9/5(木)は泉田知事の定例記者会見のあと、記者クラブ加盟者以外の懇談会が行われた。
どちらの質疑もいつものように理路整然と話されてたけど、
懇談会のほうは、ちょっと優しい話し方ちゅうか、丁寧な発言やったように思た。
記者の質?に合わせてたかなw
それにしても、お疲れやったやろな~と思う。
とりあえず、定例会見を文字にしとく。(聞き間違い等ご指摘を!)
動画は、原発関連の質疑のみはYouTubeへ
全容は新潟県の動画へ(原発関連は13:00~)と要旨
IWJさんの動画も全容で定例記者会見も見れます。
記者:
東京電力の福島第一の汚染水の対策についての知事の受け止めといいますか、
海にある凍土遮蔽壁とか、その辺の対策なんですが、
どのようにご覧になっているか評価を聞かせて頂ければ。
泉田知事:
んー、だから遅いんですよね。
それから、やっぱり場当たりになってる印象は強いですよね。
更にいうと汚染水の問題は、もう事故直後から言われてたわけです。
それが結局うやむやにされてきたと。
更にその原因がですね、1,000億円っていう数字に、現場が作った案が
途中でひっくり返ったっていう事でしょう。
経営陣の問題が極めて大きいっていう事ですよね。
何故そこに、当事の政府は唯々諾々と従ったのかというところ、
これむしろ報道機関が、調査報道すべきじゃないんですかね。
何故、あの安全よりも東電の経営が優先されたのかという問題意識と、
過去の意思決定、それがどうだったのかっていう事がないと、
私も前から言ってるように、経営を理由にした安全対策のですね、
省略という事がまた起き得るっていう事だと思ってます。
現に県からの安全対策、相変わらずやってくれませんしね。
極めて問題じゃないでしょうか。
記者:
関連して、以前から汚染水対策は東電だけでは難しいのではないのかという事で、
政府が全面的に乗り出しましたけれども、その姿勢についてはどう。
泉田知事:
とりあえず汚染水をですね、止めるという事は世界に対する、
また人類に対する責任だと思うんですよ。
オールジャパンで取組むという事はOKだと思ってます。
ただ、その際にですね、順番が良いのかっていう議論についてはあるわけですから、
この体制で進めながらですね、本来どうあるべきなのかと。
東京電力は、福島のですね、廃炉汚染水対策だけやってるわけではなくて
電力の安定供給もやってるわけですから、こういったところをですね、
誰がどういう形で負担をして、再生させていくのか。
それから、前回のですね、国会でですね、参議院の問責決議で空振りになってますけども、
発送電分離の法案が今、店晒しになってます。
そもそも、電力、東電をですね、どういう形で再生させるかっていう時に、
発送電分離、それから役員が今の体制で良いのかと。
今ほどの質問にありましたけども、頭の中がですね、賠償問題と汚染水と廃炉でいっぱいと、
安全対策に頭が回らないような社長がですね、経営してる形態で、
本当に原子力発電所を安全に運転する資格があるのかというところにもですね、
当然影響するわけですので、今後のあり方については、議論した上でですね、
何らかの結論を出してく必要があるんじゃないかと思ってます。
破綻処理というのも選択肢の一つではないかと思います。
記者:
経営陣が今の現状で、経営に頭がいっぱいで、安全対策、
こういう会社で運転して良いのかという話がありましたが、廣瀬社長との会談について、
汚染水処理についても、今議論になっているのか、会う段階の。
泉田知事:いや、もっとそれ以前の段階ですね。
記者:汚染水対策の処理についても、対応についても会うか会わないか、期間も含めて。
泉田知事:
いや、それは条件はないですって、だから。
議案調整出来なきゃ、技術論をやってもしょうがないでしょう。
汚染水対策でどうするかっていうのをね、私と廣瀬社長が議論してもしょうがないですよね。
凍土遮蔽壁が良いのか、壁が良いのかなんていうの、社長と知事がやる話じゃないでしょう。
記者:
避難計画の問題についてお聞きしたいんですが、
全国でも今、避難計画を各自治体が作っていて、それがなかなか進まないという状況が
あると思いますけれども、知事も例えばベントの機能と避難計画をセットで、
論じられるべきで、そこが固まらないと議論にならないっていう話をされてたかと思いますが、
今、新潟県の避難計画を巡って、なかなか進まないとしたら、
そこで抱えてる問題点は、どのようなものがあるのか改めて教えて頂けますか。
泉田知事:
場所を決めるだけっていう事であれば、パターン幾つか作って示すだけと、
つまり風向きによって、どうするんですかっていうところがですね、
整理出来れば、出るっていう事なんでしょうけど、
問題はですね、事故のスピードが速いと避難してる途中に被曝しちゃうわけですよね。
数が多いと、やっぱり被曝しちゃうわけでしょ。
1,000分の1にするっていっても、この世界、直ぐ1,000倍の放射能、出ちゃうじゃないですか。
1,000倍の放射能、これ何に対して1,000分の1なのかっていうところもね、
よく分かんないんですけど、1,000倍の放射能出たら、普通に被曝するっていう事になりますよね。
で、現実、福島の事故ではですね、わざわざ放射能の濃い方向に車が列になって、
被曝、被曝しちゃうって、放射性プルームが通り過ぎて、結局被曝しちゃってるという、
現実があるわけですし、これは前から言ってる通り、今、言われている、
公開に言われている数字に比べて、えらい高い甲状腺癌が確認されてるという事になると、
やはりですね、避難どうするかっていうのと、ベント施設の性能をどうするか、
こういった事をリンケージしないで、避難計画作っても、
絵に描いた餅になるんではないかという懸念っていうのは、消えないという事であります。
だから、東電は設備設計する前に自治体と協議すべきなんですよ。
道が一本しかないところ、風向きがどうなのかと。
そうでないと性能が決まらないわけで、先に1,000分の1ありきっていうのおかしいでしょう。
重要な事はですね、被曝を避けられるかどうか。
住民がですね、安全に避難出来るかどうかっていう事です。
車で逃げる前提じゃなくって、ひょっとすると一時退避場が必要なのかもしんないんですよ。
それは何故かっていうと、400人が参加したですね、避難訓練で渋滞して、
インターに辿り着くのが大変っていう現実があるわけでね、
そこで逃げる先だけ決めてどういう意味があるんですかね。
いう事になるわけですから、課題山積という事だと私は思います。
記者:
そうすると一応確認なんですけど、避難計画が出来ない段階での再稼働の議論ていうのは
あり得ないってお考えですか。
泉田知事:
うん、だから、まずね、協議が必要でしょと。
一方的に申請するっていう状況、どうして協議しようっていう気にならないんですかねぇ。
そこからだと思いますよ。
で、もう一つ、東京電力は嘘を吐くわけです。
これも、もう何回も聞くんであれば、是非取材、行って欲しいんですが、
3月11日の時点で、東電の中でね、既に進展予測をしてるわけです。
メルトダウン、一時間後っていう。
発表したの、5月中頃でしょう。
誰が嘘を吐けって指示したんですかと。
どういう理由で嘘を吐く事にしたんですか。
これ、明らかにしないとまた同じ事するんじゃないですかねぇ。
そこ聞いて来て下さい、是非。
嘘を吐かない、約束を守る、社会的責任を果たす。
こういう事がないと信頼感は生まれないと思いますよ。
記者:
ベントと離れますけど、今の柏崎刈羽原発、動いてないですけど、
それでも、放射性物質はプールに入って保管されているわけで、リスクはありますよね。
そうすると、避難の計画の整備は、やっぱり急いでいかなきゃいけないっていうお考えは。
泉田知事:
避難計画はね。ただ、ベントは圧力が上がった時に下げるもんですから、
プールにある熱は圧力上がりません。
記者:ベントとはやっぱり別。
泉田知事:別ですね。
記者:
今の避難計画の話に絡むんですけども、
先日、東電の廣瀬社長がインタビュー取材に応じまして、その中でですね、
地元自治体と協力して防災対策に取組む体制作りを進めたいと
いうような趣旨のご発言をされたんですけども、具体的には自治体と協議して、
避難計画づくりに協力するといった事やですね、
あと、地元自治体の住民や首長とですね、意見を交わす新潟地域会議というようなものをですね、
設けたいというようなお考えを示されたんですけれども、
今まで東電が事前に協議する必要はないっていうふうに仰ってたんですけれども、
こういった姿勢を社長は発言されたんですけれども、
それについてどういうふうにお考えになりますか。
泉田知事:
ふぅ~ん、そうですか、っていう感想しかなくて、
だって、ほんなもん新潟日報の取材に答えて言う話ですか。
自治体とまず相談するんでしょう。
相談ないですよ、まだ。
だから、へぇー、そうですか、っていう事しか言えないって事です。
記者:県のほうとは、そういったやりとりは。
泉田知事:
聞いてません。うちだけなんですかね。
福島の賠償もそうでしょう。
幹部が出て来て、被災された方々に誠心誠意やりますと言いながら、実態はどうですか。
公共補償すらしないわけです。
だから、新潟に避難している方も生活再建出来ないんですよ。
報道機関の前に行って、一生懸命やりますと言っても現実やってないわけでしょう。
今聞かれても、だってそもそも接触ないですから。
へぇ~っていう感想しかないですよね。良いでしょうか。
記者:
今、日報さんの前で書いた、話だけですよねっていう発言されましたね。
その前の段階で、知事は、何かあったら直ぐに東電にちょっと聞いて来て下さいよと
発言されましたよね。
そうすると、メディアが報道しているものに対して、
「ふぅ~、へぇ~」って言うだけで、
それなら、逆質問として、自分はあの時には東電に聞いて下さい、
そういう言い方、それ聞いて、
僕が報道したらそれに対して「ふぅ~ん、私の前で言いませんでした」
って事になっちゃうわけですよね、もう。
泉田知事:ん、いや、だから質問になってないんです。何を聞きたいんですか。
記者:じゃあ、もう一回いき(聞き?)ますか。
泉田知事:ええ。
記者:さっきの知事の発言の中で「東電に聞いて来て下さいよ」と仰いましたよね。
泉田知事:さっきって、どの発言。
記者:3月11日のメルトダウンがあった…
泉田知事:嘘を吐いたところですね。そうです。
記者:それで発表したのが5月12日でした。約半ばでしたが、この時質問を、あーあー…
泉田知事:
えっ、記者会見で初めてメルトダウンを認めたっていう事です。
つまり誰が嘘を吐いたのか、ちゃんと調査報道したらどうでしょうかという事を言ってます。
記者:さっき、アンタ、あの、知事は聞いて来て下さいよって仰ったと思うんですね。
泉田知事:あぁ、聞いて来て下さい、調査報道だから。はい。
記者:
いや、で、仮に聞いて来て、どこかがそれを載せようとした時に、
今の論旨でいうと、
それは何とかさんの、新聞社なりテレビ局の前で言っただけですよね
って事で、ふぅ~んって発言になっちゃいますよ。
泉田知事:
だって、それは自治体との関係じゃないですから。
今の話は、新潟懇談会作るって話でしょう。
だったら、先に自治体と協議をするのが先じゃないでしょうかと、
口だけで言うんじゃなくてっていう事です。
今の話は、事実関係だから、全然フェイズが違うと思いますよ。
記者:
いや、でも、実際、事実関係かどうか知りま、分かりませんが、
やっぱ、日報さんがそういうふうに報道されてるわけですから、ねっ、
という事は、それなりに知事としては、あのー、メディアに対して何らかの、
そのー、コミットメントがあっても良いと思うんですよね。
泉田知事:
だから、自治体と協議をしたいって事でしょう。
接触がないって事です。
だから、本当に協議するんだったら、メディアの前で言うと、いう事だけじゃなくって、
自治体と話し合いをしないと駄目でしょう。
だって、当事者だから、今の話は。
だから、そこで接触がないから、なるほどっていう感想しか持てませんて事です。
良いですか。
記者:
柏崎刈羽原発の地元の経済に与える影響について、調査となってたんですが、
今はどういう状況になっているのか、調査をしているのか、
また、いつ終わるのかなどの現状について。
泉田知事:
これですね、議会答弁している通りなんですが、税務データ使ってます。
税務データを使った上で、実態のほうの数字を今把握をしてると。
これは、決算時期がずれてる企業あるんで、
とりあえず早い決算時期の企業を今集計作業をしているところで、
この決算時期で一年間同士で比べられるようなものをもう少しで、
集計出来るんじゃないかという段階に来てるというのが今の現状です。
記者:今の状況で見ていて、知事としてどうお考えですか。
泉田知事:
今の段階ですと、解析の途中ですので、途中の段階の発言は差し控えさせて頂きたいと思います。
記者:(動画29:10~)
避難計画の関係で、要援護者の避難の経路だったり、それから把握だったり、
あとはヨウ素剤の配布だったりとか、色々こういう問題があるっていうのが、
今、全国的に問題になってますけれども、避難訓練、もう実際にやられたっていう経験も踏まえて、
新潟県が抱える問題っていうのはどの辺に。
泉田知事:
新潟県独特の問題ではなくて、やはり全国的なものと同じ問題っていうのは、
当然あるという事だと思います。
先日も原子力じゃないですけど、9月1日防災訓練を致しました。
当然、要援護者への対応っていうのは重要な課題ですし、
加えて、福祉避難所どうするのかというような事も出てくるわけです。
で、更にいうとですね、これ福島の事故の時そうだったんですが、
透析患者、こういった方々に対するケアっていうのは、広域で必要だと思っています。
新潟県は、バス10台受入れてですね、県庁からそれぞれ医療機関に行って頂いたと、
いう事もありました。
それは挙げればきりがないんで、知事一人でコメントするっていうより、
まさに防災計画の中で、連携決めていくという事だと思います。
これは新三県知事会、群馬、埼玉、新潟でやってる知事会でもですね、
首都直下型地震があった時どうするんだという事で、もうこれ議題にして検討してますので、
無論、さまざまな課題があるっていう事だと思ってます。
記者:
先月、原子力防災会議において、避難計画の策定にあたってですね、
国の関係省庁がですね、地域との調整に乗り出すというような事が決まりましたけれども、
今までは、自治体に任せてきたというところがあると思いますが、
今回、国がそういった姿勢を出して、県も早めに動き出したいというような、
まぁ姿勢としてあるようなんですけども、国が乗り出す事については、
どういうふうにお考えでしょうか。
泉田知事:
国が乗り出す際に、地域固有の問題なのか、それとも前から指摘をしてるようなですね、
複合災害の場合に、指揮系統が二重化するっていうところまで取組むのか、
例えばヨウ素剤一つ取ってもですね、これ自治体が配布しようとしたところ、
国が止めたっていう経緯ありますよね。
で、止めた経緯っていうのが、どうやら副反応についての責任主体が決まっていないと、
法整備が為されていないと、いう事からですね、止めた可能性もこれあってですね、
単なるそれぞれの地域の問題という事ではなくて、
制度面の改善に繋がるかどうかっていうところが、これ重要なんじゃないでしょうか。
記者:
県のほうでも今、まだ正式な成果物っていうものが出ているような状況じゃないですけれども、
これが先に進んだり、或いは逆に入ってく事で、自治体で話し合っている時に比べて、
遅れてしまうとか、そういった懸念というのは。
泉田知事:
中身がですね、まだ手元にないですし、検討出来ていませんので、
それがプラスなのかマイナスなのかっていう議論は、あれに似てますよね、
復興庁が要るか要らないか。
これも相当議論あったんですよ。
復興庁あったら、屋上屋になるんじゃないのと。
でも、一括して取り纏めた関東大震災のところは、上手くいったよね、
っていう話と似ていてですね、こういう仕組があるから直ぐOKっていう事にはならなくて、
中身がどっちの方向、向かうかによって、足枷になるのか、
それとも、これはちゃんとした計画策定するほうの力になるのかっていうのは、
変わってくるという事ですから、今の段階でコメントするのは難しいという事だと思います。
記者:
原子力規制委員会についてお聞きします。
昨日付けで、知事のほうから規制委員会の田中規制委員長宛に、
原発の安全対策や住民の防護方法、まぁ避難ですね、について、改めて質問状、
一番最初の項目は、過酷事故の対策について、原発の事業者任せにするのではなく、
国を挙げて対策すべきではないかという再質問がありましたけども、
その辺りを読むと、規制委員会の過酷事故対策そのものの根っこの部分が、
もうまるっきり認識として誤ってるというふうに受け止めてるんですが、
そこで質問ですけども、例えば規制委員長を始め、委員の総入替えしたりとか、
或いは、規制委員の役割そのものをもうちょっと別のものに変えるとか、
何かその抜本的な改革が必要なのではないかなというふうに伝わってくるんですけども、
それについて改めて。
泉田知事:
はい、はい。これ申し上げるとですね、過酷事故対策どうするかと、
特に、これ冷却材喪失事故を対応するのに、原発の性能だけ言ってもしょうがないんですよね。
極端な事いえば、どうやって冷やすかと、いう事を誰が高線量の中でと、
いう体制、取らないといけないわけで、
だからこそ米国では、フィルターベント義務付けしてないわけです。
フィルターベント義務付けたところでですね、放射能が大量に放出をしたら、
住民は不安になるという事になるんで。
これ9.11のテロのあと、B.5.bっていう規定しましたが、事業者向けに。
プラス、国の体制を整えてるわけですよね。
2時間以内に軍が出動して、冷却するっていう仕組を持ってるわけです。
だから、放射能が大量飛散する前に、国として対応するっていう事が出来てるわけです。
アメリカは何故そこに踏み出してるかっていうと、スリーマイルの経験ていうものがあるわけです。
スリーマイル事故の時は、今の日本に近いんですかね、
事業者に責任を負わせるだけ、そういう体制だったわけです。
それでは対応出来ないっていう事で、行政、政府が関わるっていう仕組に改めてるんですよ。
今の規制委は、私ここで何度も言いましたけど、
地方行政が分かっている委員、一人も入ってないんです。
だから、避難の話とか、過酷事故対策っていうのは、十分な検討が為されてないわけです。
更に、現場の意見も聞かないでしょう。
新潟県なんていうのは、2007年の中越沖地震で実際、原発事故の疑似体験してるわけですから、
その時、何が起こるか、複合災害が起きたら何が大変だったかって、
分かってるところの話をね、委員長も聞かないっていう体制、これ問題あるわけです。
制度上は、これは設置法に書いてありますけども、原子力利用の安全確保に関する事は、
規制委員会の仕事なんです。過酷事故対策も仕事なんですよ。
そして、勧告権持ってるんです。
原発事故が起きた時、政府全体に対する勧告権を持ってるのに、
それをわざわざ自分の範囲を事業者行政、それも原発の性能に矮小化をして、
一定の確率で事故が起きますという事しか言わない委員会っていうのは、
住民に対する安全確保の責任を果たしていないという事だと思いますので、
今の体制については、やはり疑問を感じざるを得ないという事です。
記者:
その幾つかある疑問をこれまで規制委員会側にも、もう何度も仰ってきたと思いますが、
例えばそれが改善されなければですね、例えば内閣総理大臣に直接訴えるとか
そういう、また違う行動を取られる可能性もございますか。
泉田知事:
だから、立地県全体で官房長官のところに行ってますよね。
どこが窓口なんだっていう議論あったんです。
当然、その中ではね、制度論上、原子力規制委員会だという事なんですが、
ただ、独立行政委員会なんで、政治責任を持たないっていう事になると、
ここが動かなければ、政府として対応が必要なんではないかと。
文科省なのか、経済産業省なのか、環境省なのか、内閣府なのか、
どこにもですね、これ全体を分かっている人が居ないんじゃないかという事で、
官房長官のところに要望書を持ってったわけです。
記者:
先ほど、アメリカの例で、アメリカではフィルターベントは必要ないという事でしたけども、
柏崎刈羽原発では、フィルターベントは必要ないっていう認識ではないわけですか。
泉田知事:
だって、体制がなければ全然話にならないですよね。
さっきから言ってるように、移動する途中に放射性プルームに襲われるリスク、
これ、全然評価してないですよね。
1,000分の1になるっていうのは、どういう意味があるんですかっていう説明も為されていないと、
極めて不十分だと思ってます。
記者:
避難計画の関係でお伺いしたいんですけども、先ほど3月の避難訓練の時に、
渋滞が発生したというふうに仰っているんですけども、
知事が仰っているのは、荒浜地方での渋滞という事で宜しいでしょうか。
泉田知事:インターに入るとこまでの渋滞ですかね。
記者:
柏崎市に確認したところ、これは地元の住民の方が自主的にやったもので、
県の検証項目の中には入っていないはずという事を言っているのですけども、
知事はどのように捉えていらっしゃいますか。
泉田知事:
検証項目に入ってる、入っていないっていう事ではなくて、報告として、
400人参加の避難訓練で渋滞が発生したという事実を重く見てるという事です。
更にいうと、半径5kmに2万人以上住んでられるんですよね。
これ、動かないですよね、問題だと思ってます。
記者:
次回以降の避難訓練で、マイカーによる避難訓練には正式にされるっていう
考えていらっしゃるんでしょうか。
泉田知事:
今のところ、具体的な話をここで決めるという事にはならないと思います。
検討事項にしかならないと思います。
以上が定例会見の原発関連についての質疑です。
知事にキレてたのは、どこの記者なんやろ?
新潟日報に対しての知事の発言について、勝手に興奮してるんやけどw
そもそも、全く理解出来てない。
確かに、知事は「東電に聞いて来て下さいよ」って時々発言するけど、
同じ事ばっかり質問する記者に問題あるからやん。
この日、知事が「何回も聞くんであれば、是非取材、行って欲しい」言うたんは
新潟日報が「一応確認なんですけど、避難計画が出来ない段階での再稼働の議論ていうのは
あり得ないってお考えですか」
ちゅう質問なんやけど、
泉田知事は、テレビでも会見でも常に「再稼働の議論はしません」と一貫して発言してる。
最近、よう取り上げられてるけど、これはかなり前から発言してて、全くブレてない。
これ、泉田知事を支持してる人の中にも勘違いしてる人居てるみたいやけど
知事は、再稼働に反対してるんやなくて、
「まず福島原発事故の検証と総括が先」と何度も発言してる。
「再稼働反対」とか「原発反対」とか、そういう一括り?の「反対者」とは違う。
ちょっと表現しにくいけど、もっと器が大きいていうか、深いていうか・・
こう書くと、反原発の人が浅はかみたいになってしまうけど、
これは、泉田知事を支持してる人の大半が多分、原発問題以外の会見とか
聞いてないからかなと思う。
当然、県の長としては、この問題だけ取り組んでるわけでもない。
TPPや道州制についてとか、たまに橋下について質問されたりw
原発の必要性についても、色んな問題があるから、
基本的には、国策で決められていく事やと思てるて、発言してる。
ただ、この議論をするには、あまりにも膨大なデーターがあって、
絶対必要とか、絶対反対とか、簡単に発言出来るほど単純ではない事、
緻密に議論すべきではないかってスタンス。
そやから、報道されてる一部分だけ切り取って支持してたりすると
期待外れ?とかって人が出てくるんちゃうかな?
て、以前からちょっと気にはなってたからブログにも書いた事あったけど
ああ、やっぱりと思たんが、東京オリンピックが決定した事に対しての
泉田知事のツイート
祝 東京オリンピック & パラリンピック 開催決定!! 7年後に向けて大きな希望をいただいたと思います。日本の力を結集して是非成功させ、改めて日本を世界に発信しましょう。新潟からも多くのオリンピック選手が育ってくれるように頑張りたいと思います。このツイに対して、失望したとか、意外とかのリプ
— 泉田裕彦 (@IzumidaHirohiko) September 7, 2013
この知事の発言は、全くブレてもないし、県の長としては当然やん。
そんなもん、うちら一般人みたいに
「オリンピックなんか、どーでもええ!」とか「そんな事に浮かれてる場合かよっ!」とかw
知事の立場で、こんなツイしたら、それこそ「泉田知事は感情的に批判してる」とか
どんだけ誹謗中傷の嵐か。
この日の会見でも、2020年オリンピックの東京招致に対する期待感について
記者からの質問に対して
泉田知事:
やはり、スポーツっていうのは、多くの感動を若者に与えます。
それが身近で見れるという事で、次の時代の教育、子供たちに対するですね、
モチベーションを上げるっていう効果もあるわけですから、
是非、ここまで来た以上は、東京招致頑張って頂きたいというふうに思います。
て発言してる。
もしも
「期待なんてしてません。汚染水や福島原発事故収束が先でしょ」とか発言してたら
失望したと思た人は、大絶賛するんかもしれんけど
うちは、逆に(´・ω・`)ガッカリ・・・
そもそも、収束なんて、今生きてる世代でするんか?
オリンピック目指して頑張ってきた選手の事とか、応援してきた人たちには
あまりにも失礼な発言になってしまうやん。
そやから、「オリンピックなんか、いらん!」は、うちみたいな一般人だけで十分w
まぁ、その後の知事のツイートで「なるほど!」と見直した?人も多いかも。
オリンピック誘致成功は汚染水問題をはじめとする東電原発事故対応が国際監視下に入ったと理解しています。いい加減な対応が不可能になったという点からも大変良かったと思います。泉田知事は、こういう深い人。決して、単純に物事を考えて発言せえへん。
— 泉田裕彦 (@IzumidaHirohiko) September 8, 2013
多分、知事は心情としては理解してくれてると思うねんけど。
オリンピックで盛り上がってる傍らで、被曝を強いられて暮らしてる人たちとか
汚染水の不安とか、そんな手放しで盛り上がられへん気持ちを。
けど、オリンピックやパラリンピックを目標に努力してる選手たちの思いも当然あるわけで。
あ、話ズレたw
知事にキレた記者なんやけど、
新潟日報に「聞いて来てくれ」っていうのは、再三知事が発言してるのに
「再稼働の議論」について質問するからであって、
「へぇー、そうですか、っていう事しか言えない」発言は、
廣瀬からは全く聞いてない話で、接触すらしてないのに
新潟日報には、いかにも新潟県民の事を考えてるかの発言を記者から聞かされても
「えっ?なんじゃそら!知らんがな~」になるのは当然やん。
↑(知事はこんな言葉使てへんけどw)
この記者の言い分は、聞いて来いて知事が言うてるのに、
聞いて来た事を伝えたら、ふぅ~んで返す知事に言いがかりw
聞いて来て下さいの内容とふぅ~んの内容が全然違うのに、理解力ない記者。
しかも知事を「アンタ」て!
つい出てしもて、知事て言い直してるけど、吐いた言葉は飲めぬ!
※安倍総理の発言
・安倍総理のプレゼン(動画)
事態は収束に向かってる。そして、これまでも、これからも東京への被害はない。
・原発問題に関する安倍総理の答え IOC総会質疑応答(動画)
我が国の食品や水の安全基準は世界で最も厳しい基準。、
食品や水からの被曝量は、日本どの地域においても、この基準の100分の1。
健康問題は、今までも現在も、そして将来も全く問題ないという事をお約束致します。
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