2012-10-15
2012.10.13(土)新潟市民主催「第三回 震災がれき焼却学習会」
10/13(土)新潟市 (新田)震災瓦礫広域処理市民主催説明会が行われました。
是非、動画を見て下さい。(ざっくり文字にしました)
①、②は主に説明
③は、説明と避難男性の話
大槌町での測定結果:
大槌町役場前の駐車場は0.21μSv/h
役場の方が毎日測定してる二次置場は0.8μSv/h
山形県より新潟市西区へ避難男性(36:30ぐらい~):
瓦礫焼却による子供たちの健康被害
焼却が始まって2~3週間後、小4の子供が鼻血を出すようになり、
鼻血が出たらなかなか止まらず病院に何回も行った。
多い時は一日3回ぐらい出るようになる。
原因不明の発熱や腹痛で学校を休むようになった。
3年間幼稚園では一度も休んだ事がなかったのに度々休む。
長男は朝、だるくて起きられない、一日だるい症状が出るようになった。
私は喉が痛くなり今も治らない。
関西のほうへ冬休みとか行ったら元気が出る。
もしかしたら瓦礫焼却ではないかと思い新潟へ避難を決めた。
山形では、去年6月辺りから宮城県の気仙沼の震災瓦礫(木質チップ)の放射性セシウムは
全て不検出、安全な瓦礫と言われたのに、
燃やしたら2040Bq/kgも濃縮されて出ました。事実です。
それで、私のような健康被害ではなく、サクランボもさまざまなサクランボが出てきて
半分黒くて、半分赤いとか、5つ子のサクランボとか、四つ葉のサクランボとか、
ミッキーマウスの形をしたサクランボとか、
放射能の影響とは書いてないが、遺伝子の異常ではないかと書いてある。
夏には、ひまわりの中に、またひまわりが咲いた。
最近採れたヘビのどくろを巻いたような茄子が出てきたり、
一週間前はピンク色のバッタが出たり。
全て内陸のほうばかりで、主に内陸のほうで瓦礫処理やってる。
つい最近です、庄内のほうでやり始めたのは。
私の住んでいた所は、焼却炉と埋立地の2kmぐらいの所に住んでおりまして、
焼却が始まってから、頻繁に子供たちの通学路を通過するようになって、
ちょうど寒河江インターから その埋立地の中間点に住んでいた。
線量計で側溝の汚泥を計ってみたら28,000Bq出た。
県にこんな凄いの出ましたと言って、計って貰って新聞にも出たが
県では21,350Bqという微量のセシウムが検出されたって。
地上10cmは0.4で、地上50cmで0.15なので、
全く健康に影響がないという事で何もしませんでした。
とんでもない事でした。全然私たちの健康なんか考えてないような発言です。
今日、山形市に行って瓦礫焼却炉の線量を計った。
新潟の西区は0.068です。
焼却炉から北の方角では0.3~0.35ぐらい。
北西(きたにし)のほうに行ったら0.27~0.3ぐらい。
西のほうは、0.173。大体10kmぐらい離れると0.069。
その周りの50mの所だけ異常に高い。
南風が吹くからか、北と北西が異常に高い。
文科省のモニタリングでは、殆ど山形県は新潟と同じぐらいで、0.1~0.15ぐらいの間。
それなのに、その焼却炉の周り50mぐらいの所だけ異常に高いのはおかしいと思い
県にも電話して、
「バグフィルターは99.99%漏れないから絶対安全だと言ったのに、
この結果はどうですか」と聞いたら、
70万の器械だったら信用するけれども、
12万円した器械ですけど、こんな「安物じゃ信用しない」と言われた。
計り方も地べたで計ったが、国では1m以上離さないと駄目だと言ってたが
チェルノブイリではセシウムは全て地面に付着してるので、地面に近い所で測定するそうです、
そう言ったら、「ここは日本だから、日本の事を信用しなさい」みたいな…
これは駄目だなあと思って帰ってきた。
万が一何かあった場合は、県は国に責任を擦り付けるだけだと。
私たちのように健康被害だけじゃなくて、風評被害も生じた。
私の妻は石巻の近くに住んでいるが、
「瓦礫焼却始まってる山形の物は怖ろしくて買えねぇ、食べられねぇ
今年さくらんぼ貰ったっていい」って言われてショック受けて、
宮城県の物を一生懸命助けるつもりでやったのに、
こんな事になって残念だなあと思いました。
去年12月26日、セシウムの降下物、毎日計ってるが、福島の14倍検出された。
普通、原発由来なら福島が上がって、山形も上がってなら分かるけど、
その時は福島は低くて、山形だけ異常に14倍も高い。
それは多分瓦礫をやってるからじゃないかなと、インターネットやTwitterで流れた。
それが直接の原因かどうか分からないが、
関西の修学旅行、毎年何千人と来てたのに、キャンセルになって旅館の女将さんたちが泣いてた。
必ずそういう事が生じると覚悟しないといけないと思う。
泉田知事が仰っているように、言ってる事は世界の常識なんです。
放射性物質を薄めちゃいけないんです。
拡散してはいけないんです。
この新潟県知事は、私見てて、この新潟県を守るっていう気持ち、私凄く伝わりました。
この知事だったら、うちの子供たちを助けてくれるんじゃないかなって
藁をもすがるつもりで来ました。
うちの山形県知事に言ったら、
「お前の考え方が間違ってる、放射線は安全なんだ」
④ 娘さんを新潟に避難させている福島県男性:
(音声途中から)
~沢山居ました。この人たちはネットを駆使し、情報を得ていました。
私は情報収集不足や大丈夫だろうと甘い考えで小さな娘二人を被曝させてしまいました。
後悔しても後悔しても、後悔しきれません。
少しでも被曝の影響を少なくする為に、きれいな空気、食べ物を求めて、
新潟に避難させました。
2歳の次女は一週間会わないだけで新しい言葉を喋ります。
そんな育ち盛りの娘と一緒に暮らせません。
家族で一緒に暮らせない辛い思い、往復5時間の無駄な時間、交通費の大きな出費、
二重生活は大変と覚悟して参りましたが、この辛さはやってみないと分かりません。
こんな思いをしてまで、避難生活、二重生活をして、
やっと少しは落ち着けるのかと思ったら、瓦礫です。
瓦礫を受入、放射能が新潟で飛散してしまったら、全ての苦労が水の泡です。
何の為に避難しているのか分からなくなってしまいます。
せっかく避難をしたのだから、放射能の事を忘れて楽しく暮らしていきたいです。
長女は震災3日後から3日間鼻血を出しました。
今までに見た事のない大量の血でした。
バスタオルが真っ赤になりました。
勿論、放射能との因果関係は分かりません。
しかし、このような経験をした福島県民は沢山居ます。
先ほどもあったように、福島県民だけではなく、やはり山形のほうでもあったので、
経験した人なら、この怖さが分かると思います。
⑤ 郡山から新潟に非難されてる女性:
(音声途中から)
~それを傷つけて、そして大量の鼻血が出ます。左からも右からも出ました。
押さえていたら今度口から流れてきました。
それがしばらく続きました。死ぬのかなと本当にびっくりしました。
それぐらい、そんなに出た事なかったです。そういう状態になりました。
ところが最近です、ここがゴミを焼却している所で、うちはそんなに遠くありません。
先ほど線量の話が出ましたが、同じ線量計を持って、郡山を計り、こちらを計り過ごしています。
ある日、窓を開けて娘を起こしたら、鼻血が出ました。なんだろうって
草を燃やしてました。多分それです。
あの子は多分出やすい子だとは思うんです。
ただ、そうならない為に、ここに引っ越してきたのに、
瓦礫を燃やさなくてもこういう状況になってるんです。
瓦礫を燃やして、消えない放射性物質を試験焼却した時に、
危ないとか、危なくないじゃない、する事がもう危ないんです。
(以下略)
この後、市民からのご意見・ご質問
⑥ ⑦ も同様に市民からのご意見です。
⑦の38:40~北九州市の健康被害について
北九州市八幡西区の北川内科クリニックの北川 喜久雄院長の所見を読み上げました。
市民に十分伝わってないていう意見、
「情報が全然行き渡ってないから、市役所前で反対してても
バカヤロウとか、我が儘とか、罵声を浴びせられる」と。
北九州市や大阪と同じ。
鼻血や頭痛、野菜や花とか、確かに因果関係は分からん。
けど、確実に言えるのは、橋下曰くの「都市伝説」やない!
現実に起こってる事や。
因果関係を証明でけへんからや!
避難してきた方たちの悲痛な訴え、地元の住民、この方々はごく一般の住民で
大阪市民が住民説明会で訴えてきた内容と殆ど同じ。
橋下の言う「非常識極まりない反対派」やない。
それにしても、石巻市近くに住んでる奥さんが言われた言葉、あり得ん!
お前とこの瓦礫じゃ!
最後に主催者の方かな、⑦の01:12:45ぐらい~
新潟市長への申入書を読み上げ、ここに自治会長の皆さんに連名でサインをとお願いしてる。
また、新田清掃センターの地元民と市長との懇親会の場を約束して欲しいと職員に。
職員は、公害防止協定の件が出たので、各自治会と個別に話すと。
この怒りの訴えは、大阪と何一つ変わらん。
瓦礫受入安全の知事、市長、そして職員の対応、市民の正論
大阪だけやなく、どこも同じ。
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