております。

バグフィルターについてでございますが、災害廃棄物の放射能濃度は、不検出または低く、
また、バグフィルターは、表面に吸着した微粒子の灰を定期的に落として、
処理している為、バグフィルターそのものに放射性セシウムが高濃度に蓄積する事はありません。
払い落とされた微粒子の灰、即ち飛灰につきましては、先ほど申し上げました通り、
基準値を大幅に下回っており、北港処分地において、安全に埋立処分致しております。
尚、取替えたバグフィルターは焼却処分致しております

また、本市では放射線量の測定は、ヨウ化ナトリウムシンチレーション式サーベイメータを
使用しておりますが、放射線の管理を行う際に用いられている信頼性の高い測定器であるとされています。
一方、陳情書に記載のあるGM管式サーベイメータは、比較的安価であり、
その性能から簡易型と言われる物で、シグナルを電気的に増幅する為誤差が大きく、
測定値にばらつきがあるとされております。
正確な放射線量の測定をするという事には不向きで、場所による放射線量の違いなどを
大まかに把握するという目的で使用するものでございます。
これらの事から本市においては、
今後とも精度の高いヨウ化ナトリウムシンチレーション式サーベイメータで測定を行って参ります。
いずれに致しましても、市民の皆さま方の安全・安心の確保は最重要課題と考えておりますので、
今後とも、受入、焼却、埋立全ての過程において、大阪府、大阪市で確認をし、
安全性には万全を期すと共に、全ての情報は速やかに公開して参ります。

多賀谷 俊史 議員(自民党 住吉区):
自民党の多賀谷でございます。
私のほうからはですね、東日本大震災による廃棄物の広域処理についてお伺いしたいんですけれども、
実は、私ですね、民生保健委員会、初めてなんです、長い事議員やってるんですけども、
ですから初めての質問なので、委員の皆さん宜しくお願いします。
理事者の皆さんもですね、しっかりと答えて頂きたいというふうに思いますので、宜しくお願いします。
今回の件につきましてね、事前に色々、理事者の皆さんに色々お聞きしたんですけれどもね、
広域処理に係わって、この岩手県と大阪府と大阪市の関係とかですね、
どこが一体どういう役割をしているのかっていう事もちょっと不明確ですし、
その処理量に関してもですね、まぁ当然最初の時はですね、推定値であったろうし、
色々変わってきたという事も分かるんですけれども、
はっきりしないていう事も実感として感じております。
ちょっと説明不足な感じがするのでですね、基本的な事はまたお聞きしてですね、
また後ほど明確な答えを頂きたいというふうに思っております。
先ほど、局長が見解説明をされたのですけれども、
それとかなり今被ってるという事になるんですけれども、
数字の事ですので、しっかりと数字を捉えていきたいという意味からもですね、
もう一度ご説明を頂きたいというふうに思っております。
まず、6月3日にですね、岩手県の災害廃棄物処理説明計画が改訂されたという事ですけれども、
その内容について、もう一度ご説明をお願いしたいと思います。

環境局施設部施設管理課長 松田 雅幸:
6月3日に岩手県におきまして、第二次災害廃棄物処理詳細計画の公表がございました。
岩手県における災害廃棄物の推計量でございますが、
全体量の525万tは変わらないものの種類別には、廃棄物の量に増減がございました。
本市が受入対象としております可燃物につきましては、
木屑の経年劣化や分別の結果、土砂分が増加した事などから、
前回の推計値の64.7万tから57.1万tと7.6万t減少しております。
この内、既に33.1万tの処理が終了しておりまして、残る24万tの処理が必要となっております。
また、この残存量24万tの内、本市が受入対象としております宮古地区についてでございますが、
残存量は、19,600tとなっており、今後の処理につきましては
県内処理量、及び広域処理量について、調整中でございます。

多賀谷議員:
色々数字が大きい数字が出てるんですけど、
本市に係わる事というと、宮古地区のですね、4月1日現在の残存量は19,600tであるという事ですよね。
これが、大阪市が広域処理に携わってですね、基本になるていうんですか、
その19,600tを対象として、我々がどれだけを引受てやるかという事になると思うんですけれども、
相当その廃棄物の量が減ってきてるんですけれども、本市、大阪市に限ってなんですけど、
受入予定としている岩手県からの宮古地区のですね、
広域処理量、依頼量は幾らであったのかとかですね、
それから、広域処理における大阪府、大阪市の役割分担については、どのようになってるのか。
それから、大阪市でのですね、今まで、現在までの処理状況について、
併せてそれらをお伺いしたいと思います。

松田:
本市におきましては、昨年8月3日に岩手県知事、大阪府知事、及び大阪市長が
東日本大震災により発生致しました被災地の廃棄物の処理につきまして、
基本合意書を締結致しました。
基本合意書におきまして、岩手県の木屑等可燃物について、
平成26年3月31日まで、処理量の上限を36,000tとしております。
基本合意書に基づきまして、平成24年度につきましては約6,000t
平成25年度につきましては、上限30,000tを処理する計画としております。

大阪府、市の役割分担についてでございますが、
岩手県の木屑等可燃物を大阪府が岩手県宮古地区から大阪府域まで海上輸送し、
積替した上で、本市の舞洲工場まで運搬致します。
本市におきましては、舞洲工場における焼却処理
北港処分地における焼却灰の埋立処分を実施しております。

尚、これまでの本市の受入状況についてでございますが、
平成24年度につきまして、2月1日より本格処理を開始し、約5,500tを処理を致しました。
平成25年5月末におきまして、4月、及び5月に処理をした約3,200tと合わせまして、
合計約8,700tを処理したところでございます。

多賀谷議員:
お聞きのようにですね、岩手県のほうの宮古地区の可燃物の量はですね、
総量は大分減ってるわけですよね。
で、2月1日から大阪市が受けた5,500tと、2月、3月、この二カ月いっぱいで5,500tと、
で、5月末まで8,700tという事ですから、数字をお聞きしたらですね、
4月には2,153tと、5月には1,027tをそれぞれ大阪市が焼却してですね、合計8,700t、
現在は、8,700tいう事ですよね。
で、陳情書にあるようにですね、計画処理量が30,000t、5,500、
36,000t大阪市が計画するという事で、5,500t焼いてますから、30,500tなんです。
それと、今現在5月末までに3,000tほど焼いてますんで、
実際27,000tぐらいと思うんですけれども、
いずれにしましても、大阪市の予定量を大幅に減ってるという事になるので、
明らかに30,000tいう事にはならないというのは、
もう自明の理なんですけれども、
その中で、もう一つですね、ちょっと気になるのが、
宮古地区の可燃物の廃棄物処分についてはですね、9月で終了予定としていると、
岩手県のほうがですね、宮古地区で、もう9月で可燃物は終わりますよというような事言ってるんですよね。
その事についても、ちょっとお聞きせないかんと思います。
そして、大阪市についてのですね、焼却量はですね、
かなり減るんだというふうに明らかに思うんですけれども、
大阪市もですね、焼却処理とか埋立といった事で、非常に重要な役割を担ってるんですから
その色々聞いてもですね、そのはっきりしない事が多いと。
で、大阪府に聞いてるんですとかですね、
大阪府と、その岩手県が話してる内容もですね、よく分からない
で、いや、聞いてるんだけど、答えて貰えないというような事をよく、こう聞くんです。
それがですね、やはり不信感とかですね、市民の不信感とか、
不安感に繋がるという事になると思うんでですね、もっと積極的にですね、
当然そのスケジュールについて、国や岩手県、そして大阪府にもですね、しっかりとですね、
交渉して示して貰うように、調整すべきだというふうに思うんですけれども、
その点はいかがでしょうか。

松田:
6月3日に公表されました岩手県の災害廃棄物処理詳細計画において、
初めて宮古地区における可燃物の残存量が19,600tである事が明らかになりました。
岩手県においては、現在県内に残っている約24万tの廃棄物につきまして、
県内処理、及び広域処理について、どのように割り当てるのかを
慎重に検討しているところであると聞いております。
現地の焼却炉についてでございますが、岩手県の災害廃棄物処理詳細計画では、
宮古地区の可燃物について、宮古清掃センターが9月末
宮古市内の仮設焼却炉が、平成26年2月末で処理を終了する見込みとなっております。
しかしながら、実際には不燃物等の選別過程で生じます可燃物もあり
それらは地域内で処理する方向であり、結果的に全ての災害廃棄物の選別が終了するまでは、
可燃物処理は続くと聞いております。
今回の広域処理につきましては、環境省は元より大阪府とも搬入計画や放射能濃度測定などの
安全確認について、緊密に連携を取りながら進めて参りました。
現地での災害廃棄物処理の進捗状況につきましても、
常に大阪府を通じて確認を行っているところでございます。
今後につきましても、引き続き国、大阪府、及び岩手県における調整を鋭意進めると共に、
具体的な事が決まりしだい速やかに公表をさせて頂きます。

多賀谷議員:
9月で一部のですね、岩手県のほうの宮古地区の宮古清掃センターが9月末で、
終了するというふうに、まぁ2月末もあるんでしょうけれども、
ちょっとそこら辺もちょっとはっきりしないですけども、
今、数字でですね、要は先ほどちょっと数字言いましたけど、19,600tが4月1日だとしますとねぇ、
4月で2,153t、大阪市ですよ。で、5月に1,000tほど焼いてるんですから、
まぁ後、19,600t、4月1日で残ってるて言うんですけど、
大阪市だけが既に焼いた物を引いてもですね、16,420tなんですよね、残ってるのが5月末で
当然、その広域処理をされてる秋田、群馬も当然処理をされてるでしょうし、
県内処理もやられてるわけですから、かなりもう減ってますよねぇ。
ですから、その事を9月末で止めるという事にもなればですね、
やはり、それ以上そのやはり9月以降も焼くっていう必要があるのかどうかっていうのは、
非常に疑念に思う、疑問に思うとこなんですよね。
で、やるべき事は、大阪市が決めて、やるべき事はやらなければならないし、
そして、復興が進んでいるという事であればですね、非常に喜ばしい事なんだと思うんですけれども、
今言いましたように、数字もですね、かなり減ってるんですよね。
その具体的な数量や、いつまでその広域処理を行う必要があるのかといった事についてですね、
非常に重要な大阪市は、立場にあってるんですけども、
そして先ほども言いましたけども、市民の皆さんも大変心配してるわけです。
で、県内での処理が終わるんであれば、当然それに合わして広域処理も終わるべきだと
いう事になると思います。
で、早急にですね、このままでですね、いつまでも分からないとかですね、
どれぐらい残ってるか分からないとか、そういう対応ではなくってですね、
早急にですよ、大阪市としてですね、大阪市民の代表として、
環境局長が先頭切ってですね、やはり国と岩手県、大阪府とはっきりと調整してですね、
終了宣言というかですね、いつ、どのような状態で、あとどれぐらいをやって、
いつ頃には、もう終わりますという事をですね、
早急に言って頂けねばならないというふうに思っております。
全てが大阪府を通じてとかですね、分かり難い事がなくってですね、
そこのとこは、しっかりと責任を持って局長がやるべきだというふうに思っておりますけれども、
環境局長、いかがでしょうか。

山本:
委員がご指摘の通りですね、あのー、大阪市が処理すべき量というのは、
確かに減ってきておりますので、あのー、本市と致しましては、
認識と致しまして、岩手県内で処理しきれない廃棄物について、
広域処理依頼してると認識しておりますので、
県内の処理が終了する時にはですね、
当然、広域処理も終了しているという状態であるというように認識致しております。
今後、ご指摘の積極的に、国でありますとか、大阪府でありますとか、岩手県でありますとか、
率先してやれという事です。私自身もですね、早くあの、処理が済む、済んでですね、
やるというのは一番ベストだと思っておりますので、
今後ともですね、積極的に働きかけて参りたいと思っております。
あのー、また広域処理の処理量やスケジュールなどにつきましては、
まぁ具体的な内容が明らかになりしだい、速やかに公表させて頂きますし、
広域処理における安全性の確保につきましては、これまでも万全を期しておりますが、
引き続き安全確保に努めて、あらゆるデーターは速やかに公表して参ります。
えー、あのー、一刻も早い処理が進むように、えー、努めて参りたいと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

多賀谷議員:
はい、是非ですね、やるべき事はやらねばならないというふうには思っておりますけれども、
今言いましたように、かなり進んでますし、そして当然、震災直後でもないですから、
向こうも落ち着いてるでしょうし、その数字の事も含めてですね、
出せる立場にあるというふうに思っておりますし、
当然、大阪市としては、大阪市民の健康その他、色んな事を責任を持ってる局長がですね、
早急にですね、今お話し頂いたように、先頭に立っていって早く、その目処というんですかね、
それをしっかり出して頂きたいという事を要望して、終わらせて頂きます。


以上です。

昨年、大阪市に問い合わせた時に、大阪府と大阪市が委託契約を結んでいて、
大阪府が一括して窓口になってるて言うてた。
そのほうがスムーズに事が運ぶからやと。
その割りには、多賀谷議員も指摘してたように役割分担が曖昧で、
スムーズどころか、誰が責任持って把握してるんか、さっぱり分からんし、
広域処理分搬入・焼却実績について」にも書いたけど、舞洲工場の職員でさえ
問い合わせた人、それを受けた人によって回答が違う。
これは大阪だけでなく、岩手県も同じで、何度か問い合わせた事あるけど、
宮古地区(宮古市、岩泉町、田野畑村)が把握してる事と岩手県が把握してる事が超曖昧やった。
要するに、みんな無責任て事や。
この人らの日報て、どうなってるんか見てみたいもんや。

で、「今後の処理につきましては県内処理量、及び広域処理量について、調整中
て言うてるけど、宮古地区の可燃物の残存量が19,600tて公表されたんやから、
もう県内処理でええやろ。何を調整すんねん!
9月に終了見込みが出てるんやから、把握出来てるんやろ。
15回目の瓦礫が6/26(水)に岩手を出港して、16回目の瓦礫の出港日は未定やけど、
既に測定済やから、遅くても来週ぐらいには出港しそうやな。

4/1(月)の時点で宮古地区の残存量が19,600t、
大阪市が処理した瓦礫は、4月に2,153t、5月に1,027tで、合計5月末で約3,180t
19,600t-3,180t=16,420t
これが多賀谷議員の質疑で明確になった数字。

で、6月は、6/6(木)、6/17(月)、6/26(水)に岩手を出港してて、それぞれ84コンテナ搬入済。
16回目の瓦礫はまだ未定やから、とりあえず搬入済の3回分が
仮に2,500tぐらいとして、残り約14,000tで、大阪だけの計算でこれやから、
もう橋下の瓦礫はありまへん!