2012-09-23

9月19日(水)大阪市会 民生保健委員会 土岐 恭生 議員の質疑



9/19(水)に行われた民生保健委員会
週明けには、インターネット録画放映にて視聴出来るので、是非見て下さい!
井戸に続き、土岐恭生議員の質疑を文字にしました。(聞き間違い等ご指摘願います)


土岐 恭生 議員(公明党 鶴見区):
私のほうからも瓦礫に関係する質疑を行わさして頂きたいと思います。
まず、東日本大震災によって生じた廃棄物の広域処理の予算の議決において、この付帯決議ですね。
4点の付帯決議を付されたわけでありますけど、まず始めにですね、この付帯決議の内容について、
具体的な現在の進捗状況をお聞かせ頂きたいと思います。
併せて、我が会派から提案を致しております安全性に係る実験ですね、
試験焼却の前に実験をするという事の提案をさせて頂いておりますけれども、
この安全性に係る実験の進捗状況につきましても、状況をお聞かせ頂きたいと思います。

安全性に係る実験とは、平成24年7月2日の環境対策特別委員会にて、
金沢一博委員の提案で、詳細は インターネット録画放映または、会議録へ。

環境局技術監兼施設部施設管理課長 村上:
付帯決議には四つの項目が付されております。
一点目は、市民・事業者等への納得のいく充分な説明をする事となっております。
市民の皆さまへのご説明についてでございますが、6月27日、7月2日、及び7月4日の計3回に渡り、
まずは被災地の廃棄物を処理・処分する予定である舞洲工場、及び北港処分地の地元である
此花区民の方を対象とした住民説明会を開催致しました。
8月6日、及び9日には、舞洲・夢洲地区にある企業向け説明会を開催し、
8月30日には、一般市民向けの説明会を中央公会堂において開催致しました。
10月7日には、被災地の廃棄物を受入にあたっての港湾積替え施設を中心とした広域処理に関する
住民説明会を開催する予定でございます。
今後、岩手県からの受入手順などを進め、11月には試験焼却に関する住民説明会を開催の上、
試験焼却を実施し、平成25年1月には試験焼却結果と併せて
本格受入に関する住民説明会を開催した上で、2月に本格受入を進めていく予定でございます。
尚、説明会で頂いたご質問の主旨と回答は、整理の上、本市ホームページに掲載すると共に、
当日の様子については、動画にてご覧頂けるようにしております。
また、市民の声などを通じて、沢山のご意見やご質問を頂いておりますが、
その全てについて丁寧にご回答しております。
今後も広く市民の皆さまには知って頂けるよう、情報発信に努めて参ります。

二点目ですが、夢洲周辺の海域に関連する漁業従事者への説明をする事となっております。
漁業従事者への説明については、大阪府において説明を行っているところであり、
1月17日、3月28日、及び6月14日に、大阪府漁業協同組合連合会に対して説明を行っており、
7月31日には、大阪府知事も出席した意見交換が行われ、
主に風評被害の対応についてご説明致しました。
今後も必要に応じて、協議していくと聞いております。
本市においても、6月6日に大阪市漁業協同組合、6月8日に大阪住吉漁業組合に対して
ご説明を行っております。

三点目ですが、安全性を確認するための検証を重ね、結果を公表する事となっております。
安全性の確認につきましては、受入対象としている廃棄物は、放射性セシウム濃度が
100Bq/kg以下の物であり、実際に測定した数値は岩手県宮古地区の場合、木屑等の可燃物では、
全て不検出となっており、科学的にも安全に処理出来る事が確認されている物であります。
現地においても、大阪府の職員が常駐して確認を行います。
排ガスの安全性については、焼却工場はバグフィルターという高度な排ガス処理設備を有しており、
このバグフィルターにより、煤塵に付着した放射性セシウムはほぼ100%吸着、
除去する事が可能となっております。
また、埋立処分に関しましては、北港処分地の個別の安全性評価について、
本年2月に、環境省、及び大阪府が北港処分地の現地調査を行い、
本市からは環境省等に対して、関連する詳細なデーター、
及び北港処分地の覆土材などの提供を行ってきました。
その後も大阪市としては、極めて高い安全性を求めて、その考え方や具体的な提案条件等について、
環境省、及び大阪府と都度意見交換を行ってきたところです。
これらを踏まえ、6月5日に環境省より北港処分地の個別評価を受領致しましたので、
大阪府の検討会議で、再度技術的にご議論頂き、大阪府の指針が改定されました。
これらの過程や検討の結果等については、本市ホームページにおいて公表しております。
このように、安全性の確認について、十分に検証を重ねてきたところです。

また、ご提案頂いておりますガス状セシウムの捕集実験についでございますが、
本市の研究機関である環境科学研究所において、実施する計画を進めております。
現状でございますが、実験装置と実技とでは、ガス中のセシウム濃度やガス流量といった条件が
異なる事や想定しているセシウムのガス濃度が、実験装置で得られるかどうか、
不確定な部分がある事など、幾つかの課題がある為、現在諸条件等について検討中でございます。
ご提案の実験につきましては、一定の考察や工夫が必要な状況である為、
環境科学研究所と調整を行い、試験焼却の説明会までに進めて参ります。
今後についても引き続き、市民の皆さまの安全・安心を確保する観点から
試験焼却において、あらゆるデーターを測定し、公表する事により安全性の確認について、
検証を積み重ね、結果を公表して参ります。

四点目ですが、細野環境大臣から指摘のあった有害物質(ヒ素・六価クロム・アスベスト・水銀等)を
含む災害廃棄物については、事前に検査し、産業廃棄物として適切に処理する事となっております。
被災地の廃棄物について、砒素や六価クロム等の有害物質について、
現地で試験焼却前に測定し、安全性の確認を行って参ります。
安全性の確認を行った物について受入て参ります。

土岐:
今、四点の付帯決議の進捗状況をお聞かせ頂きました。
それで今回の請願・陳情でも、説明会を求める声が沢山あるわけですけども、
そこで今答弁ありました10月7日に住民説明会をされるという事でありますけど、
この説明会は、港湾とか積替え施設を中心とした
広域処理に係るものというような説明であったかと思いますけど、
もう少し具体的にどこでするのか、大体参加人数とか参加対象とか、分かる範囲でお聞かせ頂きたい。

村上:
10月7日の住民説明会については、被災地の廃棄物の受入にあたっての
港湾積替え施設を中心とした広域処理に関する説明会でございますが、
港湾積替え施設に関する事以外につきましても、
ご意見やご質問があれば、それに対してご説明をさせて頂きます。
開催場所は、此花区民ホールで考えておりまして、主に此花区、及びその近隣区を中心として、
大阪市在住の方を対象に開催致します。  ←また大阪府民は無視かよ!
尚、参加者の人数につきましては、現在調整中でございますので、
調整が整いしだい、開催のお知らせを速やかに公表して参ります。

土岐:
分かる範囲でという事で、今お答え頂きましたけども、
今までの説明会でも、やはり本市のやり方に問題もあるというような指摘もあるわけですので、
十分そこを踏まえて説明会を実施して頂きたいと思いますけども、
併せて例えば時間帯を午前、午後、夜とかですね、そういう時間帯を分けるとか、
或いは聞いてなかったというような話もありますから、広報もしっかりやって頂きたい。
チラシを作るとか、ホームページに出すとか、出来るだけ早めに知らせてあげて頂きたいと思いますし、
参加人数については、ホールの収容定員の問題もありますけど、
今までであれば半分ぐらいしか入れなかったりとかいうような事も指摘があったわけですから、
定員数きっちり入れるぐらいの形でやって頂きたいと思います。
この点、要望しておきたいと思います。
それともう一つ、試験焼却前に行う、いわゆるガス状セシウムの捕集実験、
これ試験焼却までにするという事で、まだ現在検討中だという事ですけど、
これも当然、公開でやって頂くわけですね。
やり方とか、具体的にいつするのかという事でいいですね?
はい、分かりました。
それとですね・・・
はい、分かりましたと言うのは、そっちで課長が頷いてはるから、
そういうふうに言うてるわけでありますので。
それでですね、この四点目の、いわゆる有害物質なんですけどね、
これ環境省は、有害物質の選定というのは困難だというふうに言っていたと思うんですけども、
もう少し具体的に、どういう形で具体的に測定するのか、選別をするのかいうのを
ちょっとお聞かせ頂きたいと思います。

環境局施設部長 蓑田 哲生:
有害物質と言いますか、重金属の分析方法と言いますのは、
昭和48年に出ました、当時、環境庁と言うとるんですが、
告示13号に産業廃棄物に含まれる金属等の検定方法という方法が告示として出されております。
その中で、重金属等の分析方法について、記載がありまして、
載っておるという状況でございます、決まっております。
今後は、現地の二次仮置場におきまして、試料をサンプリング致しまして、
その上で、先ほどの測定方法に基づきまして、分析を行っていくという事を考えております。

土岐:
それでは、受入る廃棄物の基準でありますけども、100Bq/kgという事になっておりますけども、
この廃棄物の放射能の濃度の測定の方法、
これどういうふうにされるのかという事をお聞きしたいと思います。
瓦礫の山とか見てますと、やっぱり写真なんかで目にするわけですけど、
場合によってはその山の中に、濃度の濃い部分があったりするわけでありまして、
そういう部分が測定から漏れるんではないかというような懸念も持っていますけども、
この点はいかがでしょう。

村上:
大阪府、大阪市が受入る対象となる廃棄物は、岩手県内の二次仮置場において、
可燃物だけを選別し、土を篩い、大きさを揃える処理がされた後の木屑を主とする
可燃物となっております。
この二次仮置場で処理をした可燃物は、大きさや性状が揃った物になるよう、
しっかりと管理されております。
これまでの調査では、放射性セシウムが検出されないレベルなど
いずれも100Bq/kgを大きく下回る測定結果となっています。
このように一定の管理がされた廃棄物となっておりますので、
表面や内部のさまざまな場所10箇所以上から1箇所当たり4~20L程度、廃棄物を採取し、
混合した上で、ゲルマニウム半導体検出器で放射性セシウム濃度を測定する事が、
代表的、平均的な測定を行う事が出来ます。
尚、試料の一部に突発的に高い部分が混入する事を避ける為
廃棄物の山全体について、表面の空間線量も測定する事としております。
この方法については、環境省が災害廃棄物安全評価検討会に諮った上で、
ガイドラインとしているものでございます。

土岐:
測定の方法を今お聞き致しましたけども、それではこの測定結果でありますけど、
同じサンプルを測定した場合の再現性というものをどう見ておられるかですね。
ですから、これは今お答えされたのは、一つの山で10箇所ぐらいの所から採ると、
それを纏めてという事で、1箇所当たり4L~20Lぐらいの物を纏めてという事ですけど、
同じようなサンプルを測定した場合に、同じ数字に出るかどうかいう、
この再現性についてお聞きしたいと思いますけども。ですから、同じサンプルを測定してですね、
測定値が大きく異なる場合が出るというような事になれば、
いわゆる測定の精度に問題があるというふうに思われますけども、この点はいかがですか。

村上:
今回受入対象となっている岩手県宮古地区について、
既に岩手県宮古市の廃棄物を受入ている東京都の公表データーによりますと、
平成23年11月から本年6月までに、9回測定しており、
木屑、紙屑等の放射性セシウム134と137の合計値の測定結果は、
全てにおいて不検出となっております。
そのほか、宮古市の放射能濃度を測定し、公表しているのは、受入を始めた秋田県の5回、
群馬県の2回、受入を検討している石川県の2回があり、
その結果はいずれにおいても不検出となっております。
このように、これまでに測定されている木屑等のデーターは、いずれも不検出であり、
測定データーに、ばらつきは見受けられません。
したがいまして、環境省のガイドラインとして定められているサンプリング方法により、
試料を採取する事で、測定精度に問題はないと考えております。
尚、測定機器における測定データーの再現性につきましては、
本市の研究機関である環境科学研究所に確認しましたところ、
放射能濃度の測定機器であるゲルマニウム半導体検出器付γ線スペクトロメーターにおいては、
同一のサンプルである限り、測定対象物質が一定間隔に同じ割合で放出される放射線を
電気的に測定する為、複数回測定しても、測定値の変動は殆どないと言える。
測定値が大きく変わるような機器測定時における、
ばらつきの問題はないという事を確認致しております。

土岐:
ちょっと答えが違うと思うんですけど、東京都の今9回測定して全て不検出という事ですけど、
私が言ってるのは、山のばらつきですね、測定のばらつき、
ですから1回計って出してはるわけやから、それを同じ一つの山のサンプリングを1回計って、
また次計って、またもっぺん同じような事してというような形での
そういうばらつきがあるんではないかと、1回だけ計って、それで良しと、
するようになってんのかどうかという事で、ちょっと心配してるわけですけど、
環境省のガイドラインでも、そういう事は言ってないですか。ちょっと課長、答弁して下さい。

村上:
今回の宮古市のデーターは、全て公表されておりますが、
全てNDとなっておりまして、
その点について何回測定しても同じ値という事で認識しております。
そういう事で、データーのばらつきはないというふうに考えております。

土岐:
測定精度に問題がないという答弁でしたけど、これもうちょっと検証させて頂きたいと思いますけど、
それでは環境省は、広域処理の対象となる廃棄物の放射能濃度はですね、不検出、
ずっと今まで仰ってるのはどこも不検出でしたと、また微量というふうに言ってますけども、
この微量というのは、どれぐらいの値になるんでしょうか、お聞き致します。

村上:
国立環境研究所から示された廃棄物等の放射能調査、測定方法に関するマニュアルや
大阪府の指針において、受入る廃棄物の放射能濃度の検出下限値は40Bq/kgとしております。
環境省によりますと、具体的な微量の定義はないが、
検出下限値である40Bq/kgを少し上回ったとしても
100Bq/kg以下ならば微量しております。
ちなみに、本市が受入る宮古地区の木屑等廃棄物は、放射性セシウム濃度が100Bq/kg以下の物であり、
実際に測定した数値は、岩手県宮古地区の場合、全て不検出となっております。

土岐:
国は100Bq/kg以下であれば、微量という事で非常に大雑把やと思いますけど、
環境省の見解は、そういう事であるという事ですが、大阪市としての見解はどうでしょう。

村上:
本市としましても微量の定義はないとの事でございますので、
環境省の見解通りと考えております。
尚、測定に際しましては、国により定められたマニュアル等よりも
可能な限り精度を上げて実施して参ります。

土岐:
本市においては、この11月に、いわゆる試験焼却を予定しているという事でありますけども、
その際の被災地の廃棄物の放射能濃度、これは幾らになるのかと言えば、100Bq/kg以下、
不検出という答えになるんだろうかと思いますけど、
岩手県と大阪府、そして大阪市で基本合意されてるのが、
この100Bq/kg以下の物に限るという事になってる為、試験焼却の時は最大で100Bq/kgの物が
搬入される可能性があるわけですね、これはそうですな?
そうするとですね、試験焼却する時は、やっぱり一番危ない100Bq/kgの物で
試験焼却をしなければなりませんね?どうですか。

村上:
受入る廃棄物の放射能濃度につきましては、岩手県と大阪府、大阪市での基本合意において、
100Bq/kg以下の物に限るとしており、大阪府の指針においても、100Bq/kg以下としている事から
試験焼却においても、100Bq/kg以下である事が確認された物を焼却する事となります。
尚、放射能濃度の測定は、岩手県において大阪府が測定します。
受入対象となる岩手県宮古地区の木屑等の廃棄物の放射能濃度は、東京都、秋田県、群馬県、
及び石川県から公表されているデーターによりますと、全て不検出となっております。
100Bq/kgの廃棄物で試験焼却を行うべきとのご指摘でございますが、
このように、これまで公表されている実測データーが不検出である事から考えますと、
本市が試験焼却で受入る廃棄物の放射能濃度の不検出か、
若しくは低濃度となる可能性が高いと考えられます。
したがいまして、100Bq/kgの廃棄物ばかりを選んで試験焼却を行う事は困難と考えております。

土岐:
それはちょっおかしいと思いますけどね。
試験にならないです、これは。
今までは全て不検出、不検出と言うてはるわけで、
持って来る時には、100以下ですよと、せやから例えば90出てても、
これは試験焼却の対象になるわけでしょ。
今まで不検出、不検出言うてはるわけやから、一番危ないところでやらんとあかんわけですよ。
という事は、100Bqの物で出来ないという事であれば、その基準を不検出にするとか
或いは、その40Bqですか、検出下限を超えた数字、いわゆる微量というのは先ほど聞きましたね。
微量、不検出は幾らかと言うたら、40以下やと。
100以下、40以下が微量という事やから、それを超えた場合は、
これもういっぺん改めて試験焼却をするという事で良いですか?答弁して下さい。

村上:        ←何言うても頭がマニュアル
今回、大阪府の指針に基づきまして、
被災地の廃棄物の放射能濃度が100Bq/kg以下の物を受入る事になっている為、
本格受入時においても100Bq/kg以下の物であれば、受入て処理をして参ります。
尚、本格受入に際しましても、試験焼却時と同様に、排ガス、廃水、焼却灰等の
放射能濃度の測定につきましては、指針に基づき、定期的に行うと共に、
空間線量率についても敷地境界4地点、及び飛灰の処理系統に加えて、
排ガス、及び廃水処理設備など処理フロー全般を網羅した箇所において測定し、
結果は全て速やかに公表して参ります。

土岐:
私は先日、舞洲工場を視察をさせて頂きました。
一般の見学の所もあるんですけど、その工場の中まで入って色々とお話を聞いてみましたけれども、
今日は、委員長すみません、資料の掲示と言うんでしょうか。
─資料より
これがですね、試験工場を見学した時の、いわゆるバグフィルターから出てきた飛灰、
これを要するに灰ピットへ送っていく為のベルトコンベアです。
ベルトコンベアです、飛灰です、これ。
上には蓋が付いてますけども、ベルトはぐるっと回ってますから、
上には蓋付いてるんですよ、ベルトはぐるっと回ってきますから、
今度帰ってきた時には下に付いとるわけです。
中、入りましたら非常に粉塵が多い。そういう状況でありました。
それからもう一つ、これはですね、飛灰を灰ピットに落としてるとこです。
先ほどのベルトコンベアから、このコンクリートの穴に落とすわけです、飛灰を。
その飛灰が出てるとこが、ここなんですね。
非常に埃が舞い上がってると、こういう状況なんです。
非常に心配しました、飛散しないかどうか。
ちょっと、見解言うて下さい。

村上:
バグフィルターで捕集された飛灰は、重金属の溶出を防止する為に、
重金属処理剤を数%添加した上で、加湿する為に水分を約30%添加しており、
飛散防止の為、湿潤化した状態となっております。
飛灰を搬送するコンベアについてですが、処理した飛灰を貯留ピットへ搬送する部分は
ケースで覆われた密閉式のベルトコンベアとなっており、
かつ、ケースの内部を吸気・排気ファンにて吸引し、外部より低い圧力に保つ事により、
飛散しない構造となっております。
一方、飛灰を貯留ピットへ搬送した後、ベルトコンベアが戻ってくる部分は、
ケースで囲われた構造にはなっておりません
仮に、一部貯留ピットへ搬出されずに、戻ってくるベルトコンベアに付着した飛灰が残り、
万が一コンベアから剥がれ落ちたとしても、
コンベアの下部に設置されている受皿部分の上で受ける事になります。
この飛灰は、作業者により吸収し、飛灰の処理ピットへ投棄しますので、
通常の処理工程へ戻される事となりますので、問題はございません
また、灰の処理ピットは、工場の真ん中の部分に位置しており、
加えて、灰の飛散防止の為に、吸気ファンにより、灰の貯留ピット周辺の空気を
焼却炉内に送り込み、炉内温度制御用の空気として活用する事により、
外部より低い圧力に保たれている事から、工場敷地外へ飛散する事はございません。
工場敷地外への影響については、試験焼却前に敷地境界4地点において、
空間線量率を測定し、まずバックグラウンドの状況を把握致します。
併せて総粉塵濃度を測定し、空間線量率との関係を確認して参ります。
また、試験焼却は、本格受入時においても敷地境界4地点において、空間線量率を測定する事により、
バックグラウンドと比較して、変化がない事を確認して参ります。
作業者への影響についてですが、今回受入対象としている廃棄物は、
科学的にも安全に処理出来る事が確認されている物であり、
廃棄物処理法の規制を遵守する事により、安全に処理が出来るものであります。
したがいまして、本市において広域処理の対象となる廃棄物を受入る場合、
これまでの通常の作業形態で、何ら問題ありませんが、
今回のような被災地の廃棄物の受入は初めての事であり、
作業者等の労働安全衛生対策を徹底する観点から、念のため4月20日に
東日本大震災により生じた災害廃棄物の広域処理に係る労働安全衛生指針を策定しております。
本指針においては、国のガイドラインや大阪府の指針等に基づき、
本市における処理施設の状況等を十分に勘案し、より厳格に、放射能濃度等の測定箇所や
頻度等を設定した上で、作業環境管理を徹底する事としております。
このように、安全性の確認については、万全を期す事を徹底して追究し、
作業者、及び市民の方に対して、不安の払拭に努めているところでございます。
これらの事から、作業者や周辺環境の安全性については、問題がない事を確認しております。

土岐:
問題がない、問題がない言うてはりますけど、今のまず、もっぺん見て頂きましょう。
このベルトコンベアですね、これ飛灰が行ってる、この下に一輪車があって、
ここへようけ(沢山)積んであるわけです。
この下にもいっぱい飛び散ってますよ、飛灰
それともう一つ、そのベルトコンベアから、この灰ピットへ来るんですけど、
この周りもいっぱい飛び散ってます
この下、ちょっと白い所がありますね、ここはダンプカーが来るんですよ。
ダンプカーが入って来るんです。
ですからここはトンネルみたいなもんです、密閉されてません
ここへ溜まった飛灰をクレーンで積上げて、こっち側のピットへ持って行くわけですよ。
で、この下にダンプカーが来るんです。
バサッーと落とすんですよ、ブワーッと広がってますよ
そのまま出て行くんですよ。
風が吹いてきたら、不圧にしてる言いはるけども、到底これは飛散する心配があります
今は、安全だ、安全だ言うてはるけど、私はどうもこれはもうそうは思いません
今後しっかり対策、粉塵、煤塵の測定もまだしてません。まだしてないでしょ?
せやから、これはこれからするいう事やけど、そういう事もきちっとやって貰って、
これはこのトンネルから出たらもう一般道ですよ、すぐ外は
一般道です、人が歩いてます
ですから、しっかりとここは対策を更に検討して頂きたいと思いますけど、
局長、最後どうですか。

玉井環境局長:
今回の災害廃棄物の受入にあたって、我々が一番考えてる事は、やはり安全性の問題です。
市長も答弁なされたように、その安全基準については、さまざまな角度から検討して、
その、極めて厳格な基準というふうな事でしてきました。
今、一方でご指摘ありましたように、今後試験焼却、或いは本格焼却に入っていく時に、
その舞台となる舞洲工場の設備的な物がきちっと動くかどうか、
いうふうな、そういう点の御懸念の部分だというふうに思います。
工場の中については、私も何度か職場巡視で行っておりますので、
今、議員がご指摘のような、そういうふうな状況になってるというふうなところは、
目にしておりますけれども、
それらについても先ほど担当課長からご説明がございましたように、
いわゆる吸気ファン、或いはその排気ファン等によって、十分に、
あの、いわゆる固形部分については湿潤化している。
いわゆる排気部分、あのー、気体部分って、ガス状の部分については、いわゆる吸気ファン、
或いは排気ファンで、いわゆる圧力が調整されて、あのー、十分に循環して、
活用されるというふうな事で、まぁあのー、設備的なこの私、
まっこれ以上は詳しくは、よう説明は出来ませんけれども、まぁそうしたあの形で、
そのー、最新の、いわゆる工場機能として運営されておりますので、
ただ、そういったご心配の部分も、やっぱり周りからあるっていうのは事実ですので、
今ございましたように、総粉塵濃度とか、まぁ、量とか、そういうふうな事については、
しっかりと今後測定をして、バックグラウンドとの比較をしてどうなのか
それで、あのまぁ、ニアリーと言うんか、それで問題ない範囲であれば、
それはあの一般というふうな事になりますので、
その辺は確認する事が今後大事やというふうに思いますから、
試験焼却などでも、そういったところはきちっと追究をして、
安全というふうな事を、それぞれに知らしめていくような努力
今後もしたいというふうに思っておりますので、宜しくお願いします。

土岐:
局長から答弁頂きましたけども、今後はこの廃棄物の受入にあたっては、
この今、最後は工場の部分をお話ししましたけども、飛灰が飛散しないかと、
どうかという問題、周辺環境への問題。
そして、そういった事も含めて作業者の方、また一般市民の方、不安を払拭して頂けるように、
もう一度点検をして頂いて実施して頂けるように、強く要望致しまして、終了さして頂きます。


高山 仁 議員(公明党 住吉区): 
私からは、陳情866号と873号について、質疑をさせて頂きます。
─資料配付
先ほども局長見解お聞きしておったんですけれども、
陳情項目の一つ一つについて、これもやっとるで~これもやっとるで~言うて、
なんとなく上から目線で、一つも市民目線と言うか、
ボランティアの立場に立って考えてないなっていうふうな感じが致します。
所有者不明ねこの適正管理推進事業」についての質疑
(以下、略)


以上です。
宮古地区において、全てNDて言うてるけど、焼却灰は高濃度です。
8/30の住民説明会で、男性1番目の質問で、瓦礫を100Bq/kg以下にするんなら、
焼却灰2000Bq/kgを300にすべきていう指摘してたように、
なんで300にせーへんのか?
土岐議員も指摘したように、瓦礫を100やなく、NDか測定下限値にって言うてたように
ほんまに、まいど橋下が言うてる「一般の瓦礫なんですよ」なら、100Bq/kgにする必要はないし、
2000Bq/kgにする必要もない。そやのに、厳格な基準て、厳格ちゅう意味知らんのか!
結局、100の可能性も2000の可能性も十分にあるからやん。
100以下にしてるから、もし100超えたら、別の山の瓦礫と交換するとか、混ぜて下げるとか
絶対しそうや!
東京都、秋田県、群馬県、石川県でNDについては、
色々調べてみたけど、検査の回数と公表されてる回数が合わんから、
以下のと別にあるんかもしれんけど、どれも宮古地区なんでリンクしとく。
東京は↓これの事かな?
災害廃棄物受入事業(岩手県宮古市平成23年12月~平成24年3月分)放射能測定結果
災害廃棄物受入事業(岩手県宮古市平成24年4月~6月分)放射能測定結果

秋田県は、
大仙美郷環境事業組合かな?
災害廃棄物の試験焼却に伴う各種分析結果について と
4月~9月の災害廃棄物受入に係わる分析結果が公表されてる。
ちなみに、環境省の資料として公表されてる
大仙市市民部環境交通安全課 大仙美郷環境事業組合が
H24、5月に作成された災害廃棄物の受け入れ概要

群馬県は、
群馬県吾妻東部衛生施設組合かな?
このサイトで公表してる焼却灰等の放射性物質濃度測定結果
これは精密測定。
で、大阪が宮古地区て決まった時に、ここのサイトからリンクされてたんやけど、
何故かサイトからリンクが消えてるのが
随時更新されてる焼却灰の放射性物質濃度測定結果があって、
こっちは、上記の精密測定と簡易測定が掲載されてます。
8000Bq/kg以下やから安全ちゅうても、大阪指針の2000Bq/kg超えてるけどな。
空間線量も公表されてるけど、意味ないいうのがよう分かる。
ちなみに、これもリンクが消えてるけど
アスベスト濃度(繊維状粒子濃度)測定結果 測定場所:宮古市の選別・破砕処理施設内
これも随時更新されてます。

石川県は、
検討会現地調査及び災害廃棄物サンプル調査等の結果について


自民党・床田正勝議員のTwitter(@tokodamasakatsu)
9/20のツイに
「東日本大震災により生じた廃棄物の広域処理における
府内港湾施設・積替施設に関する地元住民説明会」が市内在住を対象に、
10/7(日)14:00此花区民ホールで開催。
局に聞くと市長・知事は今後説明会には出席しないとのこと。
なにも市内で運動会が一番多く開催される日にしなくても…。


ちゅう事らしいです(`・ω・´)
時間が14時に決定したみたいやけど、定員数とか決まってないからか、
東日本大震災により生じた廃棄物の広域処理関連情報では、まだ公表されてへんけど
橋下、松井が来えへんて!あり得んやろ!
形だけ適当に説明会して、反対の声なんか無視して、どんどん進めていく気満々やな!
国政の事に必死で、説明会には来れんてか?
こういう人間が権力持つと怖ろしいって事を橋下支持者は早よ気づくべきや。
橋下にとっては、権力が全て。
なんで、こんなヤツに大阪を汚されらなあかんねん!



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