2011-07-16

「その日のあとで~フクシマとチェルノブイリの今~」

これ、下書きフォルダに入れたまま、アップするの忘れてた(;・∀・)

2011年6月26日24時50分~25時50分放送
毎日放送 ドキュメンタリー映像'11「その日のあとで~フクシマとチェルノブイリの今~」


20110626 その日のあとで~フクシマとチェルノブ... 投稿者 PMG5


25年前、旧ソ連のチェルノブイリ原子力発電所の事故により
放射能の汚染は史上最悪の規模。
今も事故の影響によると思われる病気で苦しんでいる子どもたちが大勢いる。

「ベラルーシと同じようなことが、今後日本でも起こるでしょうか?」
という取材に対して、
ベラルーシの医師は、「残念ですが、繰り返してしまうでしょう」と答える。

3月15日、取材班は、今起きている事態を確かめようと大阪府熊取町にある
京都大学原子炉実験所を尋ねた。正門前で、今中哲二氏と偶然会う。
今中氏は「もうチェルノブイリになっちゃった」と。
その後、小出裕章氏に取材をする。
「私が東京電力に、エールを送る事態になるとは思いませんでした」と。

今中氏は「チェルノブイリの時の放射線量が頭にありますから、それと比較することによって、
その事故の規模を僕は、はっきりと示すことが出来るんではないかと」
そして、3月28日、今中氏は、福島県の飯館村に向かう。

今中氏と京大原子炉実験所の調査チームは、飯舘村村をくまなく回って、
空気中の放射線量や土壌の汚染の度合いを調査した。
その結果を管野村長に報告する。
 しかし、菅野村長は「じゃあ、すぐに出ましょうというわけにはいかないので、
最大限の対策方法を教えてください」と。 
その後4月13日、国は飯舘村を計画的避難区域にした。 
そして、レベル4から、チェルノブイリと同じレベル7に引き上げた。
 4月25日、原子力安全委員会、記者会見にて 斑目は、チェルノブイリの事故と比較して
 「今度の事故というのは、少なくてもこの事故による死者は絶対出してないし
 我々としては、これによる人々への健康被害もとにかく最小限に抑える
この点だけは、チェルノブイリとは絶対違うんだと、現時点ではそう言い切れますけど」 と、
呑気な会見。ヽ(`Д´)ノ 今中氏は「チェルノブイリと同じですよ」と言っている。

チェルノブイリ原子力発電所事故では、 現在のウクライナとベラルーシを中心に、
広大な土地が放射能で汚染され 原発周辺30キロ圏にあった70余りの村や町から、
およそ12万人が 強制避難させられた。
ベラルーシ第二の都市ゴメリは、チェルノブイリ原発から北へ150キロのところで、
高濃度の放射能に汚染された。
ベラルーシやウクライナでは、チェルノブイリ原発事故の5年後から甲状腺癌の子供が
増え始めた事が分かっています。 
21年前に、甲状腺の手術を受けた子どもを支援する団体を立ち上げた。
ワレンチーナさんは、 チェルノブイリ事故の後に産まれた子供にも癌などの病気が多いのは、
汚染された食べ物などから放射性物質を体内に取り込んで起きる
 内部被曝が原因ではないかと考えている。
安全かどうか分からない食べ物が、家庭の食卓に上っていると言う。 
東京にあるチェルノブイリ子供基金の事務局の話では、
「汚染されていない地区で、安全な食べ物を食べたり、空気を吸ったりして、
元気になってもらおうと13年前からやっている。
2~3年前からは、甲状腺癌だけではなく、別の癌が増えてきた」 ベラルーシでは、
3~18歳までの子供16万5000人が今も放射能汚染地域に住んでいる。
癌などの発生は汚染地域に多いとされているが、
甲状腺癌以外は、チェルノブイリ事故が原因とは認められていない
国は統計調査を一切公表せず、言わばタブーになっている。
  ベラルーシの医師は 「チェルノブイリの影響は、まだ100年は続くと考えている。
ところが、政府や学者は、住民の被曝は、自然放射能のせいだとか、
毎年受ける肺のレントゲン検査によるものだと主張している


4月29日、東京にて、小出氏の講演会
「原子力に携わってきた人間の一人として、今回の事故を防げなかった責任が、
私にもあると思います。本当に申し訳ありませんでした。ごめんなさい。」

5月22日、大阪にて、今中氏
「原子力安全委員会や委員長、東電は、本当に原子力は安全だと思っていた。」

5月23日、参議院行政監視委員会に、小出氏が参考人として出席。
「現在進行中の事故に、どうやって行政が向き合ってきているかということについて
大変不適切な対応があったと思う。
防災というものの原則は、危険を大きめに評価して、あらかじめ対策を取って、
住民を守る。もし危険を過大に評価していたとしたら、
これは過大だった、でも住民に被害を与えなくて良かったと、胸をなで下ろすという
それが防災の原則だと思いますが、
実は日本の政府がやってきたことは、一貫して事故を過小評価して、
楽観的な見通しで行動してきました。
パニックを避ける唯一の手段というのは、正確な情報を常に公表するという態度、
そして初めて行政や国が、住民から信頼を受ける。
そしてパニックを回避するものだと思ってきたが、
残念ながら、日本の行政は、そうではありませんでした。
常に情報を隠して、危機的な状況でないことを常に言いたがるということでした。」

チェルノブイリ原発から70キロのところにあるナロジチ地区
事故によって大量の放射能に汚染された場所。
人は住んではいけないとされている地域もあるが、およそ3000人が暮らしている。

ジトーミル農業生態学大学では、菜の花を植えて実験している。
2006年、大学や町の人と協力して、名古屋にあるNPO団体チェルノブイリ救援中部
『菜の花プロジェクト』を結成。
菜の花を絞った油は、放射性核種5~7ベクレルくらいあるが、燃料にしている。

飯舘村などで『菜の花プロジェクト』のようなことができないか、
日本の農水省が、ジトーミル農業生態学大学を訪れた。

以上

死者が出てないとか、チェルノブイリと違うとかの問題ちゃうやろ。
なんで、いつもこういう言葉なんやろ。
基準値より低いから安全とか、
なんで過小評価ばっかりするんやろ?
過小評価する人って、自己防衛な人やねんな。
自分が蒔いた種で、自分だけが被害を受けたんなら、それでもええけど
日本国民全員に被害を与えてるのに、なんで自己防衛?
守るべきは国民やん。

いつも不思議に思うことがあるねんけど
小出氏にしろ、武田先生にしろ
原子力の専門家は、SPEEDIのことは勿論、メルトダウンのことも
色んな事を知ってたわけやよな。
今は、あっちこっちで講演したりしてるけど
なんで、すぐに現地に行って、どの方向に避難すればええとか
田畑や家畜はどうしたらええとか、言えんかったんやろ?
武田先生は、ずっとホームページで発信してたけど
肝心の汚染被害が大きいとこほど、地震や津波の被害で届いてないと思う。
専門家を責めてるわけやないけど、なんで現地に行って発信する術がなかったんか?
言い訳でもええから、聞きたい。

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