2012-07-26

2012.07.26(木) 第23回 関西広域連合委員会

後日、議事録がアップされると思いますが、文字にしました(聞き間違いあると思うのでご了承を)
2012.07.26(木)第23回 関西広域連合委員会【録画放映】 瓦礫については59:54~

井戸敏三(兵庫県知事):
災害廃棄物の埋立処分に関する個別評価の国への申請につきまして、大阪湾広域臨海環境整備センターが
昨日、環境省のほうに協議申請をされましたので、その経過も含めてご説明を頂いた後、
それこそ昨日また、環境省のほうから変な通知がきておりますので、
その通知も踏まえた上で、取り扱い、今後の方針についてご相談したいと存じます。
それではまず、フェニックスのほうからご説明を賜ります。
古川副理事長お願い致します。

古川博司大阪湾広域臨海環境整備センター副理事長)
─資料より
申請内容につきましては、簡単な表で纏めておりますが、
まずは、申請に至るまでの経緯について簡単にご説明致します。
24年3月、関西広域連合さまから、私どものセンターに要請がございまして、
国の個別評価に向けての検討について、しっかりやれよという事で要請を受けました。
これにつきましては、私どものほうとしましては、基本方針を定めまして、
四つの処分場についての検討を進めて参りました。
まず第一段階としましての6月29日の理事会で、週間報告を行っております。
─資料より
埋立処分場、管理型の埋立進捗状況等の表でございます。
こういう形で私ども四つの処分場を現在管理、運営を行っておりますので、
それぞれ、尼崎沖、泉大津沖、神戸沖、大阪沖、それぞれ四つの処分場の現況及び課題と言いますか、
法的な課題も含めまして整理をしました。
さらに、各処分場の最終的な土地の所有者、港湾管理者の方々からの意見も集約したところでございます。
個別評価を実施する処分場の選定経緯という事で、
四つの基本方針に基づきまして、選定を進めました。
結果として申し上げますと、センターの基本方針を満たす処分場としては、
尼崎沖処分場と泉大津沖処分場となる事から、
両処分場を個別評価の対象として選定したという事の選定を、経緯をもちまして、
申請内容としましては、経緯を踏まえまして、対象の処分場としましては、
尼崎沖の処分場と泉大津沖処分場、それぞれ。
それから対象の面積としましては、尼崎沖は10ht、泉大津沖につきましては1.8ht、
また、想定した埋立量は、焼却灰ベースですが、尼崎沖は約28万トン、泉大津沖が約2万トン、
という形で、想定した上での申請を昨日行いました。
(略)

井戸:
このフェニックスの申請経過と申請内容についてのご説明がございましたが、
ご質疑等ございますでしょうか。
非常にプリミティブな話で恐縮ですが、想定埋立量は焼却灰ベースで28万トン、2万トンですので、
災害瓦礫が、このままの量になるという事ではないんですよね。
結局、混焼率どれぐらいかで持つかって事で、災害瓦礫の受入量が決まってくるという事になりますので、
その辺、今日の新聞などを見てると、あんまり認識されずに28万トンの2万トンだから、
30万トンというような受入量みたいな形で、報道されたりしていましたので、
念のために、災害瓦礫の受入量ではない、通常のゴミと一緒に焼いた焼却灰ベースでの
ボリュームだという事をご承知おき頂きたいと思います。

それでは、昨日、この申請がされた後、
環境省のほうから宮城県の災害瓦礫の処理の第二次処理計画が纏まったから、
それに基づいたら、
これは近畿地方環境事務所の廃棄物リサイクル対策課の課長さんの名前で来ているメールですけれども、
フェニックスでの受入等を前提に焼却処理を検討して頂いている自治体におかれましては、
広域処理の要請がなされない事となりますので、宜しくお願いします
というメールが入っているんです。
ちょっとこの件について、事務当局のほうからコメントあればして下さい。

事務局:このメールは、地方環境事務所から参っておりますけれども、
環境省のほうに、現時点で確認取れている状況では、省として、こういう方針を今出しているという
確認はまだ取れていないという、あくまでも地方環境事務所として、
メールが来ているという認識でございます。

省のほうで正式決定したという回答がまだ色々電話したりしてますけど、
得られていないという…
まだ決定しているという認識がないというふうに聞いております。

井戸:
─資料より 
宮城県のホームページから取った、「宮城県災害廃棄物処理実行計画」より
「そのため、焼却処理の広域処理のお願いに際しては、比較的早期に受入体制を構築頂ける事を念頭に、
現在調整中の自治体との協議を進めるほか、既に受入を実施して頂いている自治体に、
今後の拡大の可能性も含め、引き続きお願いをしたいと考えています。
木屑については、県内処理の更なる拡大を図ると共に、近県を中心に引き続き再生利用を
お願いしたいと考えています。
更に、混合廃棄物から分別した後の不燃物を主体とした残渣物の最終処分については、
まだ相当量の受入先が未定である事から、引き続きご協力をお願いしたいと考えています」

どうもこれが、宮城県の基本的な考え方のようなんですね。
で、現在調整中の自治体との協議を進め、更に受入を実施して頂いている自治体にも
拡大の可能性も含め、引き続きお願いをしたいと考えていますと言うんですが、
これで全部が処理しきれなかったら、また広域処理に戻ってくるかもしれないとも読めますし、
本当に良いんですねと、今の段階で決めてしまって大丈夫かどうかというところが、
今の環境省の、そういう応対ぶりも見て、今の段階で私、皆さんとお諮りしながらなんでありますが、
昨日の段階で、フェニックスが個別評価をしてほしいと要請をしたばかりで、
その返事は頂いてないんですね、協議に入る入らないとかですね、
ですから、その正式な返事をきちっと待った上で、また委員会でお諮りをして、
関西広域連合としての取り扱いの基本的な考え方を纏めさせて頂いたほうが
良いのではないかなと思っておりまして、一出先の課長さんのメールでですね、
軽々に判断するには、重たい課題過ぎるのではないか。
我々としても、フェニックスのほうがようやくアクションを起こして頂いた矢先でもありますので、
そのフェニックスの個別評価の進展を見守らさせて頂くという事に
させて頂いてはどうかなという事で、お諮りをさせて頂きたいと思います。
フェニックスのほうは、それで宜しゅうございますか。

古川:
こういう情報が急に来ておりますので、当然この件につきましては、
トータル的に、やはり受入から最終処分というコーディネート頂いてる関西広域連合、
また各府県の方々からも協議をさせて頂いて、
具体的な対応というものを考えていきたいと思っております。

門川大作(京都市長):
関西広域連合は、基準を定められたので、直ちにその基準に基づいて、専門家会議を立ち上げ、
そして、京都市の焼却施設の点検をすると同時に専門委員、学識者6名が
それぞれ手分けして、宮城県等に現地に視察に行って話し合い等も先だってからやっておられます。
その報告を聞く事になってるわけですけど、
第一報として聞いてるのは、可燃物についてかなり進んでるという事が実態のようでございます。
その上で地域が尤も望んでる支援は何なのかという事について、
今議論を深めているところですので、広域連合としてフェニックスがなければ、
焼却も出来ませんので、是非その個別評価は進めて頂くと同時に、
現地のニーズがかなり変わってきてるという事も、京都市の職員も、
それから専門委員のメンバーも現地行って話し合いをした中で、
この数ヶ月で大きく前進してるという事も事実ですので、
推移を見守りながら結論を出していきたいと思います。

井戸:
これ、素直に読みますとね、既に協議を進めている団体はお願いしますという事ですから、
大阪市さんは、お願いしますというふうに読めるんですけども、
それで宜しいんでしょうか。

大阪市職員:
…含まれていますので、これはもう淡々と。

井戸:
失礼しました。岩手からの瓦礫の処理の話でした。

松井:
どちらにしましても、やはり環境省のほうのハッキリした考え方っていうのは、
やっぱり大臣の考え方を正式に、我々は焼却の処理の時は、
正式にそういう形でお願いをされたわけですからね、
出先の事務所だけじゃなくて、そこは早急に一度どういう状況なのっていう事だけは
やっぱり問い合わせるべきだと思うんですけどね。

山田啓二(京都府知事):
自治会においても、この説明が非常に雑ではないかという事で、
実は自治会から申し入れをしているところでありますので、
申し入れをした直後に、またこういう申し出というのは
情けない話でありますので、是非ともきちっとした形で問い合わせを正式にして頂きたいと思います。

井戸:
ご意見頂きましたように、止めたと言うのは非常に簡単なんですけども、
今までのどうも経過を見ていると、それだけで済むのかどうかの見極めがなかなかつかない。
先日の知事会でも、もう協力要らないんだというようなニュアンスの通知なんだけれども、
しかし、それで知事会全体として、本当に良いんだろうか、
だからきちんと継続した検討を進めながら、環境省へなりのきちんとした意向を
確認した上で対応しようという事になりましたので、
私どもも同じように、フェニックスはフェニックスで、
きちんとした照会をしているわけですので、それに対して答えて頂く。
我々は、こういう通知メールを貰ったわけですので、
本当に良いんですねっという意味での確認をきちっとさせて頂いた上で、
お諮りさせて頂きたいと思います。
私の兵庫県の、実を言いますと、立場からしますと、阪神淡路大震災で
やはり県外協力を頂いております。そのような事で、出来ればですね、兵庫県としては、
最終処分場の確保さえ出来れば、
協力したいと言ってる市長、相当ございますので、
そのような意思表示をきちっとしておきたい。
その為にもフェニックスのほうで、個別評価を受けて、こういう形ならば処理出来るぞという事を
結論まで出して頂いた上で、協力する、協力出来るんだぞというような事、
段階まで進めさせて頂いた上で、それでも要らないよと言われたら、要らないよというような
運びにならないと、運びにすべきではないかというふうに思っているところでありますが、
この辺も含めまして、確認の上で、またご相談をさせて頂くという事で宜しゅうございますか。

以上

本来なら、広域処理(遠方のフェニックスまで)せんでもええのは
喜ぶべきとこなんやけどな?
反対派の喜びとは別として、処理が進んでるねんから、良かったですね!とちゃうんか?
なんで必要ないて言うてんのに、評価して貰うねん!
そんな無駄な事すんな!

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