2012-09-07

岩手県の瓦礫処理能力と進捗状況について


前から気になってた岩手県の処理能力について
岩手県に問い合わせた内容と、本日9/7に公表された進捗状況について整理しとく。

2012年8月現在という事で、9/7現在も下記日量になってる


仮設炉合計195t/日
既存炉合計868t/日
総計1,063t/日

上記に至るまでの日量は
仮設炉合計195t/日⇒これは変わりなし
既存炉合計2,148t/日⇒828t/日⇒868t/日に変動してる。
この既存炉内訳もそれぞれ変動
久慈広域連合ごみ焼却場      6t/日⇒ 6t/日⇒2.5t/日 
宮古清掃センター        27t/日⇒27t/日⇒55t/日 
岩手沿岸南部クリーンセンター  45t/日⇒45t/日⇒60t/日
3焼却炉合計78t/日⇒78t/日⇒117.5t/日やから、
828t/日⇒868t/日になった40t(計算上は39.5t)については問題ない。
問題の
太平洋セメント株式会社 大船渡工場 1号焼却炉 1000t/日⇒5号炉と併せて750t/日
太平洋セメント株式会社 大船渡工場 5号焼却炉 1000t/日⇒1号炉と併せて750t/日
三菱マテリアル株式会社 岩手工場 可燃物・不燃物   300t/日(燃え殻、汚泥等)
これは、環境省が重複して処理量を掲載してたから減ったらしい。
なんじゃそら( ・`ω・´)

それで、当初は可燃物のみを処理する予定が不燃物が増えた為、
不燃物を中心に処理する事になったらしい。
その分、可燃物の処理が後回し状態(実際には平行してても)で、
引き続き可燃物の広域が必要やと。
それにしても、公表されてる数量、既に受入済数量、受入確定数量を計算しても合わんから

質問:岩手県では各自治体の瓦礫量は把握出来てるか?

回答:推定総量は出ている

質問:
総量が出るていう事は、各市町村ごとに出てないと
総量が出ないのでは? 例えば大阪が予定してる宮古地区は現在何tですか?
また各市町村ごとの進捗状況を岩手県で公表してますか?

回答:
宮古地区の場合、7/末時点で732,100tの内52,102t処理済。
現在公表してるのは、岩手県災害廃棄物処理詳細計画です。

質問:その732,100tはどこから出てきたのか?

回答:岩手県災害廃棄物処理詳細計画の22ページです。

質問:
それ、5月に作成されたものですよね?それ以降は更新してないんですか?
その後、何t処理して、現在何t残量かは、どうやって把握してるんですか?

回答:
岩手県災害廃棄物処理詳細計画が最新状況なので、
その数量を元に処理済み量を差し引いた数量が現在の残量として把握してます。

質問:
これ3/31時点での数量ですよね?もう5カ月過ぎてますし、
6/29に環境省が公表した数量では、かなり減ってますよね?
その3/31時点の分が正しいとしても数量が合わないんですが、
現在、岩手県が把握してる宮古地区の内訳を教えて下さい

回答:
可燃系混合物116,700t(3/31時点)が34,580tを7月末時点で処理済、
木屑・柱材37,600t(3/31時点)が4,714tを7月末時点で処理済

以上、実際はもっと詳細に質問・回答やったんやけど、
とにかく岩手県では、岩手県災害廃棄物処理詳細計画の22ページ、
3/31時点での数量を元に、処理済量を差し引いて残量として把握してるという実態で、
日量の詳細も質問したんやけど、一般ゴミ(岩手県内の)の数量によって、
瓦礫の処理量が変わるから、瓦礫だけの日量は変動があるとの事でした。

宮古地区について質問したけど、回答は22ページの宮古市の数量やった。
田野畑村8,800tと岩泉町7,500tの計16,300tについては、うちも聞き忘れた。
それで、多少の変動はあったとしても、
3/31時点での可燃系混合物116,700tが、7/末で34,580tを処理済という事は、
4カ月で34,580tを処理した事になるから、日量288tという事になり、
7/末時点の残量82,120tは9カ月で処理可能として、来年4月に処理完了。
木屑・柱材37,600tは、4,714tが処理済やから、残量が32,886tで
日量約39tで、28カ月掛かるから目標H26.3末までには不可能になる。

ただし、本日9/7に環境汚染省が公表した
8月末時点の被災3県沿岸市町村の災害廃棄物処理の進捗状況によると

宮古地区(田野畑村、岩泉町、宮古市)の可燃物の広域必要量が80,000tで、
21,200tが、秋田県(1,100)、群馬県(1,100)、東京都(19,000)で調整済としてる。
木屑は掲載されてない。
という事は、7/末時点での木屑・柱材の残量32,886tは処理出来た事と解釈してええんかな?
問題の可燃物やけど、環境汚染省によれば
要調整量58,800tを秋田県(4,100)、群馬県(27,800)、石川県(6,000)、大阪府(36,000)で調整中か。
電話で回答得た可燃系混合物を7/末で34,580tを処理したのは、どこなんやろ?
これ聞くの忘れたけど、4カ月で処理したペースでいけば、H25.4には処理完了になるから、
広域処理は必要ないんちゃうん?

三重県の受入表明2,000t(可燃物)についても、
久慈市の広域処理必要量4,000tに対して、要調整量として秋田県(3,000)、三重県(2,000)

福井県の受入表明1,600t(木屑)についても、
大槌町の広域処理必要量15,000に対して、
要調整量として新潟県(6,300)、福井県(1,600)、静岡県(14,600)

三重と福井は、どう見ても変過ぎるやろ!

岩手県に電話した時に、大阪の受入を撤回するという事はないかて質問したら
大阪市に直接要請したわけでもないから、岩手県側から撤回する事はないと。
橋下は達増知事に要請されたて言うてますけど?って言うたら、
それは受入表明して頂いてからの話やて。
今後、宮古地区の瓦礫が推計量より少ないと分かったら、大阪は受入る事はないか?って
質問してみたんやけど、それは大阪になるかどこになるかは、岩手県では決められへんって。
要するに、受入側が断わらん限りは、お願いするって事らしい。


6/29に環境省が公表した災害廃棄物の広域処理 

こんな少ないのに、増えてるのはおかしい。
確かに120万tは多いとしても、それは不燃物の89.2万tがあるからやん。
勿論、これも電話で
「見直しで瓦礫総量は増えてるけど、可燃物はかなり減りましたよね?」って質問したけど、
あくまでも岩手県災害廃棄物処理詳細計画の22ページが岩手県にとっては最新の情報やと。

要調整量58,800tの可燃物を太平洋セメント(2焼却炉、併せて750t/日)で
2カ月ちょいで処理出来るんやん。
野田村は防潮林にしてたクロマツを専門業者がチップ化して
温泉館のボイラー燃料として使うらしいし。
安全なんやろ?橋下は安全な一般の瓦礫て言うてたやん!
安全やったら、可燃物は全部燃料にしたらええやん!

危険やから、測定せなあかんやろ?何の意味もない空間線量計るんやろ?
危険なんやから、危険やて認めて、焼却そのものを中止して
宮脇昭博士の「みどりの森300キロ構想」を実現させたらええやん。
可燃物は陥没するから危険やて環境破壊汚染放射能拡散省wは言うてるけど、
陥没より放射能のほうが危険やろ!
そもそも宮脇氏は陥没せーへんて言うてるやん!

ちゅう事で、結局ボヤキでしかないorz

※計算等間違てたらご指摘願います!

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