2012-09-21

9月19日(水)大阪市会 民生保健委員会 井戸正利の質疑


9/19(水)に行われた民生保健委員会
週明けには、インターネット録画放映にて視聴出来るので、是非見て下さい!
とりあえず、井戸の質疑を文字にしました。(聞き間違い等ご指摘願います)
相変わらず、喧嘩売ってんかいっ!の発言だらけです(`・ω・´)


委員長:
請願書及び陳情書の審査を行います
請願弟20号、大阪市として関西電力に対し大飯原発の再稼働の中止・撤回を
働きかける事を求める請願書、ほか1367件を一括して議題と致します。
尚、請願弟20号につきましては、資料配付後、92団体の追加署名が提出され、
現在の署名数は資料に記載の通りとなっております。
理事者の見解を表明願います。

林 明 健康局長:(略)

玉井得雄 環境局長:
環境局関連の請願書及び請願書につきまして見解を申し上げます。
まず、東日本大震災により生じた廃棄物の広域処理に係る陳情書につきまして、
一括して見解を申し上げます。
昨年3月に発生した東日本大震災において、地震による大規模な津波により
膨大な廃棄物が発生しております。
しかしながら震災から一年以上が経った今日においても、岩手、宮城、福島の被災3県の
沿岸市町村で発生した大量の廃棄物の内、処理済となっているのは、
8月31日現在で、約25%に留まっており、各被災地においては、廃棄物の存在自体が
復興の妨げになっております。
各被災地においては、廃棄物が山積みにされた仮置場において、
火災の危険性や衛生上の問題がある事から、生活環境保全上の観点においても
廃棄物の迅速な撤去・処理が求められているところでございます。

そうした中、本年4月には野田総理大臣及び細野環境大臣から、
大阪市長に対して広域処理に係る協力要請がございました。
本市としましては、環境省、大阪府と共に安全性について十分に議論をし、
確認をした上で、6月20日の戦略会議において、受入の方針を決定し、
その後7月市会において、補正予算についてご審議頂きました。
8月3日には、岩手県知事、大阪府知事、及び大阪市長が
東日本大震災により発生した被災地の廃棄物の処理について、
基本合意書を締結したところでございます。
8月7日には、環境大臣から大阪市長宛に、
東日本大震災に係る災害廃棄物の処理工程表の策定及び、
これを踏まえた広域処理の協力要請について文書を受領しております。
この中で、平成26年3月末までに処理・処分を完了させる目標を達成し、
被災地における復旧・復興を出来る限り早期に実現する為には、
大阪市が協力予定としている約36,000tの受入が不可欠である事から、
本市に対しまして、引き続き広域処理の着実な実施に向けて、
改めて協力要請があったところでございます。
これにより、岩手県における可燃物、木屑については、
目標期間内の処理が実現出来る状況となっております。

本市では、東日本大震災における被災地の早期復興支援する為、岩手県内で発生した廃棄物、
主に木屑等を大阪府が舞洲工場まで運搬し、本市が舞洲工場で焼却の上、
その焼却灰を北港処分地へ埋立処分する事としております。
受入にあたっては、空間線量率や放射能濃度を測定し、
情報を市民の皆さま方に公開すると共に、焼却や埋立処分にあたっても厳格な安全性を
確保して参ります。
北港処分地における埋立処分については、陸域部で行い、
土壌層の上にゼオライトを敷設した上で焼却灰を埋め立て参ります。
地震による津波につきましては、8月29日に内閣府より南海トラフ地震津波の想定結果が
公表されており、その中で北港処分地がある此花区の津波高さは、
大阪湾の基準潮位プラス5.3mとなっております。
一方、北港処分地において直接津波の影響を受ける護岸の高さは、
最も低い箇所で大阪湾の基準潮位プラス6.6mとなっており、
今回想定されている津波の高さでは、北港処分地の護岸を越える事はございません
しかしながら、環境相における個別評価において、仮に北港処分地内に
津波が到達したケースについても評価されており、
その場合でも十分な安全性を確保出来る事を確認しております。

いずれに致しましても、市民の皆さま方の安全・安心の確保は最重要課題と考えておりますので、
受入、焼却、埋立全ての過程において、大阪府、大阪市で確認をし
安全性には万全を期すと共に全ての情報は速やかに公開して参ります。
市民の皆さまへのご説明についてでございますが、6月27日、7月2日及び7月4日の計3回に渡り、
まずは被災地の廃棄物を処理・処分する予定である舞洲工場及び北港処分地の地元である
此花区民の方を対象とした住民説明会を開催致しました。
8月6日及び9日には、舞洲・夢洲地区にある企業向け説明会を開催し、
8月30日には、一般市民向け説明会を中央公会堂において開催致しました。
今後、10月7日には被災地の廃棄物を受入るにあたっての港湾積替え施設を中心とした
広域処理に関する住民説明会を開催する予定でございます。
岩手県からの受入手続きなどを進め、11月には試験焼却に関する住民説明会を開催の上、
試験焼却を実施し、平成25年1月には試験焼却結果と併せて、
本格受入に関する住民説明会を開催した上で、2月に本格受入を進めていく予定でございます。
尚、説明会で頂いたご質問の主旨と回答は、整理の上本市ホームページに掲載すると共に、
当日の様子については動画にてご覧頂けるようにしております。
今後も広く市民の皆さまに知って頂けるよう、情報発信に努めて参ります。

風評被害についてでございますが、
今回受入対象としている廃棄物は、放射性セシウム濃度が不検出、または低い物に限っており、
科学的にも安全に処理出来る事が確認されている物ではありますが、
環境省においては、広域処理に関連した風評被害に関する環境省相談窓口を設けて、
国への相談等に対して一元的に対応する事としており、
風評被害による損害が生じた場合は、ご相談の上、国として責任を持って、
これを回復する為の可能な限りの対策を講じる事としております。
本市としましても、環境省、大阪府と連携しながら、まずは風評被害が生じないよう、
不安を払拭して頂けるようご説明すると共に、万が一問題が生じた場合には、
その相談に応じ、しっかりと対応させて頂きます。
また、広域処理以外の支援につきましては、本市ではこれまでさまざまな支援を行って参りました。
引き続き被災地の復興支援に向けて、個別具体的な要請があれば、関係局と協議し、
可能な限り支援していきたいと考えております。

次に関西電力に対して、大飯原子力発電所3、4号基停止を求める請願弟20号…(略)

井戸正利(維新 都島区):
大阪維新の会の井戸でございます。まず瓦礫の事でございます。
瓦礫の問題にしろ、食品の放射能にしろ多くの放射能に関する陳情書が出されておりますが、
健康問題を議論するのに、どの程度被曝するのかが示されていなかったり、
前回、あれほど議論した民間団体の食品の基準をあたかも国家基準と思われるように
書いていたりして、不安を煽るものばかりが多いようです。
一人で何枚も書いているので、陳情書の枚数は多いですが、合計1346件のうち、
大阪市民が433件、大阪市を除く大阪府下が378件、その他が535件となっており、
一人で複数枚書いている人も居るので、提出人数で言うと398人で、
うち市内は97人に過ぎないと聞いております。
市長も説明会などで仰られていたように、
一般の市民の声ではないと私は確信しています
住民投票を求める陳情書もありますが、陳情を受けて、議会から実施を求めるようなものではない
住民の皆さんが必要な数の署名を集めて然るべき審査手続きを行うべきものと考えております。
さて、一つに市民が不安になる原因に、
受入る瓦礫のベクレル測定が全数でないという問題があります。
ベクレルの測定は費用も時間も掛かるので、とても無茶な話であります。
一方で、空間線量は100Bq/kgに満たない本当に僅かな放射能では上がらず、
測定してもあまり意味はないようです。
これまで受入ようとしている岩手県宮古地区の瓦礫で、ベクレルの測定は何回され、
平均値、最大値、100Bq/kgを超えた率などを分かる範囲でお示し下さい。

環境局技術監兼施設部施設管理課長 村上:
既に、岩手県宮古市の廃棄物を受入ている東京都の公表データーによりますと、
平成23年11月から本年6月までに9回測定しており、
木屑、紙屑等に含まれる放射性セシウム134と137の合計値の測定結果は、
9回全てにおいて不検出となっております。
尚、検出下限値は40Bq/kgとなっております。
そのほか宮古市の廃棄物の放射能濃度を測定し、公表しているのは受入を始めた秋田県の5回
群馬県の2回、受入を検討している石川県の2回があり、
その結果は、いずれにおいても不検出となっております。
尚、検出下限値は1.4~8.3Bqとなっております。

井戸:
まぁ宮古地区では、18回の測定全部ND検出限界以下で、
100Bq/kgを超えている瓦礫はないという事で安心致しました。
感度も特に秋田など3件の9回分は、十分低いと思います。
仮に1回か2回100Bq/kgを超えていても、桁さえ大きく超えなければ、
普通のゴミと混焼するので大きな問題ではない
そういう議論をこの質疑ではしたいと考えておりますが、
まずもって放射能のベクレルという単位、これは前回この委員会でも解説させて頂きましたが、
分かって居られない方が多く、環境対策特別委員会で、共産党の委員だったと思いますが、
不安を煽ろうと、36億Bqもの大量の放射能、相当なリスクというような表現を
繰り替えしして居られました。
平均が受入上限の基準限度の100Bqとして、36,100t、
掛け算すると36億1,000万Bqという事でしょうが、
まっ仮に、そうとして、これはどの程度になるのかを少し議論させて頂きます。
─資料配付
細かい資料で申し訳ありません。まず一枚目の資料の表1ですね。(略)
これは事故が起こった一カ月間で二つのセシウム、134と137を合わせて、
1k㎡当たり16.2MBqが降下致しました。
メガというのは100万ですので、1㎡当たりでは16.2Bqという事になります。
大阪府の面積、1,899k㎡を掛けますと、307億Bqとなります。
これは先ほどの36億1,000万、これの約8.5倍です。
既に大半が大阪湾に流れ込んだものと思われます
見て頂いたら分かりますように、大阪湾に流れ込む近畿圏、大体同じような状況ですので、
したがって、既に受入ようとする瓦礫に含まれると思われるですね、
放射能の何十倍もの放射能が既に流れ込んだ状況です。
まっ、今更広域処理で汚染を広げるとか
漁業で風評被害が起こるとか議論するのは、いかがなものかと思います。

まっ、ビックリされた方もいらっしゃると思います。     ←違う意味でビックリ・・いや呆れる
その下の図は、大阪府立公衆衛生研究所のデーターで、
137のセシウムだけをプロットしております。毎月の積算の降下性のセシウム137ですね。
昔は、もっともっと沢山の放射能が降っていました。
私が産まれた翌年の1963年5月には、月間で今回の87倍も降っておりました
今回の福島第一原発の87倍も降っていました。
まぁ、その前後の月でも毎月数十MBq降っていた
まぁ、もっとビックリですね。
で、この頃は、まぁ、肉も貴重品で我々は目刺しやら、あじの開きやら、
沢山の魚を食べて育ってたわけですが、でも平均寿命はどんどん延びて、
日本は世界トップレベルの長寿国になったわけです。

で、まぁ、今回東京ですね、これは私が勝手にプロットさせて貰いました。
えー、セシウム二つ合わせて16,600Bq/㎡、まぁ僅か10cm四方、これくらいの所に
166Bqもの放射能が降下しております。
表1を見て頂きますと、福島は勿論凄い数字ですけれども、
東日本は全体にほぼ三桁から四桁の数字が並んでおります。
で、まぁ、その結果ですけれども、2ページ以降ですね、見て頂いたら分かりますが、
これは普通のゴミ焼却、一般廃棄物処理施設の緊急調査というのがされたんだと思いますが、
その資料がホームページにありまして、本当は中部地方もやってるんですけれども、
関東・東北だけに絞らせて頂きました。中部地方は一部もう高い所だけでさせて頂きました。
沢山焼却炉が東日本に、これくらいあるという事ですけれども、
福島は元より、関東はかなり多くで最終処分場に入れる事が出来ない量の放射能が
出ている状況と言えます。まぁ、今日も栃木県でしたかね、新聞に書いてましたけれども、
それをどこに置いておくかという事で、大変な問題になっております。
で、まぁ、今回大阪府が、大阪市が瓦礫を受入る岩手県の状況ですけれども、
宮城県の北だから、当然低いと思ってたら、
内陸の金ヶ崎や一関ではかなり高い値も出ているという事で、
これはどうしてでしょうか、ちょっと不安になります。
大阪が瓦礫を受入る宮古地区では、飛灰で240Bq/kg、まぁ飛灰ですのでね、
33倍で割って頂いたら、元のゴミがどれくらいか分かるかと思いますが、
極めて低いようですが、一関や金ヶ崎での高い原因について、
環境省や岩手県はどのような見解なのでしょうか。

村上:
委員が配付されました資料についてでございますが、
昨年6月、東京都の江戸川焼却工場の飛灰から、8000Bq/kgを超える放射性セシウム
検出された事を受けて、環境省は東北地方、及び関東地方などの16都県に対して、
焼却灰の測定を要請すると共に、当面の取り扱いを示されました。
測定結果によりますと、岩手県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、千葉県
東京都におきまして、8000Bq/kgを超える飛灰が検出されております。
一関地区や金ヶ崎が高い事について、環境省に問い合わせたところ、
奥州市や一関市など、岩手県内陸部の一部地域においては、
空間線量率及び放射性セシウムの沈着量について、県内の他地域と比較して、
高い値が確認されており、このため焼却灰の放射能濃度についても
総体的に高い濃度の物が検出される場合もあるとしております。

井戸:
内陸部では、高くなる地域があるという事で、いわゆるホットスポットであろうという事は
理解致しましたが、沿岸部では殆どなさそうです
いずれにせよ、こういう事もありますので、受入時の検査はしっかりとやって欲しいと思います。
海に落ちたり、流れたりした放射能に比べて、
内陸に落ちた放射能は、徐々にしか薄まらないと思います。
東京や福島の一般廃棄物処理場の飛灰の最近の状況がどうなっているか、
今も心配される状況だと思いますが、いかがでしょうか。
また、東京で高い放射能が飛灰から出ている江戸川工場のゴミ焼却炉は日量何トンでしょうか。

村上:
東京都が公表しているデーターによりますと、飛灰の放射性セシウム134と137の合計値で、
昨年9月23日採取分が13,630Bq/kgでしたが、
本年8月8日採取分は3,780Bq/kgとなっております。
福島市に問い合わせたところ、昨年12月に環境省が測定したデーターとして、
福島市の阿武隈クリーンセンターで、52,700Bq/kg、
荒川クリーンセンターで43,900Bq/kgという測定結果が公表されておりました。
その内、最近の測定結果は公表されておりません。
尚、東京都の江戸川工場は300tの焼却炉が2基あり、合計日量600tとなっております。

井戸:
まぁあの、焼却でよく33倍に濃縮されるなどと言われますので、
それを基に元のゴミの放射能を推定しますと、
東京の江戸川工場で、一番高い時、最大で約410Bq/kg、
福島市では、一番高い時で、2,900Bq/kg含まれていた事になります。
これは、実は去年の7月頃のデーターですので、放射えー、原発事故の起こった3月、
4月頃はもっと高かったかもしれません。
今でも江戸川のゴミには、推定しますと、100Bq/kg以上の放射能が含まれているようですが、
焼却処理は続いております。最も、えー失礼しました、
量も江戸川工場だけで日量600t、舞洲では瓦礫の処理の日量は100tですので、
その6倍であります。
バグフィルターで、よく危険と言われますが、このゴミ焼却に何か特殊なフィルターが
使われているのでしょうか。
排ガスからはどの程度の放射能が検出されているのでしょうか。
基準値を超えた所はありますでしょうか。

村上:
舞洲工場のバグフィルターの仕様は、テフロン加工された不織布となっております。
排ガスからの放射能濃度ですが、
焼却灰が8000Bq/kgを超えている施設を含む東日本に立地する一般廃棄物焼却施設の
排ガス中の放射性セシウム濃度のモニタリング結果が公表されておりますが、
13都県186施設、290炉において、2施設を除いて不検出でありました。
検出された施設においても、基準値を大きく下回る低い値となっております。
尚、基準値を超えた施設はございません。
検出された施設は、福島県の須賀川地方衛生センターで、
セシウム134が1立方メートル当たり0.49Bq、セシウム137が1立方メートル当たり0.42Bqとなっており、
茨城県の牛久クリーンセンターで、セシウム137が1立方メートル当たり1.96Bqとなっております。
これらの排ガスの放射能の濃度限度は、セシウム134とセシウム137のそれぞれの実測値を
20と30で除した和が1を上回らない事とされておりますが、
須賀川では0.0385、牛久で0.065と、基準値である1を大きく下回っています。
この濃度限度の根拠は、同一人が0歳児から70歳になるまでの間、
毎日、当該濃度の放射性物質を含む空気を摂取し続けたとしても
被曝線量が一般公衆の許容値である年間1mSv以下となる濃度として設定されたものです。

井戸:
見て頂いたら分かりますが、東京を含め東日本ではお配りした資料のように、
軒並み高い値が出ております。
もし、バグフィルターが危険で焼却処理が駄目という事なら、
東日本でゴミを焼く事を諦めざるを得ないでしょう。
殆ど住む事を諦めねばならないという事です。
東京で、ゴミ焼却反対の声はあるのでしょうか。
また、東京でも反対があった中で、瓦礫の受入もしてると思いますが、
その後はどうでしょうか。環境省はどのようにコメントされているのでしょうか。

村上:
東京都によりますと、東京都でも反対の声がないわけではないが
東京都及び受入自治体民間事業者において、搬出時の災害廃棄物受入施設での処理に係る
モニタリング数値を公表し、安全性を確認して頂いている
今まで処理実積からも測定した前検体で基準値を十分下回っており、
広域処理は粛々と進めていくとの事です。
このような方針で、都としては反対の声はまだ一部あるものの、
冷静に対処、進めていると聞いております。
環境省は、8000Bq/kgの焼却灰等の処理の推進、
廃棄物処理施設における放射性物質のモニタリングを実施し、排ガス等の安全性の確認を行うと共に、
その結果を適宜公表する事により、住民の理解、促進に努める事が重要としております。
また、放射線量の測定データーなど各種メディアを活用した積極的な広報、
瓦礫受入の先行事例における情報発信など広報活動を進めているところでございます。

井戸:
いずれにせよ、東京では最大で推定約410Bq/kg現在でも100Bq以上の放射能を含んだゴミ
舞洲工場と同じような普通のバグフィルターで焼いている。
けれども、排ガスからは放射能は検出されていないとの事であります。
ホームページにもしっかりと数字が、数字と言うか、測定結果が出されておるのを見ております。
住民も非常に冷静に対応されているようであります。
それでも、大阪では行政の基準を信じず、不安を言う人が居ますので、
どれくらいの被曝になるか、今回は仮にバグフィルターで全部素通りして、
それを人間が吸い込んで、どのくらい被曝するのかを大胆に計算してみます。
私自身の質疑で大分不安を煽ってしまったかもしれませんので、
沢山ゼロを並べて、なんだこんな程度かという事で、安心して貰いましょう。 ←(`皿´)ウゼー
まず、焼却処理が予定されている舞洲工場の煙突からは、
毎分どのくらいのガスが出てくるのかをお教え下さい。
過去の委員会での質疑で、最新工場の試算データーで、
セシウムが付着する事となる浮遊粒子状物質が最大着地点でも33万倍に薄まると聞いていますが、
舞洲工場の最大着地点では、どの程度ガスが薄まるのでしょうか。

村上:
舞洲工場の排ガス流量ですが、2系統合わせてまして、概ね22万Nm3/hとなっております。
舞洲工場の環境影響評価によりますと、最大濃度着地点は東北東方向におよそ2.6kmの所で、
最大着地点における希釈率は約70万倍となっております。

井戸:
そうすると、人間が1分間に吸う空気というのは大体8Lなので、
46万分の1を吸い込むという事になります。
ずっと岩手県からの瓦礫、放射能の量で最大36億1,000万Bqを焼いている間
煙突の先に張り付いたとして、約7,900Bqを吸い込むのです。
その場合の経気道による内部被曝は、吸入摂取の場合のセシウム137の実行線量係数として、
3.9掛ける10のマイナス8乗Sv/Bq、これを用いて計算しますと、まぁ難しいですが、
結果としては、0.31mSvになるという事です。
これは一年間に受ける自然放射線量大きく下回ります。
煙突の先でですね。   ←井戸には是非、煙突の先に張り付いてほしいw
更に、最大着地点でも70万倍に薄まるという事です。
すなわち、一番濃い空気が流れる所でも、70万分の1止まり、0.00000044mSvの内部被曝です。
バグフィルターがなくとも
空気が何らかの地形とか建物などで、吹きだまったり、
或いは粉塵として落ちた、地上に落ちた物が、また舞い上がったりして、
吸うような事もあるでしょうが、沢山あるゼロが一つか二つ減る程度でしょう。
内部被曝は僅かなものと考えられます。
実際には、更にバグフィルターがあります。
環境省が嘘つきでなければ、放射性セシウムが99.9%以上除去されるので、
更にゼロが三つも付く。小数点の後九つと、まぁゼロばかりで正しく読めそうにないので、
言うのは諦めます。一方で、落ちた放射能による外部被曝もありますが、
広い範囲で広がるので、自然にある空間線量に変化を与えるほどではないと思います。
仮に半径1kmの狭い範囲に、バグフィルターを全部素通りして、36億1,000万Bqが
均一に落ちるとして、約1,200Bq/㎡となりますので、
まっ計算式は省略しますけれども、そこからの空間線量は0.0031μSv/hですね。
年間にして0.037mSvと推定されます。
実際には、もっともっとも~っと広い範囲に落ちます
まぁ、反対されている方に言わせると、さ~らに遠くまで広げるので心配だという事なんでしょうが、
逆に広がれば広がるほど、桁違いに薄まる
当然、これよりも低い空間線量になるのです、バグフィルターがなくとも。
まぁ私も素人で、簡単な計算式を探してやってますので、多少の誤差やミスはあるでしょうが、
健康リスクを評価するには十分なものと思っております。
バグフィルターの危険性を仰られる人には、ちょっと異常なしつこさがあります。
まぁ一部には、収支計算などが出来る凄い知識をお持ちのくせに
これくらいの簡単な計算でも、焼却処理での被曝線量が推定出来る、
まぁ実際には僅かであるのが分かっているはずです。
反対派はメーカーがバグフィルターでは、放射能が捕れないと、
そういった、そういう事をよく言われますが、
それについて環境省はどのようにコメントされていますか。
また、HEPAフィルターなどのほうが良いというような陳情書もありましたが、
焼却炉で使えるようなものなのでしょうか。

村上:
環境省によりますと、十数年前に各地の焼却施設でダイオキシン対策を行った際に、
その技術基準として、バグフィルター前の排ガス温度を200℃以下に下げなければならないとした。
200℃まで排ガス温度を下げると、セシウムの融点は600℃であるので、
煤塵と同様に、セシウムは主に固体となり、煤塵に吸着する。
この煤塵を捕るのがバグフィルターであり、
バグフィルターは0.1µm程度の非常に小さい粒子まで捕れる設計となっているとしております。
HEPAフィルターとは、格段に放射能濃度の高いゴミを燃やしている原子力発電所の
廃棄物焼却炉において、セラミックフィルターと組み合わせて使用されている高性能フィルターです。
環境省によりますと、今回受入る被災地の廃棄物の放射能濃度は、全て不検出であり、
原発からのゴミから見れば、比較にならないほど低い物である為、
HEPAフィルターを使用しなくても、バグフィルターのみで煙突出口の管理目標値を
満たす事が可能としております。

井戸:
先ほど、外部被曝年間0.037と言ってしまいました。0.027mSvという事でちょっと訂正しておきます。
大きな差はないと思います。
(市長、有難うございます)
まぁ、ダイオキシンの時、私も経験しましたが、
その時は確か電気集塵機をバグフィルターに変えろと、
そういった事で多くの焼却炉の改修を余儀なくされました。
今回は、今のところそういった動きはないようでありますが、
いずれにせよ、炉を改修するとなると大変なお金が掛かります。
まぁ、ゼオライトのように不安対策の為リスク以上に大金を掛ける
そういった事は、これ以上ないようにお願いします。
最後に、橋下市長に提案があります。
私がダイオキシン問題に大阪府の係長課長補佐として対応した時、
環境は環境担当の幾つかの部会、健康は健康担当部局で、私の担当課が部会長をする、
えー、健康対策部会、それぞれ手分けをしてやっておりました。
今後も色々な健康に関する不安を言う、そういった陳情やら、交渉やらが出てくるでしょう。
今、環境局が一手に引き受ける構図になっています。
その都度、環境省に聞いてみますと言うようでは、結局、霞ヶ関自体が信用されていないから、
不安を煽るだけ、扇動家が居れば、つけ込まれるだけです。
回答もいつも非常に遅いようです。
放射能の健康影響は、ダイオキシン同様に、全くないレベルで、
地元住民や一般市民には、既に十分なご説明はされたと思います。  ←どこが?
まぁ、騒いでいる、不安を煽って
市長の評判を落としてやろうという人々には
これ以上お付き合いをする必要はないわけですが、
やはり、一般市民は放射能の知識が不足しており、
若いお母さん方が、かなりの不安を煽られる事もあると思います。
実際に、焼却を始めると、反対運動
或いは場合によっては扇動家の活動にも拍車が掛かる事でしょう。
そうなると、大阪市環境局も大変であります。
毎日のように、押し掛けて来られて仕事にならないのではないか。
実際に試験焼却とかになると、どうなるか心配であります。
陳情書にあるような健康調査は、環境省の言う通り、全く必要ないでしょうし、
その為に特別な部署を置くまでの必要性は感じませんが、
どうしても避けられない市民の不安対策には、大阪市の局横断的に、或いは大阪府なり、
大阪府及び大阪市の各大学や私立環境科学研究所、府立公衆衛生研究所などの研究機関、
或いは健康危機管理を担う保健所や身近な各区の保健センターの保健師なり、
必要に応じて医師なりの専門家が対応する、或いは対応して頂くのはどうでしょうか。

橋下:
あの、瓦礫のこの受入については、なかなか立場の違いと言いますか、
考え方の違いによってですね、幾ら説明しても、議論しても
ご理解頂けないというような状況でありまして、
これはもうある意味仕方のないところなのかと思っています。
ただ、あのー安全性については、きちんと専門家の皆さんに、きちんと検討して貰ってですね、
安全のチェックはやります。その基準はですね、普通に日常生活で、このように生活をしていても
一定の放射線を浴びているわけですから、
そういう日常生活で浴びている放射線の量と比べて、←また出た!アホの一つ覚え
どうなんだという視点で考えなければいけないというふうに思っています。
今回の安全基準に照らしたですね、まぁそのチェックをクリアすれば、
これは自然に浴びてる放射線量に比べても、はるかに低い放射線の値にしかならないという、
まぁ、そういうような安全基準を設定していますので、安全性には何ら問題ないんですけれども、
ただ、放射性物質という事で、これまでにあまり住民の皆さんが経験した事のないような、
そういう事態でありますから、説明はきちっと尽くしていかなければいけませんが、
それでも、どうしてもご理解頂けない場合であったとしてもですね、
これはやはり進めていかなければならないと思っています。
まぁ、その際には、委員からご指摘、ご提案がありました通り、
環境局だけで、物事を全て進めるという事には、やはり限界がありますので、
関係部局、またその他の機関ともしっかりと連携をしながら、役割分担をしながら、
きちんと対応していきたいと考えております。

井戸:
各局連携して、また大阪府ともですね、適切な役割分担で対応して頂ければと思います。

(以下は大飯原発について)
まぁ、一方で、先ほど資料配らせて頂いたんですけれども、
東日本の状況、本当に悲惨な放射能汚染と思います。
更に、今回の事故では福島第一の事故を起こした四つの炉及び燃料プールに
大量の放射能が、大部分が残っていると。まぁ運良く、最悪の惨事にならず、
奇跡的に助かったとも聞いております。
これは不安を煽るわけではなく、全くの事実です。
事故の時の福島第一原発と本社の、東電本社のやり取りなどが公開されますと、
更に心配が増してくるわけです。
仮に、原子炉の一つ、或いはその隣にあります燃料プールの一つに含まれる放射能が
全部放出されたら、半径30kmどころか、100km、或いはそれ以上の広い範囲が
風向きにもよりますが、壊滅的な被害を受けるわけです。
(略)

橋下:
先ほどの瓦礫の問題と、まぁこの原発の問題、まぁそうなんですけども、
安全なものは、しっかり安全だという事で、受入ながらですね、
しかしその安全基準だったり、まぁ色んなリスクの問題で受入られないものは、
しっかりと拒むという事は徹底していかなければいけないというふうに思っています。
今の大飯の3号、4号なんですけれども、
こちらは、いわゆるきちんとした安全基準に基づいた安全判断がなされないまま、
動いているという世界でも類を見ない特殊な状況であります。 ←瓦礫焼却もじゃ!
電力需給の問題から、僕も一時的には稼働やむなしというような判断をしましたけれども、
今、節電要請期間も終わってですね、えー、電力需給の逼迫性はもうなくなってるわけですから、
そうであれば原則に立ち返って、この大飯3号、4号については、一旦停止をするという事が
当然の事だと思っております。
特にあの、新しく原子力規制委員会が出来ましたのでね、こちらできちんと安全基準を作って、
今までの原子力安全委員会と保安員が行ってきた原子力発電の行政が、
これもう全く使い物にならないという事がはっきりしてですね、
もう解散、保安員も解散ですか、安全委員も解散なんですかね、
特に斑目委員長は、安全神話に安住していたという事の反省の弁も述べているわけでして、
この安全委員会と保安員がですね、えー、関与した、あー、今の政府の、おー、
閣僚決定で行った、閣僚会議で行ったその安全確認というものは、
もう前提が崩れてしまってるわけですね。
安全委員会と保安員自身が、もう自分たち不十分だったという事を認めてるわけですから、
彼らと一緒になって組み立てた今のスキームと言いますか、
その態勢っていうものが崩れてるわけです。
だからこそ一から原子力規制庁によってですね、原子力規制委員会、規制庁によって、
一から最高レベルの、世界最高レベルの、世界水準ですね、少なくとも世界水準の
安全基準を打ち立てて、安全性をチェックしましょうよというようなステージに
今移ったわけですから、そうであれば今新しい原子力委員会、原子力規制庁の安全基準、
これに照らし合わせて安全だというふうに判断をされていない大飯3号、4号が
動いてる事自体がおかしいわけですから。これはもう速やかにまずは停止をして、
原子力委員会、原子力規制庁の安全判断を待つというのが、本来の筋だというふうに思っています。
ですから停止をですね、これはあの当然、じゃ誰に向かって言うべきかという事なんですが、
関西広域連合では、停止という言葉までは入っていませんが、
これは大阪府、大阪市と、また松井知事と協議をしますけれども、
府・市という単位で、関西電力に対しては、やはりきちんと今の理屈でもって、
停止の申し入れをしっかりしていかなければいけないと思っています。

井戸:(略)

以上。
引き続き、各議員の質疑もアップしていきますが、井戸の発言は酷すぎる(´-ι_-`)
「不安を煽る」とか言うてるけど、「安全を煽る」ちゅう使い方は本来はせえへんやろけど、
どう聞いても、井戸の発言は煽ってる!
反対派を敵視し、見下げてるし、喧嘩売ってる!

井戸が冒頭に言うてた陳情書の人数。

合計1346件のうち、大阪市民が433件、大阪市を除く大阪府下が378件、その他が535件、
提出人数で言うと398人で、うち市内は97人に過ぎないと聞いております

これ、提出人数398人ていうのは、1346件に対しての事なんか?
詳しく知りたかったから問い合わせてんけど、
井戸が出してる件数は、大阪市会の事務局が出したものではなく、
維新、または井戸個人的に出したものらしい。

今回の請願・陳情書の件数は、1368件。(引き続き審査の約80件は含まれない)
この内、東日本大震災に係る陳情書は1000件を超えるらしく、
その中には、大飯再稼働や放射能汚染食品、住民説明会についてなども含まれてる。
民生保健委員会の請願書及び陳情書も週明けにアップされるらしいから、
大まかな内訳は分かると思うけど、市内・市外とかについては、役所で閲覧するしかないらしい。

合計1346件に対して398人て事やとして、
398人の内、97人が市内としたら、残り301人が市内除いた府下と他府県って事か?
で、大阪市が97人やから「一般市民の声ではないと確信」したんかよ?
どういう思考回路やねん?
そもそもフェアやないねん。広報も行き届いてないし、あくまでも陳情の数でしか判断してない。
6/10に行われた第7回大阪府災害廃棄物の処理指針に係る検討会議の議事録の4ページで、
小西主査「これまでに寄せられた府民意見について」は、26,201件になってる。
この内訳資料がこれまでに寄せられた府民意見についてに出てる。

◆総件数26,313件(平成23年3月14日~平成24月5月31日)
※反対意見(問合せを含む):26,201 件、賛成意見:112件
・ メール、ホームページ問い合わせシステム:2,781件
・ 電話:2,945件
・ FAX・郵送:310件
・ 来庁: 229 件
・ 署名・要望書:20,048件

6月以降は、府政へのご意見より、6月は103件、7月は67件、8月は未集計やけど27件ぐらい。
電話・FAX・来庁は含まれてないような気ぃするけど、
これだけの数が何らかの形で意見してるって事なんやけど、
それでも、この数字も井戸にしたら、同一人物ばっかりとかて言うんやろな。
橋下もそうやけど、反対派を活動家とか扇動家とかいう表現は止めて欲しい!
これは差別や!中には、なんとか市民団体とかあったとしても、
個人の集まりやん。そもそも橋下は、陳情すら読んでないやろ。
井戸は、さらっと読んだんか知らんけど、
ブログ「明日は民生委員会です」に
千件以上で山積みの陳情書、件数だけで中身はほとんどないことをしっかりと明らかにします
て書いてる。
中身が殆どないっちゅうのは、合計1346件に対して398人て事なんか、
陳情書の内容に対してかは知らんけど、
この数字発言で「~に過ぎないと聞いております」て言うてるから、
誰かに集計させただけで、全部は読んでへんのやろ。
ちなみに北山議員は全部読んだて言うてた。これは提出した者にとっては有り難い。
色々情報収集して、自分なりに考察して、色んな気持ち込めて懸命に書いてるんやもんな。
それを中身がないとか、失礼極まりないわ(`・ω・´)

東京都民と比較して、『大阪では行政の基準を信じず、不安を言う人が居ます』て、
行政の何を信じろ言うねん?
信じて貰いたいんなら、ちゃんと誠心誠意を見せれ!
口では、市民の安全・安心を第一に~言うてるけど、
実際は、逆の言動でしかないわ!

それと井戸には、是非、煙突に先に張り付いて貰いたい!
2年間毎日!食事は100Bqで!

バグフィルターの危険性を仰られる人には、ちょっと異常なしつこさがあります。
まぁ一部には、収支計算などが出来る凄い知識をお持ちのくせに

騒いでいる、不安を煽って、市長の評判を落としてやろうという人々には、
これ以上お付き合いをする必要はない

こういう発言は、ほんまにムカツク!
評判なんか、とっくに落ちてるわ!自業自得の発言だらけやん。
橋下の評判気にする前に、自分の評判を気にせーよw

橋下は相変わらず、自然放射線と比較して~から進歩してへんし!
大飯原発再稼働についての発言で『世界でも類を見ない特殊な状況』て
瓦礫焼却も『世界でも類を見ない特殊な状況』やん!

井戸が言うように、煙突の先でも安心、しかもバグフィルターなしでも安心!なら、
被災県で野焼きしたら?広大な土地がようさんあるねんから、穴でも掘って
周囲に消防車待機させといて、全焼したら消せばええやろ。
ほんまに安全なら出来るやん。
それを測定してどーとか、安全基準がどーとか、危険やからやろ?
で、反対派が理論的に意見述べて、論破したら感情論で反撃するて、どーよ?
挙げ句の果てに、海は広いし、空は広いから
万が一、全部漏れても影響ない!って、どんだけ思考能力が腐ってるねん!

9/19の井戸のブログ「委員会質疑」に
舞洲工場の煙突の先でずっと吸い続けた場合の内部被ばく(BFなし)   0.31mSv
最大着地点で吸い続けていた場合の内部被ばく(BFなし)      0.00000044mSv
最大着地点で吸い続けていた場合の内部被ばく(BFあり)    0.00000000044mSv
実際には巻き上げや吹き溜まりがあるでしょうが、たくさんある0が1つか2つ減る程度でしょう

民生委員会のおさらいか?w
こんな数字出して何の意味あんねん?
まさに机上の空論やな。
で、何か問題が出たら「想定外」やろ。便利な言葉やな。
想定外の事も起こる可能性あるから、危険リスクは過大評価すべきやのに
過小評価して安全!安全!て、騒いでるのはお前らじゃ!

安全厨は全員揃って、煙突の先でずっと吸い続けれよ!


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