2012-08-02

岸和田市 平成24年第2回定例会

岸和田市、平成24年第2回定例会一般質問が6月中旬に行われて、
鳥居 宏次委員が、東日本大震災のがれき処理問題について質問してるので、文字にした。
動画は、鳥居委員の49:55ぐらい~です。


鳥居 宏次委員:
(略)
瓦礫の処理問題についてでありますけども、大阪府下の中での防災瓦礫処理について、
少し見解を頂きたいと思います。

西岡環境部長:
只今のご質問の件でございますが、大阪府の震災瓦礫の件でご答弁させて頂きます。
私どもが把握している府下の状況でございますが、震災瓦礫処理の対応につきましては、
放射線に関して、さまざまな知見や意見がある事から、受入を表明していない自治体につきましては、
主に四つの意見が分かれているように思われます。
まず、一つ目として放射線に関しては、さまざまな知見や意見がある事から
受入に当たっては、こうした課題を解決する事が前提であると考えている自治体

次に二つ目として、安全が確認されるまで受入てはいけないという市民の声と、
このままでは復興出来ないていう両方の意見で悩んでおられる自治体

三つ目と致しましては、最終処分場が決まり、住民や作業従事者の健康への影響がない事などが
確認出来た上で、受入の可否について検討をするという自治体

最後に四つ目と致しまして、市民の理解を得る事は難しいと考えている自治体がございます。
以上、殆どの自治体が慎重な姿勢となっております。

鳥居:
この問題は、非常にシビアちゅうんですか、市民の方もこの東北の瓦礫をどういうふうに、
こちらのほうで考えているか、そういう問題が、東北のほうも考え方もあると思うんですけども、
これは、今部長から答弁あったんですけども、市長に、この瓦礫の問題ですね、
お聞きしたいと思います。色々と問題点は含んでおるんですけども、
岸和田市長としての取り組みをどのようにお考えかお聞きしたいと思います。

野口 聖市長:
瓦礫処理の問題についてのご質問、特にご指名でございますので、私から答弁させて頂きます。
瓦礫処理については、先ほど環境部長が縷々答弁した通りでございます。
現在、検討すべき課題、さまざまございます。
そんな中で、現時点において受入る条件、これは整ってない、そういう受入る状況ではない
思っております。
今後やっぱり、市民の安全・安心、これを最優先に考えて、今後この問題について、
慎重に対応をして参りたいと考えております。


鳥居:  
手元に、第6回大阪府災害廃棄物の処理指針に係る検討会議議事録というのがあるんですけども、
非常に長い題であります。
この中に、この当時12月は50万トンの半分を受けて、これは岩手県のほうから、
25万トンを大阪付で焼却、処理するという前提。
それから廃棄物の濃度、100Bq/kgで抑えるとすると、
大阪府でトータルでは250億Bqになるけども、バグフィルター等で灰を捕集するわけですから、
効率を甘めに見積もって99%にすると、1%の2億5,000万Bqが出る。
それを比較する量として、実際に落ちてきたというか、福島の事故の後に、
大阪府で実際に計った一カ月当たりの降下量と比較すると、
大阪府の15k㎡分に相当するという事でありまして、今これ読み上げたのはですね、
非常に多くのベクレル数、250億Bqと、これは12月の時点で、今は150億Bq程度になってると
思うんですけども、非常に多く放射能の物質が焼却したら出てくると。
それを埋立でするんですけども、するとしたらですよ、今30年以内に東南海・南海ですね、
そういう地震が起こる可能性ちゅうのは、30年間の中では非常に高くなってると。
大阪にこういう埋立処分地に持って来るという事は、またそのまま放射能が残るという事でありまして、
非常に問題であるというふうに思っております。
こういう問題も含めて、この東北に対する協力は勿論していかなければなりませんけども、
一旦こういう放射能というのは、持ってくれば、半減するとか消えていくとかいう時期は、
50年とか100年とか長く残ります
そういう事も考えて、今後の東日本大震災の協力、そういうものも考えていくようには
要望して終わりたいと思います。

以上。
岸和田市でこういう問題を取り上げてた事は知らんかって、1カ月以上も前の市議会やけど、
岸和田の市長は、まともで安心した。
市民の安全・安心が最優先、これはトップとして当然やろ。
それにしても、大阪府の検討会議事録、改めて見ると腹立つ!
こんなヤツらに、住民の健康被害が左右されるのは許せん!


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