瓦礫についての質疑のみ文字にしました。(聞き間違い等のご指摘お願いします)
7/19(木)大阪市会 民生委員会【録画放映】
島田 まり議員(公明党 阿倍野区):
災害瓦礫に関しましては、本当に時間を掛けて色んな委員会毎に質疑もさせて頂いて参りました。
今回、市長が受入を正式に表明されたという事で、またそれが此花区という事で、
此花区の方々が区民限定で署名を集められて、ついこの前届けて来られました。
その署名数が二週間強で3072筆という事で、もう本当にさまざまな思いを持ちながら、
子供達を守りたいという一心で一生懸命、この署名活動された労力たるや
本当に頭の下がる思いでございます。
そういった方々の思いも受けまして、やっぱりしっかりと安全は、
やり過ぎという事がないという対策が必要だと思いますので、その点について幾つか質疑を。
先日、モーニングバードをたまたま見てたんですけれど、その中で細野環境大臣が
「災害廃棄物には、六価クロムや砒素などの有害物質が多く混入しているから、
防潮林や防潮堤の下に埋める事は出来ない」という発言をされました。
こういった報道について、事実はどうなのか。
また、これら有害物質は分別出来ないのか。また、焼却出来るのか。
ゴミ焼却工場に混入した場合はどうなるのか。
砒素や六価クロムなどの有害物質の処分基準は、どのようになっているのか、お尋ねをしたい。
村上技術監兼施設管理課長:
委員ご指摘の報道につきましては、環境省によりますと、
1970年代~1990年代の建築物には、防虫・防腐処理剤として、砒素やクロムが
用いられている事が多い。主に土台等、建物の基礎部分に使用されており、
通常、土壌や雨水に触れる状況になく、また人が触れる箇所には使用されていない。
尚1996年以降、使用量が激減している。このような砒素やクロムを含む廃木材、
いわゆるCCA処理木材は、廃棄物処理法の基準にしたがって処理されており、
その安全性は担保されている。
埋立についても、管理型の廃棄物最終処分場に埋立る場合には問題はない。
大臣の発言の主旨は、管理型の廃棄物最終処分場に埋立るのではなく、
直に素堀の状態で、埋立る事が問題であるという事と聞いております。
また、六価クロムや砒素等の重金属類につきましては、目視で見分ける事は困難でありますが、
本市の焼却工場は、高度な排ガス処理設備や排水処理設備といった公害防止設備を有しており、
適正に処理する事が出来ます。
尚、これら重金属類は、大気汚染防止法や下水道法大阪府生活環境の保全等に関する条例等の
関係法令により、基準値が定められており、定められた頻度で定期的に測定も行っております。
例えば、排ガスについては2カ月に1回、排水については1カ月に1回の頻度で測定を行っております。
その結果につきましては、各規制値を十分下回ったものとなっております。
管理型最終処分場の放流水につきましては、廃棄物処理法の規定による一般廃棄物の
最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場に係わる技術上の基準を定める省令により、
定められております。排水基準値は、砒素が0.1mg/L。六価クロムが0.5mg/Lとなっております。
尚、北港処分地においては、年に2回測定を行っておりますが、いずれも排水基準値以下であり、
問題ございません。
島田:
砒素やクロムを含む廃木材は、現地で測定を行い、明らかにそれらが含まれている廃棄物は、
受入るべきではないと考えますが、いかがでしょうか。
そもそも砒素やクロムが明らかに含まれている廃棄物を一般廃棄物処理施設で
処理する事は法的に問題がないのでしょうか?
村上:
環境省は、このような砒素やクロムを含む廃木材、いわゆるCCA処理木材は、
廃棄物処理法の基準に従って処理されており、その安全性が担保されているとしています。
したがいまして、東日本大震災に係わる災害廃棄物の処理指針マスタープランにおいても、
目視等により、CCA処理木材と判断される物は、廃棄物処理施設にて、
焼却処理を行う事としており、法的にも問題はございません。
島田:
橋下市長は、5/18の民生保健委員会におきまして、自民党、北野委員からの質疑に対しまして、
「被災地からの廃棄物に砒素等の有害物が入っていたら、
受入れない」というふうに発言をされております。
先ほどの答弁によりますと、六価クロムや砒素などは目視で見分ける事が難しいとの事で
ございました。六価クロム等が混入するか否定出来ないわけでございますから、
市長の発言からすると、災害廃棄物は受入出来ないのではないのでしょうか?
村上:
5/18の民生保健委員会において、
市長は「そのような問題は大阪市内での廃棄物と同様の話であり、
きちんと選別をして、受入れられない物は受入れられない。
出来ない物は出来ないというようになると思います」と答弁しております。
これは大阪市のゴミ処理施設で、適正に処理出来ない物は受入ない事を答弁したものです。
六価クロムや砒素などの重金属類につきましては、本市の焼却工場は、
高度な排ガス処理設備や排水処理設備といった公害防止設備を有しており、
適正に処理する事が出来ます。
これら重金属類は、大気汚染防止法など、関係法令により規制値が定められており、
定められた頻度で定期的に測定も行っており、その結果については各規制値を
十分下回ったものとなっております。
尚、現地においては、一次仮置き場、二次仮置き場で破砕、選別作業を行っており、
これらの工程において、砒素等の混入が懸念される表面の汚泥、土砂類等の不純物は
可能な限り取り除かれております。
島田:
砒素等の混入が懸念される表面の汚泥、土砂類等の不純物は可能な限り取り除かれております、
というふうに仰いますけれども、東北の焼却結果を見ますと、
一般のゴミとは比較にならないぐらい含まれている事は容易に推察されます。
六価クロムや砒素などの重金属類は、大阪市の焼却工場で受入る事が出来、
処理で埋立ても、灰からの溶出はなく問題ないと仰いますけれども、
岩手の日々新聞社が報道しました内容で、
一関地区広域行政組合大東清掃センターで、六価クロム化合物含有量が、
基準値の1.5mgを大幅に超えた事で、受入を停止した例がございます、
その事を報道されておりました。
大阪市の焼却工場で、これまで焼却の経験もない災害廃棄物を焼却する、
その適正な処理が出来るというふうに、なぜ言えるのか、お答え頂きたい。
蓑田施設部長:
今ご指摘の岩手日々新聞の記事でございますが、2/1の記事と思われますけれども、
この記事の中に、先ほど仰られましたように、一関広域行政組合大東清掃センターは、
31日に開いた同公害防止対策協議会で、同センターゴミ処理施設の焼却灰の
六価クロム化合物含有量は、排水処理中でございますが、7.8mg/Lと基準を大幅に超えた事を
報告したというふうに書かれておりまして、
この後、同センターは薬剤処理が不十分だった事が原因と見ており、
処理薬剤の添加量を増やすなどの対応を取ったという報告がなされております。
この記事にもございますように、焼却工場の排水処理設備に、重金属処理剤という薬剤を
使っておるんですが、この処理薬剤を適正に注入致しますと十分に対応出来るものでございまして、
適正な管理が行われば、十分処理が出来るという事を考えております。
島田:
そういう薬剤の事で、大阪市はきちっと万全の対策が処理出来るという事で、
適正に処理が出来るというお答えだと受け止めましたが、宜しいでしょうか。
では続きまして、先日の環境対策特別委員会におきまして、我が会派の金沢委員から、
排ガスの測定方法に関しまして、セシウムを含んだガスが通り抜けている可能性について、
指摘をさせて頂きました。
その際、ガス状のセシウムを現在行われている排ガス測定法で、
どれだけ捕集する事が出来るかを検証する実験装置を提案致しました。
是非とも、これを用いて多くの陳情で述べられていますガス状の放射性セシウムが
通り抜けているという懸念について、試験焼却までに確認を行うべきであると考えますが
いかがでしょうか。
村上:
独国行政法人国立環境研究所発行の「放射性物質の挙動から見た適正な廃棄物の処理処分(技術資料)」
第2版によりますと、環境省などが、これまで多くの調査結果を報告していますが、
一部検証されているバグフィルター入り口の場合でも、サンプリング装置の尤も上流部の円筒濾紙で
検出されており、その後のドレン部や活性炭部では検出された例はない。
つまり測定出来るレベルでは、ガス態は存在していないという事である、としております。
また環境省より、広域処理受入施設におけるモニタリング結果が公表されております。
東京都、山形県、秋田県大仙市、群馬県、静岡県島田市などの排ガス実測データーは、
全ての施設において、検出下限値以下で安全に処理出来ている事を確認しております。
ところで、ご提案の実験装置についてでございますが、
本市の研究機関である環境科学研究所に確認を致しましたところ、
実験装置と実技とではガス中のセシウム濃度やガス流動といった条件が異なる事や
想定しているセシウムのガス濃度が、実験装置で得られるかどうか、
不確定な部分がある事など、幾つかの課題があるとの事でございます。
したがいまして、ご提案の実験につきましては、一定の考察や工夫が必要である為、
試験焼却までに、環境科学研究所と相談しながら進めて参ります。
島田:
是非とも、この提案を実現して頂きたいと思います。
色々と一定の考察や工夫が必要やという事で考えておられるようですけれども、
考えているよりも、やってみれば分かるという事で、やった結果を見ながら条件を考えていくとか、
やってから条件を変化させるという方向で、必ず試験焼却までにして頂きたいと思います。
試験焼却までに、必ずやって頂くというふうに受け止めて宜しいでしょうか。
村上:委員ご指摘の実験につきましては、試験焼却までに完了させるよう進めて参ります。
島田:
是非とも、この実験が公開の元、反対派の教授の方にも同席して頂くとか、
本当に、皆さんが納得して頂けるような状況でされる事を望んでおきます。
続きまして、前回の同じく環境対策委員会におきまして、北港処分地の排水の管理地が
10Bq/Lとの答弁でございましたけれども、もっと値を下げるべきであると考えます。
10Bq/Lでは、ゼオライトを敷いた場合も敷かなくても、どちらもND、クリアとなってしまう
という事でございます。ゼオライトの効果を確認すべきでありますので、
本来はゼオライトを敷いて、0.172Bq/Lていうふうに計算上はなるというふうになってますので、
それを管理地とすべきだと思います。
実際に、1Bq/Lを測定されている事例も環境省のデーターにもありますが、この点について。
村上:
環境省の個別評価では、埋立る焼却灰の下部にゼオライトを敷設した方法を採用すると、
放射能濃度最大2000Bq/kgとした場合でも、その濃度は検出限界値以下であり、
計算上は0.172Bq/Lとなっております。
この計算上の数値は、飲料水の新基準である10Bq/Lを大きく下回る極めて微量な数値であり、
しかも、この数値が現れるのは243年後となっております。
10年後、20年後のスパンで見ますと、
計算上は実質0ベクレルとなるような数値と評価されており、
事実上、埋立処分地に封じ込める事になると評価されております。
本市としましては、飲料水の新基準地である10Bq/Lで自主的に管理して参りたいと考えておりますが、
検出限界値を可能な限り下げる事により、精度を上げて参ります。
また毎年、内水面の濃度を計りまして、どのように変化するか観測して参りたいと考えております。
島田:
北港処分地の個別評価につきましては、計算上だけで検討されておりますが、
理論計算だけではないのでしょうか?実験場の裏付けがあるのかどうかお答え下さい。
村上:
環境省による個別評価において、覆土層に期待される放射性セシウムの吸着性能を評価する為、
実際に、本市から提供した北港処分地の覆土及び鉱滓を対象に、
放射性セシウムに対する吸着試験を行い、吸着性能を表す分配係数を求めるなど
実験結果による数値を用いた評価を行っております。
また、ゼオライトの分配係数を設定する際にも国立環境研究所において、
比較的放射性セシウムの濃度が高いと考えられる関東地方の一般廃棄物の飛灰を用いた吸着試験を
実施しており、これらを元に吸着性能を表す分配係数を設定しております。
これらの事から計算上の過程においては、実際の覆土や鉱滓或いは飛灰の実験結果を用いて、
評価が行われております。
島田:
ご答弁の中で、比較的放射性セシウムの濃度が高いと考えられる関東地方の一般廃棄物ていう
お言葉がありましたけれども、本当にそういう意味では関東地方、特に東京で
最初に色々受入れられて、焼却された時に、東京で収集されたゴミよりも岩手とか、
宮城から入ってくるゴミの放射性濃度のほうが低いと、なんか凄い、えっていうような
結果が出たりとかいう事もございましたので、関東地方が受入るというのは、
本当に受入やすいと思うんですね。
そういう意味では、やっぱりこちらの大阪で全くそういう物がない、真っ白な所に
受入るという意味では、やっぱり本当に安全性をしっかりと担保しないと、
やっぱり皆さんが心配されるのも無理ないなというふうな印象を受けました。
確かに先ほど仰った覆土とか鉱滓、ゼオライトの分配係数っていうのは、
実験結果による数値でありますが、その分配係数を用いた、ここでの計算は、
あくまでも均質な覆土及び鉱滓、或いは均質なゼオライトの層を水が均質に
移動していくモデルでなされたもので、実際にはこのような事はあり得ない。
本当に均質に均質にっていうような条件っていうのは実験上でしかない。
実際は、覆土及び鉱滓、或いはゼオライトの層は均質ではなく、空間が出来て、
水が偏った流れになり、っていうのは、よくこう水が流れていく時に通過する所に
道が出来るみたいな形で、同じ所をザーっていくわけではなくて、
やっぱり偏った道が出来てしまうというのが普通だという事を考えますと、
予測より早く高濃度のセシウムが浸み出してくる可能性があります。
そのチェックの為に北港処分地の排水の管理地は0.172Bq/Lでなければ、
ゼオライトを敷いた効果は確認出来ません。
ただ、検出限界には技術的に限界があるので、出来る限りやるべきであると思います。
現にフランスの独立系放射能測定機関、ACROでは、尿中のセシウムを0.3Bq/Lの検出限界で
測定をしています。日本で高感度の測定が出来ないとは思いません。
どこまで感度をアップするおつもりなのか、お伺いしたい。
村上:
管理地に係ります検出限界値につきましては、現在のところ検出限界値の極限を
追究するといった観点からしますと、どこまで値を下げられ精度を上げられるかは、
不明でございますが、委員ご指摘のように、〓聞き取れず〓の例も参考にしながら調査を行い、
可能な限り検出限界を下げるよう努めて参りたいと思っております。
島田:
広域処理につきまして、大阪市分の量っていうのは本当に確保されているのでしょうか。
今改めて、最新のデーターで確認をさせて頂きたいと思います。
村上:
岩手県では本年5月に広域処理の具体化に当たり、より詳細な種類別、処理量の精査が
必要である事などから、発生した廃棄物の量を見直しております。
その結果、発生推計量は約12年分に相当する約530万トンとなっております。
一方、広域処理の希望量は5月に発生量の見直しが行われた事から、
岩手県で約120万トンとなっております。
この内、本市で受入対象としている木屑等は約30万トンとなっております。
この約30万トンの内訳は、木屑が17.5万トン、可燃物が6.3万トン、漁具・漁網が5.4万トンと
なっております。
6月29日には、環境省より広域処理の推進に向けた取り組み状況が公表されました。
岩手県の場合、まだどの市町村から廃棄物を受入るのかは不明ですが、
可燃物、木屑については、本格受入表明をした大阪府・市を含めて、既に実施中、
調整中の自治体の範囲で、概ね目処がつきつつあるところとしております。
島田:
まだ、どの市町村からの廃棄物を受入るのかは不明という事で、
この今現在に及んでも、まだどこから受入るのかが分からない。
本当に、そこの状態というのが、どういうものかっていうのが、ちょっと心配というか、
本当に早く知りたいなあという思いでございますけれども、
どちらにしても、そこの木屑の状況っていうのは、こちらから行ってしっかりと調べると
仰っておりますし、CCAの処理木材とか、それこそ有害物質が含まれてるかどうかを
チップにしてしまえば、なかなか分別は目視では出来ない。
だけども、その前の段階を見れば分かるという事を考えますと、まずそういう識別をするとか、
例え木屑のチップになったとしても、測定が出来ないわけではないとお聞きしておりますので、
そういうあらゆる放射性物質も、それ以外の有害物質も、とにかくきちっと測定した状態で、
検討されたいと思いますし、先ほど言いましたように、ガス状のセシウムを捕集する実験、
これはもう本当に必ず試験焼却の前にやって頂く、そこでの実験がちゃんとクリア出来なければ、
次に進めないという事をここで確認をしておきたいと思います。
いずれに致しましても、もう安全を本当にしっかりと担保出来た状態が、なんと言っても
受入の条件だと思っておりますので、その点最後の最後までしっかりと神経遣って頂いて、
宜しくお願いをしたいと思います。
太田 晶也議員(自民党 福島区):
先日、舞洲工場及び北港処分地である地元、此花区民を対象とした説明会、3回行われましたね。
本市所有の唯一の最終処分地である北港処分地、これは此花区にある事は分かっておりますけれども、
安全な瓦礫を受入ると市長ずっと仰ってたわけです。
僕これ3回説明会あって、3回とも行きました。此花区民ちゃう、せやけど私は隣の福島区民ですわ。
石ポンッと放ったら此花区、近い。もの凄く近いんですよ。
先ほど言うた食検(食品検査所)のある中央市場もすぐ横、此花区なんですよ。
せやから、俺も聞きに行かなアカンそう思って行ったわけなんです。
3回とも行ったら、ちょっとずつ温度が違うし、
会場の外で反対しはってる方らがね、ガーと頑張って反対もされてるし、
ちょっとこれは凄いなていうね、まぁ良いか悪いかは別にして、
こんだけ世間の方が注目すべき事なんやなあていうのは、やっぱり私は議会人として見なあかん、
そう思ってね、自民党の会派の先生と一緒に行って貰いました。
6人ぐらい誘って自民党の人らと一緒に行かして貰ったんですけど、
その時に、やっぱり地域の人から言われてはったのは、
「なんで此花区やねん、なんで此花区で燃やして、なんで此花区で埋めんねん」て話やったんですわ。
確かに仰る通りですわ。自分の所で燃やして、自分の所で埋められるってなったら、
そらやっぱりなんか説明もちゃんとして欲しいし、どんだけ安全やねんて言われても
なかなか信用できひん。ですから市長は一生懸命、安全や安全やて仰ってたわけですよ。
そんなに安全なんやったらね、大阪に焼却場何箇所ありますか?
9箇所あるんですよ。森ノ宮、森ノ宮はバグフィルター付いてへんわね。
ほな森ノ宮除けとけましょか。
西淀川、大正、東淀川、住之江、平野、八尾、そんなけ焼却場あるんやったらね、
埋めんのん此花でしか埋められへんのやったら、焼くんはよそも一緒に焼いたれや。
その時ね、市長言うたんね、絆やて、絆て言いはった。
絆、岩手県の人を笑顔にさせてあげたいんやーて。
ほな、此花の人だけが我慢せなあかんの?違うでしょ。
みんなで絆やて言うんやったら、みんなで我慢したらなアカンやんか。
それやったら、ほかの8地域もしっかりと受入てあげて、大阪市全体で説明会を開く。
此花だけで、24分の1の幾つかの人だけが反対て言う声を聞くんじゃなくて、
大阪全体で、僕はこの声を聞かなアカンのんちゃうかなと思うわけですね。
そこで、なぜ此花区にある舞洲工場だけが対象として、焼却するという事になったのかを
改めてお聞きかせ頂きたい思います。
村上:
ゴミを焼却するに当たりましても、埋立するに当たりましても安全性は十分に確認しておりますが、
焼却から埋立の運送経路を出来るだけ短くする事が望ましいと考えております。
加えまして、現時点の考えでは、被災地から海上輸送されたゴミを積み降ろす港や
積替場所は決まっていないものの出来る限り高速道路を利用して輸送する事や
被災地からの廃棄物の運搬、焼却、埋立処分を併せて一体的、かつ円滑に行う事を考慮しますと、
此花区の方々にはご負担をお掛け致しますが、舞洲工場で焼却して、
北港処分地で埋立る事が効率的であると考えております。
太田:
僕ね、これ汚いから此花に来てんのんちゃうかていう気持ちが、
危ないから此花区で受入てる、そんな気がしてどうしても仕方がない。
なかなか安全や安全やて言われてもね、その気持ちがなかなか払拭でけへんわけですわ。
確かに、村上さん仰ったように現時点では、どこにその瓦礫が、
まず岩手県からどこの港に来るのかも分かれへん。
そして、その来た瓦礫をどこに置いとくのんかも一時置場も分かれへん。
どの道を通って舞洲の焼却場に行くのんかも分かれへん状況やから、
此花区での説明会やって言うのはよう分かりますねんよ。
そやけども、現時点での、僕話やと思う。
ですから、ちょっと今後どのようになっていくのかという事を分かりしだい、やっぱりしっかりと
説明すべきだと思います。
もし港区のフェリーターミナル、フェリーターミナルあったかどうか分からんけど、
停めて、そこで大正で置くとかなるんやったら、どのルート通っていくか分かれへんわけですから、
まずそれは住民の方に分かりやすく、しっかりと広報して頂きたいと思います。
続きまして、この受入、舞洲工場で焼却して北港処分地で埋めるっていうふうにされてるんですけど、
これ、市長と知事の関係やから、実現してんのかなあというふうに思うんですね。
これもある種、大阪都構想というか、府市統合の一つの考え方、
大変ね、それはスピーディーでしゃあないのかなと私思うんですけれども、
そんな中で、大阪府下の処分地、最終処分地は北港だけじゃないんですよね。
大阪のフェニックスの処分場もあるんです。フェニックスは四つの最終処分場からなっておりまして、
それぞれの港湾管理者て居るんですね。
大阪市長は、夢洲と咲洲の先っちょのところにフェニックスの処分地。
大阪知事は泉大津の処分地。あと2箇所ほかあるんですけど、その辺の処分地が、
知事が泉大津の処分地を持ってるという事から、これ知事が認めたら、
フェニックスの泉大津の処分地で、受入が可能になるのでしょうか?
村上:
フェニックス泉大津沖処分場の内、廃棄物による埋立が終わった区画、約65haの内、
52haにつきましては、既に港湾管理者の所有となっており、
大阪湾広域臨海環境整備センターが、当該区域で焼却灰を埋立処分する事は出来ません。
一方、埋立中の区画につきましては、大阪湾広域臨海環境整備センターが運営管理しております。
しかしながら、フェニックス処分場は埋立終了後、港湾管理者が所有する土地になる為、
跡地利用計画に影響が出ないように埋立処分する必要があり、
同センターは、港湾管理者の意見を聞いた上で埋立事業を進めております。
したがいまして、大阪湾広域臨海環境整備センターが運営管理している四つの処分場の
どこで廃棄物の焼却灰を受入るかについては、それぞれの港湾管理者の意見を聞いた上で、
環境省が行う安全性評価をどの処分場で受入るかについて、
現在調整しているところであると、お伺いしております。
太田:
ここではフェニックスで埋立する事が、良い事や悪い事やとかねそういうのんではなくて、
とりあえず説明を聞かせて頂いたというところで留めたいと思いますが、
ちょっと一つ気になる事がありまして、今、村上課長が仰った
「跡地計画に影響が出ないよう、埋立処分をする必要がある」て言いはったんです。
これ、あたかも後で影響が出て来るんちゃうんかいなみたいなね、そんなふうにも聞こえますよ。
思いませんか。どうです?そんな事ない?ないですか?ほな、そういう事にしときましょか。
僕はね、ちょっとそんな要素も含まれる、それは一体何なのかと思うとね、風評ですよ。
風評、実際の云々やなくて、風評、これがちょっと問題なんちゃうかなあというふうに思うんです。
この風評被害、これ、ほんま大変なんです。
実は、また中央市場のお話に戻りますけれども、中央市場、今魚が売れへん。
どんどんどんどん魚の消費が少ななってきてるという事で、中央市場本場の取り扱いのキロ数も
年々やっぱり減少化していってるていう中がございます。
これ、風評被害が直接の影響あるかどうかて言うて、中央市場に聞いてきました。
食検行って、視察した後中央市場に寄って、場長に「こんな風評被害来てまっか?」て
言うたら、「来てまへん」て言われたから、「あっそうか、良かった」てその時思ったんですけども、
やっぱり風評被害、実際あったら怖いですよ。
なぜか?うちね、今言いましたように福島区です。ややこしい名前やね。
福島県産桃とか、福島産桃言うたら、まるでうちなんか悪いイメージのようなね、とこがあるんですわ。
ところで、うち6年前に、ちょっと話前にしたんですけどね、福島県と、うち福島区、
名前が福島繋がりで、前から一緒にコラボレーションやっとったんですわ。
物産販売やったりね、ほんで福島区の区民祭りで福島県産の桃を販売してあげようとなったわけです。
ほんなら「福島県産の桃なんか買えるかえー」って言う人と、
「福島県産の桃、今やからこそ買うたれー」って言う人とね、真っ二つですわ、これ。
真っ二つ、こういう話が出てくる事が可哀想ですよ。
「買うたれー」いうのも、なんか「えー」みたいな感じもするし、
「買うなー」って言う人も、「ほんまにアンタ何を分かって言うてんねん」と思いますやんか。
それが風評被害ですよ、実際に。怖い話です。
僕はね、この風評被害が一番怖いです。此花区で焼いて、此花の舞洲で埋める。
いずれ、これ中央市場、ほんま真横ですよ。
大阪湾で捕れた魚が、なんかセシウムで冒されとんちゃうんかいな。
なんか砒素の食らっとる魚なんちゃうんかいなと思ったら、ほんまに心配で心配でしゃあない。
そう思います。
ところがね、僕こないだうちにも色んな瓦礫の受入反対の女の人が来はったから、
僕はっきり言うたったんですわ。
これね、「父親的な視点と母親的な視点と二つの視点があるよ」て。
片方で、名前言うてええんかな?うまい棒て10円のお菓子ありますわ、食品添加物だらけの。
美味しい、めんたい味もチーズ味もね。
ところが、これお母さん食べさすか?って言うたら、お母さん食べさせへん。
「こんな、アンタ食べたらアカン。お母さんが今日ね、山形県で買うてきた…」
今ちょうどサクランボの時期やからね。今日のお弁当にもサクランボ入っとったからね。
お母さんやったら、サクランボ食べいて言うわけですよ。思いません?
「うまい棒アカン。サクランボ食え」ってなるわけですわ、お母さんは。
ところが、お父さんはどうやろ。
お父さんは、「そんなガミガミ言うたるなよ。どこのメーカーか分からんけど、
たまにはうまい棒食べたい言うとんねんから、うまい棒も食わしたれや」っていうふうに思う。
これが僕はね、父親的な視点なんちゃうかなと思うわけです。
母親は海のように深い愛情を持ってます。
フランス語で、海の事を「mer(メール)」て言います。母親の事も「mère(メール)」て言うんです。
女性とお母さんと、海は同じ深い。「メール」です。
僕はね、この母親的な視点をやっぱり忘れたらあかんなというふうに思います。
次、ちょっと局長、この母親的な視点ね、確かに父親、受入たらなあかんで、絆、それもええですよ。
それもええけど、母親の視点もしっかりと聞いてあげる事が、
僕は重要やないかなあというふうに思いますので、この瓦礫については、しっかりと、
これからも住民の説明、開いて頂けくように宜しくお願いしたいと思います。
以上、瓦礫に関する質疑のみでした。
島田議員の質疑にあったように、未だに岩手県のどこから瓦礫を持ってくるんか、
ちゅうか、「大阪市の分」として置いてるんか?
これが超疑問!わざわざ広域処理用に取って置いてるわけやあるまいし、
どんどん防潮堤とかに使たらええねん。こんな時だけ法的に~言うんは勝手すぎる!
焼却は被災地でもせんといて欲しいけど、しゃーない、どんどん処理したらええやん。
で、余るんか?
瓦礫の量も処理費用も被曝リスクも、何もかもメチャクチャ。
そもそも、こうやって議会を開いて、色々議論してる最中やのに、
橋下は勝手に、正式に受入表明して、慌てて住民説明して
試験焼却はいつで、いつから本格受入で、何トン受入て、予算は~って
どんどん進めてるやん。
松井はフェニックスを勝手に進めていってるし!
太田議員の仰ってるように、知事と市長の関係が大きいな。
母親的な視点と父親的な視点、確かに、この違いもあるかもしれん。
けど、男の人も子供を守る為に頑張ってるのは事実。
病院に行って、男が絶対に経験せえへん事が一つある。
レントゲン撮影の時に、「妊娠してませんか?」て質問される事。
なんで聞かれるん?
妊娠してたら胎児に影響がある可能性あるから聞くんやろ?
橋下はレントゲンリスクと比較してたけど、
女は全員(年齢にもよるけど)質問されるんや!
うちが行ってる歯医者さんは、レントゲンの時は体にも頭にも防護カバー付けてくれる。
なんで?
被曝リスクがあるからやろ!
2012-07-20
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