2013-03-02
2013/02/22(金)大阪市会 民生保健委員会 北山良三議員の質疑
2/22(金)大阪市会・民生保健委員会が行われたので、
井戸、土岐、加藤議員、小林議員に続き、北山良三議員の質疑を
瓦礫に関する部分のみ文字にしました。(聞き間違い等ご指摘下さい)
・2/27(水) 録画放映がアップされました
(北山議員の質疑は01:40:00~、瓦礫については02:05:25~)
北山 良三 議員(共産党 西淀川区):
瓦礫問題とPM2.5について、次に質疑をさせて頂きたいと思います。
(略)
私もこの本格焼却が始まって色々な面で心配をしている者の一人であります。
色んな沢山の問題について質疑をしたいところでありますけれども、
今日は、2月4日に条例案、自民党さんがお出しになられた条例案、
否決されたっていう点では、私どもも非常に残念な思いでありますけれども、
ここでの議論を引き続いて、それを踏まえて質疑をさせて頂きたいと思うんです。
まずですね、舞洲工場から外部に排出される主灰、飛灰、排ガス、或いは排水や排水汚泥等、
これ調査をされているという事なんですが、その調査の頻度っていうのが、月に一回だとか、
非常に間隔が空いているわけですけれども、これはもっと詳細に工場から排出される主灰、
飛灰、排ガス、或いは排水汚泥、こういう物の調査をもっと頻繁に、
きめ細かく行う必要があると思いますし、また、とりわけその中で排ガスの調査について、
もういっぺん、どういうやり方を取ろうとしているのか、この二点お尋ねしたいと思います。
環境局技術監兼施設部施設管理課長 村上:
舞洲工場におきまして、外部に排出される物として、
今年度は、排ガス、主灰、飛灰につきましては週一回、
排水、排水汚泥につきましては、月一回放射能濃度の測定を行います。
放射能濃度以外に関しましては、受入る廃棄物中の砒素や六価クロム等有害物質の
溶出試験のほか、排ガス中の砒素や六価クロム等の有害物質濃度、
及びアスベスト濃度測定を実施し、焼却灰につきまして、PCB、砒素、六価クロムについて、
今年度中の溶出試験の実施を予定しております。
これらのデーターは、結果が得られしだい速やかに公表する事としており、
既に試験処理、及び本格処理における排ガス中の放射能濃度等について、
本市ホームページにおいて公表しております。
尚、排ガスのサンプリング装置につきましては、
環境省のガイドライン等に定められた放射能濃度の測定方法
JIS Z 8808排ガスのダスト濃度の測定方法に準拠したものとなっており、
ダストは濾紙部、ガスはドレン部で捕集され、
濾紙部を通り抜けた微粒子についてもドレン部で捕集される為、測定漏れはなく、
正確に測定されております。
北山議員:
そういう先ほどの答弁と全く一緒なんですが、私はもっと頻度を高めてですね、
きめ細かく調査をやって頂きたいっていう事と要望したいと思います。
また、そのダストのJIS Z 8808ですか、これは10月にラボ実験をやったという事でありますが、
私も立ち会いましたけれども、そこに居た議員さんたちも大体同じ思いだったんではないかと思いますが、
これで果たして正確にデーターが計れるのかという思いになっております。
そういう点では、陳情にもありますように、改めてですね、この排ガスの測定については、
その環境省のガイドラインに準拠するっていう事に終わらずにですね、
本市独自できちっと正確なデーターが計れるっていうね、
そういうものをきちっと改めて追究して頂きたいという事を要望しておきたいと思います。
次にですね、今一番心配されてるのは子供たちの内部被曝による被害であります。
勿論、それ以外にもさまざまな被害が考えられるんですが、
一番やはり今、声を上げている皆さんの思いで言えば、子供たちの放射線による内部被曝。
ここを一番、問題にしなきゃいかんと私も思います。
勿論それ以外にもあるんですよ。決して否定しないんですが、まずそこをちょっと取り上げたい。
そういう点で言いますと、これは吸う、飲む、食べるという事で
体内に取り込んでいくわけであります。
したがって、今後この因果関係をきちっと見ていく。
局の側からすれば、全くそれは原因にはなっていないという見方を証明しなきゃいかんわけですし、
市民からすれば、こういう被害が出てるっていう事を一定証明していくっていう意味でも、
やはりデーターをしっかり調査し、そして公表していく。
また、それをきちっと保存していくという事が大事だと思います。
そこでですね、そういう事を勘案しますと、大気、土壌、水質、底質、魚介類、農作物など、
これらをきちっとチェックを掛けて、そのデーターを市民にも公表し、
そして、そのデーターは内部被曝の場合、かなり後年になって、
後になって色んな被害が出てくるっていう可能性もありますから、
長期に渡るデーターの保存いうものが必要になってくる、という点で、
これら今言ったような調査を行い、そして公表し、長期に渡る保存を行うべきだと思うんですが、
いかがでしょうか。
村上:
例えば、排水中の放射性セシウムの濃度限度は、セシウム134とセシウム137の
それぞれの実測値をそれぞれの基準値である60Bq/L、90Bq/Lで除した和が
1を上回らない事となっております。
また、排水中の放射能濃度測定における検出下限値は1Bq/Lで、
厚生労働省が定めた飲料水の基準である10Bq/Lの10分の1となっております。
試験処理、及び本格処理における排水中の放射能濃度測定結果は、全て不検出であり、
飲料水の基準をも大幅に下回っており、安全に処理出来ております。
尚、大阪府では真蛸やイカナゴ等の大阪湾産の魚介類について、
試験焼却前後と本格焼却時における検査結果を公表しております。
今後も継続して測定を行うとお伺いしております。
また、食品については、平成23年8月より府内の流通量を考慮して、
定められた品目について随時検査が行われており、その結果が公表されております。
加えて、大阪府公衆衛生研究所においては、府域の大気、土壌、海水、海底土、
府下の野菜類等について、過去より定期的に放射性物質に関する測定を行っており、
ホームページにおいて、平成23年度、24年度の測定結果が公表されております。
これらのデーターは、財団法人日本分析センターのデーターベースで、
全て蓄積されると聞いております。
北山議員:
私が申し上げてるのは、その1Bq以下っていう事で安全だっていう最初のご答弁ですが、
そういう事を私が聞いているんじゃないんです。
内部被曝という事を考えた場合に、食物だとか、魚介類だとか、或いは底質、
こういう物に蓄積されているわけですよ。
そういう物を人間が蓄積された物を食べる。
或いは、その例えば魚なら魚が少量であったとしても、それをずーっと食べ続ける事によって
体内にどんどん蓄積されていく、いう事も考え得るわけなんですね。
そういう意味で、きちっとそういう物の調査をきちっと大阪市としてもやるべきではないかと
申し上げているわけです。
データーは、私言ってるように、これは例えば5年後、或いは10年後、
場合によっては20年後に何らかの被害が出る場合もあります。
そういう点で言えばですね、データーの保存というのは非常に大事になってくるんです。
これは、どう考えてますでしょうか。
村上:
データーの保存期間でございますが、廃棄物の処理、及び清掃に関する法律において、
焼却工場における排ガス等の測定データーにつきましては、
3年間据え置く事が義務づけられております。
本市におきましては、焼却工場における排ガス、排水等の測定データーにつきましては、
工場排出物測定結果報告書として、その記録を5年間保存する事としております。
一方、廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類曝露防止対策要綱に基づき、
焼却工場において、作業環境における空気中のダイオキシン類濃度測定結果を
30年間保存しておりますので、今回の広域処理において測定する放射能濃度等の
測定結果につきましても、同様に30年間保存期間は必要であると考えております。
※焼却工場のダイオキシン類測定結果 平成23年度 24年度
北山議員:
もう時間が来ましたので、あと最後私のもういっぺんご要望申し上げて終わりたいと思います。
これ風配図についても必要となってきます。つまり気象条件ですね。
風の向きはどうだったのかいう事も必要になります。
恐らく風配図を作成する為のデーターは取っておられると思いますが、
これについてもですね、必要な時にはいつでも風配図が作れるように、
データーをこまめに取って頂きたいのと、これについても、したがって少なくとも30年は保存すると、
このデーターをですね、いう事を要望しておきたいと思います。
いう事と最後、本当は聞きたかったですけど、もうちょっと時間がありませんので、
PM2.5の対策についてもですね、これはまぁ、むしろこれから本格的な対策をしなきゃならん、
まぁ存在として浮き上がってきてると思います。
そういう意味では、きちっとした測定、そして分析、原因究明、抑制対策、
更には被害補償、こういう事に対してですね、きちっとした取組を強めて頂くように、
要望しまして、私の質疑終わりたいと思います。
※民生保健委員会の請願書及び陳情書
委員長:
(略)
それでは、請願書、及び陳情書に対する各派の態度を順次ご表明願います。
維新:
陳情第109号、陳情第114号につきましては、審査不要とし、
残余の請願、陳情につきましては、引き続き審査と致します。
公明党:
陳情109号、それから陳情第114号、この二点につきましては審査不要とし、
残余につきましては、引き続き審査とさせて頂きます。
自民党:
陳情109号、及び114号は、やはり本当は採択して欲しかったんですけども、
審査は不要でございます。
陳情12号、48号、106号、110号、133号、134、135、142、145、155、163の11件は採択。
残余の請願、及び陳情書は引き続き審査とさせて頂きます。
OSAKAみらい:
陳情の12、48、106、110、133、並びに134、135、142、145、155、163の11件は、
採択をお願い致します。並びに陳情第109、及び114号については審査不要、
そして残余については引き続き審査をお願い致します。
共産党:
請願第1号ないし第5号、及び陳情2686、2689、2690、2693、2694、3、21、49、93、96、
98、99、102、103、108、132、136、145、148、159、167、168、183、212、218、224
の31件については、賛成し採択を主張したいと思います。
次に陳情126については不採択。
そして陳情第109号、及び陳情第114号については審査不要。
残余につきましては、引き続き審査というふうに伝えておきます。
委員長:
(略)
陳情第109号、東日本大震災の廃棄物焼却等による環境保持に関する条例案に関する陳情、
及び第114号、東日本大震災の廃棄物焼却等による環境保持に関する条例案が可決するまで
本焼却を中止することに関する陳情書の2件を一括して問題と致します。
お諮り致します。
只今問題と致しました陳情第109号、及び陳情第114号については、
いずれも審査不要とする事にご異議ありませんか。
─ご異議なしと認めます
よって委員長発議の通り決しました。
次に、陳情第145号、岩手県の災害瓦礫の広域処理にかかる一連の文書の
保管期限についての陳情を問題とし、起立により採決致します。
只今問題と致しました陳情第145号については、
引き続き審査する事に賛成の方はご起立願います。
─多数であります
よって委員長発議の通り決しました。
次に、陳情第12号、48号、106号、110号、133号ないし135号、142号、155号、
及び163号の10件を一括して問題とし、起立により採決します。
只今問題と致しました陳情書10件については、
いずれも引き続き審査する事に賛成の方はご起立願います。
─多数であります。
よって委員長発議の通り決しました。
次に、平成25年の請願第1号ないし5号、平成24年の陳情第2686号、2689号、
2690号、2693号、2694号、平成25年の陳情第3号、21号、49号、93号、96号、
98号、99号、102号、103号、108号、126号、132号、136号、148号、159号、167号、
168号、183号、212号、218号、及び224号の31件を一括して問題とし起立により採決します。
只今問題と致しました請願書、及び陳情書31件については、
いずれも引き続き審査する事に賛成の方はご起立願います。
─多数であります。
よって委員長発議の通り決しました。
次に、残余の陳情書134件を一括して問題と致します。
お諮り致します
只今問題と致しました請願書134件については、いずれも引き続き審査する事にご異議ありませんか。
─ご異議なしと認めます。
よって、委員長発議の通り決しました。
─以上です。
「測定回数を頻繁に、きめ細かくやって頂きたい」て言うてんのに
「正確に測定されております」て、どんな答弁やねん!
マニュアルでしか答えられへんちゅう事や。
東日本大震災により生じた廃棄物の本格処理について(資料2)より
資料2の別紙、 本格処理の測定方針に係る運用について に、
例えば岩手県から受入れる廃棄物の放射性セシウム濃度や大阪での積替施設の
空間線量率の測定結果が試験処理の結果と同等の状態が続いていれば、
積替施設の空間線量率の回数を週1回から2週に1回若しくは月1回に変更する。
て書いてる。
まぁ、こんな測定方法のまま頻度上げても意味ないけど、
焼却灰は毎回して欲しいぐらい。
宮古市の瓦礫を受入てる吾妻東部衛生施設組合では、
精密測定は月1回やけど、簡易測定は週1回実施してる↓
ここが受入てる宮古市の瓦礫は、24年6/8(金)から受入開始で、25年6/7(金)までの一年間、
一日5t焼却で、計1,130tを上限に処理予定。
焼却灰は、確実にベクレてるていう数値出てるけど、空間線量は「安全です!」レベル。
一日100t以上も燃やしてる大阪はキチガイ!
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