2013-10-15

廣瀬社長と二度目の会談後の泉田知事の発言等について・報ステ単独インタビュー


2013.07.05(金)『泉田裕彦新潟県知事と廣瀬直己東電社長の面談
そして、
2013.09.25(水)泉田知事と廣瀬社長 二度目の会談
この二度目の面談の翌日9/26(木)、泉田知事のTwitter
この報道に対して、知事を支持してる人も困惑したり、批判もあったり、
マスゴミも泉田知事が寝返ったとか、心変わりしたとか、誤報まで出回った。
2月のブログに 泉田裕彦知事の「殺人に近い」発言について の時も書いたけど
マスゴミの偏向報道を鵜呑みするからちゅうのもあるけど、
「あんだけ反対してたのに、承認した!」みたいな
もう泉田知事が再稼働を容認したかのような解釈するのは
それこそ、知事が批判を受けてた「感情的」やないか?
知事は一貫して、「福島原発事故の検証、総括なく再稼働の議論はしません」やのに、
「見出し」だけしか見てへんちゃうかと思うようなコメントが多すぎる。


条件付き承認に伴う知事コメントが発表され、
柏崎刈羽原子力発電所の規制基準適合審査申請に係る条件付き承認についての条件

同日、東電プレスリリースからも『(コメント)新潟県知事からの承認の受領について』を発表。

で、その日の夜、報ステでも『安全審査の申請「承認」新潟泉田知事の本音は』と報じられたので
文字にしとく(聞き間違い等ご指摘下さい)
動画は、2013.9.26報ステ新潟県泉田知事インタビュー へ

安全審査の申請「承認」新潟泉田知事の本音は

ナレーター:東電が急ぐ事に極めて残念な状況とし、更に…

富川悠太:今回また安全だって言って、それの言葉っていうのは信じられますか?

泉田知事:だから、今日のやり取り聞いて、なるほどと思えない、ていう事なんじゃないんでしょうか。


ナレーター:それが一転、今日の承認だ。一体、何故知事は決断したのか


泉田知事:
フィルタベントは使わないという条件の下でですね、その安全性の確認をするという事は容認した


ナレーター:
今日の承認には条件が付けられている。
問題になっているフィルタベントの性能や避難計画が出来ない場合は、
承認自体を無効にするとしている。


泉田知事:
現状において、フィルタベントを使用する事は認められないっていう事です。
即ちですね、甲状腺の被曝がですね、260mSv、なるっていう事は、
これ健康に影響があるっていう事を意味してますんで、
この使わない事を条件に、確認をして貰う事を了承したっていう事です。


ナレーター:
県は、東電に対して、申請書にこう明記するように指示している。
「今回、申請のフィルタベントは県の了承が得られない限り、使用出来ない」
先ほど午後9時頃、泉田知事が単独インタビューに答えた。


Q:この一晩で、どのようなお考えという事で、今日のこういった発表になったわけでしょうか。

泉田知事:
昨夜はですね、議会対応の為の答弁審査等々ですね、やってますんで、
廣瀬社長とのですね、お話し合いのあとっていうのは、若干頭の中の整理はしましたけど、
今朝ですね、担当部局とようやく時間を取ってディスカッションをして、
さまざまな条件ていうのを加味した上で方向性を決めていったという事です。

Q:圧力や陳情は?

泉田知事:
恒常的にですね、皆さんお立ち場上ですね、お願いっていう話は聞いてますが、
今回、特にこの時点で特段のものっていうのは、あまり意識はないですねぇ。
圧力っていう意味でいうと、週刊誌がね、取材をしてるというような話、
それも、例えば私が週末毎に東京に行って、遊んでるっていうような記事を書きたいと、
いうような週刊誌があるそうなんですけども、
実態問題、土日休み取れるっていうのが、連続してって、知事って殆どないんですよね。
で、そうすると、行く時間もなければ、体力もないのに、一体どういうふうに書くんだろうと。

Q:
国若しくは東電が、このまま次のその再稼働某かの方法で、
強行していくんじゃないかていう可能性も、まぁ、なくはないんだろうかと。

泉田知事:
少なくても全国民に向かって、立地地域との間のですね、
協定を守るというふうに、宣言されたわけですから、現段階においてはですね、
これ是非しっかり守って頂きたいと思っています。

Q:承認しなければ、絶対に再稼働はさせないというお立場でしょうか?

泉田知事:
まず、再稼働の議論をする為には、福島の事故のですね、検証と総括が必要だと思ってます。
原因が分からないって事は、対策打てないっていう事だから、
同じ事が起きる可能性があるっていう事です。
仮説が幾つかあって、全部潰しましたっていうなら、まだ良いんですけど、
分からないんで基準にですね、適合の審査だけお願いをしたいって言われてもですね、
それはちょっといかがなものかっていうふうに思ってます。
再稼働の議論をする為には、安全対策をやらないといけないわけですよね。
ただ、再稼働の議論っていうのは、やっぱり福島の事故の検証と総括
これが終わってからでなければ、出来ないんじゃないんでしょうか。
そういう議論ていうのは、文明国としては、やっぱりなしじゃないんでしょうか。
検証と総括。

Q:検証と総括

泉田知事:ええ、その上での議論だと思いますよ。

─スタジオ

古舘伊知郎:
東電が規制委員会に安全審査を、まっ、申請する。
これをお伺いを立てたところ泉田知事は今日承認すると、そこまでの話で、
で、どうして変わったのかっていうそのニュアンスとか理由に関して、
今お伝えした通りなんですね。恵村さんどうでしょう。

恵村順一郎:
はい、まぁ、これから規制の安全審査が始まるわけですけども、
これまでの泉田知事のですね、東電や規制委員に対する指摘には大事な問い掛けが
幾つもあったと思うんですね。

古舘:そうですね。

恵村:
えー、まずその、福島の事故は修復してないし、事故の検証も不十分という指摘。
それから、事故で放射線量が高い時に、誰が収束作業に行くのかっていう指摘ですね。
それから、まず避難計画を作って、それと整合性のあるベント、設備にしないと
審査出来ないはずだっていう、これは規制委に対する指摘だと思うんですが、
いずれも重要な指摘ですけども、それどれも答がまだ出てないわけですよね。
そして、どの原発も同じ問題が問われてるわけですから、
これは一人、新潟県だけの問題じゃないと思うんです。

古舘:えぇ。

恵村:
で、再稼働の最終判断までには、その規制委の審査、それから避難計画作り、
自治体の同意というプロセスが、これから次々あるわけですよね。
今度こそ、この第二の安全神話ってのは、作ってはならないと思うんです。
東電も規制委もですね、それからあの自治体ですね、各自治体も
あのー、それぞれのプロセスの中でですね、真摯に、あのー、議論していって欲しいと思います。

古舘:
うん、あのー、それでいうと、その多くの幾つかの事の一つに、
規制委員会というのは、この住民の避難計画、住民の安全性について、
きちんと意見を言うべき立場じゃないでしょうか。
それは自分たちの範疇外というニュアンスがあるんだとしたら、
ちょっと違うんじゃないかっていうところないでしょうか。

恵村:
そうですねぇ。田中委員長は、少しその距離を置くというか、
「それは私たちの仕事じゃないよ」と仰ってますけども、
やっぱり密接に関係してる話だし、専門家の目っていうのがそこに反映されないと、
実行性のある避難計画になるかどうか分かりませんので、
これはやっぱり自分たちの仕事としてですね、取組んで頂きたいと思うんですけどね。

古舘:大事ですね。

恵村:はい。


以上です。
翌日は、朝ズバッにも出演されたそうで、見れなくて残念orz

朝ズバッでは、どういう質問されたか知らんけど、
相変わらず、再稼働させるかどうかの質問が出て来る。
これは、わざと質問するんか、それとも再確認してんのか、
それとも知事の姿勢をお勉強してないのか?
泉田知事は一貫して同じ回答しかしてへんのに、
そろそろ、この質問はもうやめたほうがええんちゃうか?
質問する時は、福島原発事故の総括と検証が済んだ時にしたら?
そんな日が来るんかよっ?って、こっちのほうを気にせーよ!
泉田知事が再稼働に容認するかどうかより
検証まだか?誰が命令したんや?なんで隠蔽したんや?て、これを何回も問うてくれ!
廣瀬は、原因を一つずつ潰してるて言うてるけど、
その潰した一つずつを明確に公表したらどうや?


知事の発言を一部切り取った報道等で一喜一憂するよりも、
HPで公表されてる知事の記者会見や知事のコメント等でご確認される事をお薦めします☆
以下、ご参照ください。


平成23年に原子力安全対策課から報道発表した内容の一覧

・2013年04月22日
原子力規制委員会に原子力発電所の安全対策や住民等の防護対策の強化を求めました

・2013年06月19日
新規制基準決定に係る知事コメント

・2013年07月02日
柏崎刈羽原子力発電所の審査申請についての知事コメント

・2013年07月04日
柏崎刈羽原子力発電所の安全性の確保についての申し入れ


・2013年07月29日
新潟県の要望に対する原子力規制委員会からの回答
※回答内容について検討が必要なため、同委員会の委員に回答を送付してご意見を伺います

・2013年07月30日
甘利大臣との面談に関する知事コメント

・2013年08月05日
柏崎市のフィルタベント設備設置に関する事前了解についての知事コメント

・2013年08月07日
原子力規制委員会に対し規制基準等に関する質問を行い、併せて、委員長への面談を求めました
※要請 規制基準と説明責任について

・2013年08月19日
原子力規制委員会に対し改めて規制基準等に関する質問を行い、併せて、委員長への面談を求めました

原子力規制委員会からの回答(平成25年8月12日収受)
原子力規制委員会への質問(平成25年8月19日)

・2013年09月02日
原子力災害対策指針(改定原案)等に関するパブリックコメントへ意見を提出

・2013年09月04日
安全管理に関する技術委員会委員にご意見をいただき、原子力規制委員会に対して、改めて質問
※質問内容 原子力発電所の安全対策及び住民等の防護対策の強化について

・2013年09月14日
フィルタベントに関する東京電力の説明の変遷について


9/21(土)日経新聞1面に「柏崎刈羽原発の再稼働申請 東電、経営再建急ぐ」と報道。
記事内容は、瀬戸の風さんサイト
この報道について
同日9/21に東電が
平成25年9月21日付 日経新聞1面「東電、月内にも柏崎刈羽原発の再稼働申請 経営再建急ぐ」について を発表

・2013年09月21日
東京電力の発表についての知事コメント

※日経の訂正文か?と思われる記事 東電、再稼働申請「新潟県の了解得て」

・2013年09月26日
条件付き承認に伴う知事コメント が発表され、
同日、東電から『(コメント)新潟県知事からの承認の受領について』を発表

また、同日9/26東電・廣瀬社長へ
柏崎刈羽原子力発電所の規制基準適合審査申請に係る条件付き承認について を要請


9/27(金) 東電が
柏崎刈羽原子力発電所6、7号機における新規制基準への適合申請について を発表し

・2013年09月27日
東京電力の適合審査申請についての知事コメント

・2013年09月28日
平成25年9月28日付 日本経済新聞2面社説について 誤認について正式に申し入れをしました

※日本報道検証機構が 柏崎原発再稼働 社説で知事の条件を誤認 について報じる


・2013年09月30日
フィルタベントの使用に関する条件について




・2013年09月30日
平成25年9月30日付け 産経新聞2面「主張」について 誤認について正式に申し入れをしました

※日経新聞「運用開始前に了解を」泉田・新潟県知事インタビュー

※産経新聞「事故時の了解求めたのではない」 フィルター付きベント設備の運用で新潟県知事


・2013年10月04日
「柏崎刈羽原子力発電所の規制基準適合審査申請について、如何に地域の安全を確保するかという視点で審査を行っていただくよう、原子力規制委員会に要請します」
という事で、同日10/4
柏崎刈羽原子力発電所の規制基準適合審査について、原子力規制委員会に要請しました
と発表され、
柏崎刈羽原子力発電所の規制基準適合審査について を文書で要請された。


原発ゼロ長岡市民ネットさんからの公開質問状について
・平成25年10月10日
柏崎刈羽原子力発電所の規制基準適合審査申請に係る条件付き承認に関する質問に対する回答


※泉田知事がツイートした現代ビジネスの記事
スクープ 現役キャリア官僚が告発「原発汚染水は海に流すしかない」それが日本政府の本心です


車解体工場跡地 高い線量を検出 新潟 が報じられた事に対してのツイート
その後のツイート






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