2012-05-16

2012.05.09 新潟県 泉田知事定例記者会見

いつもブレずに一貫してる新潟県、泉田知事。
素晴らしい会見やったんで、コピペさせてもらいました。


平成24年5月9日 泉田知事定例記者会見要旨

震災がれきの受け入れ等について 動画は21:00ぐらいから

Q:三条市のがれき受け入れの件ですが、一部の自治会が受け入れの反対を決め、
「知事に会いたい」というようなことを言っているようです。
そういった自治会があっても三条市はスケジュール通りに(試験焼却等を)進めると
言っているのですが、この手順についてどのように思いますか。

知事:手順というものがあるのかどうか分かりませんが、
濃縮された焼却灰をどうするのかということです。
(代表的なろ過集じん装置の)バグフィルターには
バイパス(直接排ガスを逃してしまう回路)があるのです。
バグフィルターを通らずに排煙が出て行くケースがあり得るということを
三条市がきちんと説明しているのかどうか分かりませんが、
情報提供は行っていかなければいけないと思っています。
市は放射能監視のための専門組織がありませんので、このまま動いていくことになれば、
県としてはモニタリングの体制は取らなければいけないということになります。
(受け入れを表明している5市に対しては)文書でも差し上げていますが、
総量としての放射能をどうコントロールするつもりなのかということです。

それから国の基準がでたらめだということは、返事ができないことから明らかなのです。
矛盾しているのです。
自分達が「安全だ」と言っている基準(値内の燃え殻等を埋めた場所の排出水)から
基準値超えの放射性物質が現実に検出されているのに、
なぜ安全と言えるのか説明ができていないのです。
回答も出せないような基準を盾にして、(がれきの受け入れを)進めるのは大きな問題だと思います。

Q:今後、三条市が試験焼却等を進めていくに当たって、
民主主義のあり方として住民の合意は必要だと考えていますか。
それとも説明するだけでいいのか、どのように考えていますか。

知事:難しいです。広域自治体としては専門行政、広域行政に携わっているわけで、
特に放射能のような専門知識が必要な分野について、
測定機関や専門組織を持たないような基礎自治体が突っ走っていいのかという疑問は当然あります。
住民合意をどうするかということですが、水俣病のときも同じなのですが、
国は「薄まるから安全だ」、「風評被害だ」と言ったのです
それで後から多くの被害者を出しているのです。
そういった歴史の教訓をどのように考えるのかということです。
大きな懸念があるのに突っ走るということになれば、
行政としては今の制度、仕組の中でできるのかもしれませんが、
最後は住民がどのように判断していくのかということにならざるを得ないと思います。

Q:国は、「バグフィルターで99.9%は放射性セシウムを捕集できる」というような言い方で
(受け入れを表明している)市に対して説明していますが、
具体的にどういった点が問題なのでしょうか。

知事:(バグフィルターには)バイパスがあるのです。
温度が上昇してくるとバグフィルターを通らないルートがあるのです。
技術的な点が多いのですが、県庁内の担当職員が内容を認識していますので、
聞いていただければ説明します。

Q:国の説明とは違う部分があると・・・。

知事:国も嘘はついていないと思います。
違うという説もありますが、メーカーは放射能(を除去するということ)について保証はしていません
一方で、温度がかなり上昇してくるとバグフィルターを通さずに
(排煙を)流すルートがあるということをどのように考えるのでしょうか。

Q:(放射能の)総量規制の件ですが、
専門家の中でも「100ベクレルに満たない場合であっても総量が増えた際には総量規制が必要だ」
というようなことを発言している方もいます。
その点に関して、(がれき受け入れを表明している)5市が今ひとつ曖昧な感じがするのですが・・・。

知事:すごく曖昧なのです。
さらに言うと、3.11前に何をやっていたのかを見てもらえれば分かるのです。
水溶性の放射性物質は、溶け出したら環境中に放出されてしまうのです。
ですから出ないようにモルタルで固めたり、ガラスで固形化する等して、
300年間封印して(放射能)レベルを下げようということをやっているのに、
そのまま埋めようとしているわけです。
そうすれば量の多寡にかかわらず、水に溶け出して1カ所に濃縮され、
それがどこかに行ったら危ないと思いませんか。
だからこそ、低レベルであっても放射性廃棄物については
日本で言えば、集中管理で処分できる場所が1カ所しかなかったわけです。
市町村毎に放射能についての知識がない人たちが埋めていくということは考えにくいです。
3月11日以前にやっていたことをしっかりとやるというのが最低限なのではないでしょうか。

Q:がれきの関連で、三条市の住民が、県と5市が説明していることが異なるために不安を感じ、
説明を求める声もあります。それに対して、(県として)説明する機会等を設ける予定はありますか。

知事:要望があれば行います。

Q:知事自ら(が説明する)ということでしょうか。

知事:かなり専門的な部分も含まれますので、ご要望があれば会わないということではありませんが、
専門的な部分は専門職員から聞いてもらった方がいいと思います。

Q:昨日、新潟日報「窓」の投書欄に、
知事が「地元の同意なしには原発の再稼働を認めない」としたことは心強い発言であり、
がれき処理についての慎重姿勢についても立派だ」という投書がありました。
知事は以前、行政官と政治家の話をしていましたが、がれき処理や原発再稼働の問題について、
知事はどちらの立場で判断しているのでしょうか。

知事:まず、(慎重なのは)がれき処理でなく放射能についてなのです。
がれきの受け入れは認めているのです。
がれきを受け入れる以上は放射能に対する防護措置をきちんと取るべきだと言っているので、
そこは誤解しないでいただきたいと思います。
行政官か政治家かと言えば、行政官的側面が強いと思います。
東日本大震災以前に適用していた基準をなぜ緩めるのですか」ということです。
普通であれば(放射性物質の処理に当たっては、基準により適切な)手続きを取るのです。
今回は災害のどさくさにまぎれて、(県や知事会から国に対して)意見を言ったにもかかわらず、
国はそれをほとんど無視して一方的に決めたわけです。

ではその根拠は何かと言ったら、逆算して決めているのです。
実際にこれだけ(がれきが)発生してしまうので、これを処理するためにという形で計算して、
後付けで理由を出しているので、結果として国の基準を守っても
基準値超えの排水が出たりするわけなのです。
もしこのようなことが通常の行政過程の中であったとしたら問題です。
直ちに今の基準は間違っているということで見直しするのです。
見直しをしないというのは国の方が行政的に動いておらず、
政治的にやっているということではないでしょうか。
私は、通常の行政だったら当然こうするだろうということしか言っていないつもりです。

Q:今秋に知事選があります。(今後)いろいろな動きがあるかもしれませんが、
知事選でも同じような主張をしていくことになるのですか。

知事:政治的というよりは行政的なのです。
なぜ前例を変えるのか、どうして今までやっていたことを止めるのかと。
基準値を守っているにもかかわらず基準値を超えるものが出ているのだから、
それは当然、今までどおりやるべきではないかということです。
あえて、このことについてどうこう言うつもりはありません。
私から言っているというよりは、仕掛けられてる感じではあります。

Q:がれきの問題での確認ですが、環境省から質問状に対する返答は来てないのでしょうか。

知事:来ていません
「丁寧に説明する」と言っているのですから、説明すればいいのです。
なぜ国の基準を守っているのに基準値超えの排水が出てしまうのですかと。
変なのです。「国の基準がおかしい」と答えればいいのです。


※文中の(  )内については、広報広聴課で加筆したものです。

以上。
正論過ぎる!
素晴らしい回答!
けど、これは極々当たり前の事を発言してるだけで
言い方は悪いけど、普通の発言。
なんで、この当たり前の正しい発言をでけへんトップが多いんや?
国の愚策、愚行は今に始まった事やないけど
なんで、泉田知事のように正論発言でけへんのや?
まともな人間なら、国の言うてる事、してる事が間違てるてぐらい分かるはずや!
分からん人間は、よっぽどアホや!
分かってるけど、金目当て?
なら、もっとアホやろ!
ほんま、どいつもこいつも狂ってるとしか言えんわ!

絆とか分かち合おうとか、アホくさい事ほざく前に
住民の苦しみを分かれよ!
住民が居ってこその知事や市長やろ!
住民が居るからこそ、知事と呼ばれ、市長て呼ばれるんやで!
知事でも市長でもないなら、
タダのオッサン、オバハンじゃ!

議員も同じ、国民が居ってこそ先生とか大臣て呼ばれてるけど
辞めたら、タダのクソジジイとクソババアじゃ!
自覚せーよ!( ゚Д゚)ヴォケ!!

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