2012-11-20

11/20(火) 北野 妙子 議員による議員提出議案


11/20(火) 大阪市会本会議が行われ、
せめて試験焼却が延期になるようにと、北野 妙子 議員が条例案を提出してくれたので、
その部分のみ文字にしました。
11/20提出案件(11月20日閉会中継続審査)

※11/26(月)追記:本会議の録画放映がアップされましたので是非見て下さい

東日本大震災の廃棄物焼却等による環境保持に関する条例案
http://love-peace.from.tv/shikai/jorei/jorei001.pdf
http://love-peace.from.tv/shikai/jorei/jorei002.pdf

議長:
日程第41、議員提出議案第42号、
東日本大震災の廃棄物焼却等による環境保持に関する条例案を議題と致します。
提出者の説明を許します。15番、北野妙子君。

北野 妙子 議員(自民 淀川区):
只今、上程されました議員提出議案第42号、
東日本大震災の廃棄物焼却等による環境保持に関する条例案に対し、
提出者を代表致しまして、提案主旨を説明させて頂きます。
本市会におきまして、去る7月27日、
可決成立しました災害物廃棄物の広域処理予算を含む平成24年度補正予算執行にあたり、
付されました附帯決議の遵守を厳しく民生保健委員会や環境対策特別委員会等で要求して参りました。
また、同7月27日、大阪維新の会を除く公明、自民、みらい、日本共産党の全会派賛同の下、
政府に対し、広域処理方針を見直す旨の意見書が採択されました。
衆参両議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、環境大臣、復興大臣に宛てたこの意見書では、
放射性物質など有害物質を含んだ災害廃棄物は、大阪府市だけでなく、
被災地を含め、日本全国どこであっても焼却するべきではない事を謳っております。
しかし、岩手県の瓦礫総量見直しによって、瓦礫の総量が大幅に減った事により、
広域処理量も3分の1に減った事や自治体の受入拒否が相次いだにも拘わらず、
政府の広域処理方針は変わることなく、本議会の意見書提出の約一週間後、
8月3日、岩手県知事と大阪府知事、大阪市長の間で、合意書が交わされました。

しかし、橋下市長が環境省、環境局と共に開催した此花区民対象の此花区内での説明会3回、
漁業関係者始め、各地元企業、団体等への説明会、
及び中央公会堂で大阪市民対象に行った説明会では、環境省が広く一般に用いている
自然放射線の安全基準を説明するに留まり、科学的に安全だという確証は得られませんでした。
この間、大阪市民のみならず、大阪府域は元より日本全国、国内外から寄せられた本市会への
請願書、陳情書は合計2,232件に上っています。
その中には、被災地福島や宮城、岩手から自主避難されて来た方々も居られます。
その方たちの願いは、福島第一原子力発電所の事故によって、
今尚放射能が拡散し続けてる現状を踏まえ、これ以上汚染地域を作るべきではない。
また、わざわざ高いコストを掛けて運んできて、焼却、埋立する事に対して、
復興予算を被災地以外で使う事への世論の動向にも看過出来ないものがあるとの思いが綴られています。
また、陳情書の多くは橋下市長の放射線に対する認識が甘いのではないかと指摘しています。
日常的に生活する上で、大気や宇宙から私たちが浴びる放射線は、自然放射線と言い、
それらを人類が排泄するという機能を備えたからこそ、地球上で生き残りました。
しかし、今回の福島第一原子力発電所の事故由来の人口放射線は、飲む、食べる、吸う事によって、
臓器が内部被曝し、細胞の遺伝子を複雑に傷つけると言われていますが、
人体にどれだけの、どのような健康被害をもたらすのか、
医学的、科学的知見は、残念ながら現在のところ定まってはいません。
かなりの低専量でも内部被曝は起こり得るわけですが、
危険と安全の基準がないというのが国際常識であり、
予防の原則に基づいた判断を下すのは当然であります。
しかし、橋下市長は安全だと主張する一方で、此花区に対しては、
「予算面で特別な配慮をする」と、説明会で仰いました。
安全ならば、どうしてそのような予算配慮が必要なのでしょうか。
そして、3日前の11月17日に大阪府と契約した運搬船が災害廃棄物試験焼却分100tを積んで、
既に岩手県を出港したと、環境局から民生保健委員会の委員にだけ周知されました。
議会に対して十分な説明もなく、陳情書等も継続審査中であるにも拘わらず、
行政が一方的に進める事は、中央公会堂で市民に対して市長が、
「大きな方針は議会で議論をして決めます」と仰った事と矛盾しないでしょうか。
少なくとも、
1.本条例案が委員会付託され、十分なる審議を経て後、可否が明確になるまで。
2.継続審査中に対する取り扱いが決するまで。
3.附帯決議の願意が満たされるまで。
以上3点が明らかになるまで、試験焼却は延期するべきものと考えます

尚、本条例案は、災害廃棄物広域処理を大阪市で実施するにあたり、
本市の災害廃棄物処理事業の行政責任の所在を明確にすると共に、
現在元より後世に渡り、本事業と市民の健康被害への因果関係を証明する事に資する情報を
広く一般に公開する事を義務づけるものであります。
橋下市長におかれましては、7月27日可決成立しました平成24年補正予算付帯決議、
並びに意見書を再度忖度頂きますようお願い申し上げます。
以上をもちまして、本条例案の提案主旨説明とさせて頂き、議員各位におかれましては、
是非ともご賛同を賜りますよう心からお願い申し上げます。
ご静聴有難うございました。

議長:
只今議題となっております議員提出議案弟42号は、民生保健委員会に付託致します。
お諮り致します。この際民生保健委員会開会の為、暫時休憩する事に決してご異議ありませんか。
ご異議なしと認めます。よって暫時休憩致します。

(略)

議長:
この際申し上げます。民生保健委員長より、お手元に配付の申し出書に記載の
議員提出議案第42号を閉会中も尚、審査致したいとの申し出があります。
お諮り致します。
議員提出議案第42号を民生保健委員会において、閉会中も尚、審査する事に決してご異議ありませんか。
ご異議なしと認めます。よって議長発議の通り決しました。


以上です。
北野議員、有難うございました。
『閉会中も尚、審査する事』とは、何を意味するんか、
引き続き審査ていう事は、試験焼却はその間行われへんって事か?と
閉会後、直ぐに大阪市会へ問い合わせた。

自分:北野議員の提出議案が引き続き審査て言うてたけど、いつ結果が出るんですか?

事務局:
今日で閉会ですし、12月は選挙もあるので、早ければ1月ぐらいですが、2月か3月か
今のところは、まだ決まってないです。

自分:ほな、その間は、試験焼却も延期という事ですか?

事務局:延期にはならないと思います。詳しくは環境局に…

自分:引き続き審査て言うてたのに、最終的な権限は誰ですか?市長の独断か?

事務局:環境局と市長で検討して、最終的には市長の判断と思うけど、環境局に問い合わせて下さい

という事で、環境局(ヤマザキ氏)に問い合わせた。
試験焼却は延期にならないて言うてたけど、議案については詳細分からんとの事で、
折り返し返答を貰う事になった。

環境局:議案は引き続き審査されますが、試験焼却は予定どおり、月末までに行います

自分:ほな、何を引き続き審査するんですか?

環境局:次の定例会で、北野議員が提出された議案についてです

自分:その議案説明で、「試験焼却は延期するべき」て発言されてたけど?

環境局:書いてましたか?

自分:書いてるかどうかまで見てないのに分からんけど、ハッキリと発言してたのは聞いた。

環境局:もう既に岩手県から出港されてますし、今月末までには焼却します。

自分:
出港したのも、焼却の予定も知ってる。
そんな事聞いてんちゃう。今日の北野議員の議案が引き続き審査て言うてたのに、
試験焼却するんやったら、一体何を審議するんですか?

環境局:議案についてです。

自分:そやから、その議案の内容が試験焼却を延期て言うてたんやけど?

環境局:試験焼却を延期するという条文でしたか?何号とか。

自分:弟42号て言うてたけど?

環境局:
それは、東日本大震災の廃棄物焼却等による環境保全に関する条例案ですよね?
それについては、引き続き審議します。

自分:そやから、それが試験焼却を延期すべきであるって事ちゃうんですか?

環境局:条例案を見ましたが、条文として書かれてないので、試験焼却は延期しません。

こんなふうに、話が噛み合ってないような会話が延々と続き、
結局は、この条例案自体は引き続き審査はするけど、試験焼却を延期する事はないて
ハッキリと断言してた。
ヤマザキさんに言うてもしゃーないけど、説明会の事とか、
橋下の放射線に対する無知さとか、色々言うた。
阪神大震災から20年近く経ってるのに、アスベストで亡くなった事とか言うたら、
この人、知らんかったて言うてた。

どないしたら止められるんか?って聞いても、「分からない」て言うだけ。
そやから、責任の所在を明確にして告知してくれて言うた。
以下は、うちがガーと言うた大体の内容です。

橋下も安全やから因果関係もないとか言うて、市長の独断でこんな事強行するのはおかしい!
大の大人が寄って、歴史に学ばんと、こんな強引な事して、
市長も責任取らんなら、環境局が責任負ってくれるんですか?
安全や言うて、結局誰も責任取らんて、ヤマザキさんに言うてもしゃーないけど、
少なくとも、こうやって問い合わせの電話で応対して、関わった事を将来残りませんか?
5年、10年、何十年ていう長いスパンで、健康被害が出たて知った時に、
人として何とも思わないんですか?
あの時、反対してたら良かったとか、関わった人間として後悔しませんか?
・・・とか、いっぱい言うたけど、
「仕事ですから」と。

そうやって、みんな責任となると逃げてるけど、環境局が責任負わんなら
橋下が負うとか、とにかく誰が責任を負うか、所在を明確にした上で、必ず告知して下さい!

て言うだけは言うといたけど。
こういう意見があった事は伝えるとは言うてたけど、どーせ伝えて終わりやろ。
仕事ていうのは、正確に伝えて、告知するならする、せえへんならせーへんで、
その結果もちゃんと報告すべきや。そこまでは仕事として責任持つべき。

Twitter上では、「審議中は試験焼却しない」 とか、今も流れてるけど
うちが問い合わせた結果は、以上の内容で、「延期しない」ていう返答でしかなかった。
それでも、まだ諦めきれん。
そもそも、公明党が付帯決議とかしょーもない事せんと、予算を通さんかったら、
こんな事になってへんかったんや!
維新は橋下信者の集まりやから、最初からアテにもしてへんかったけど、
公明党は、いかにも市民目線で反対してるフリして、2回も裏切って、
こないだの住民説明会に、市民の時間奪って質問までしてたくせに!
どこまで裏切ったら気ぃすむねん!

皆さん、維新は言うまでもないけど、公明党にも絶対に投じないで下さい!
裏切ったらこうなるていう事を選挙で思い知らせればええ!


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