2012-11-03

「市役所周囲のバリケードはがれき反対者の排除か」



平成24年11月1日橋下定例記者会見にて、バリケードについて質問
朝日記者が誤解質問「市役所周囲のバリケードはがれき反対者の排除か」


朝日新聞記者:
今朝方、市役所の周りに、南側と東側にかなり大きなバリケードが中之島図書館のほうとか、
張られまして、震災瓦礫の受入に反対している人たちが先月からですか、テントを張って
今南側にある事もあって、それへの対策という事で設置されたそうなんですけども、
この間、瓦礫巡って市長ご自身を含めて色々説明をしていても、
やはり受入に納得出来ない方も当然いらっしゃって、いわば実力行使する格好で、
あそこに居るという手段を取ってらっしゃるわけなんですけども、
今回市側がそれを対抗でバリケードするというのも非常に対話が上手くいってないというか、
そういう印象があって、非常にあんまり、少なくとも美しいものではないなと思うんですけれども、
こういう事態に至った事について市長ご自身はどういうふうに受け止めてるか聞きたい。

橋下:
まずバリケードは光のルネサンスの準備作業です。
ですから、あそこにテントで今道路を占拠されてる人たち居ますけどもね、瓦礫問題で。
でも今回バリケードって言っても、あれはこれから光のルネサンスで、
あそこを全部準備していかなきゃいけないので、その工事に入る為のフェンスの設置であってね、
今テントが設けられてる所には、さすがにそこいきなりフェンスは設ける事は出来ませんから
むしろテントの皆さんに配慮した形でフェンスを設置したんですけどもね。
本気でやろうと思えば、テントの前とか全部そこにフェンス設置してですね、
工事をしなきゃいけないんですけども、さすがにいきなりそれはまずいだろうという事で、
テントの所は除いて、工事の準備作業に入っているところです。
だからテント自体に何か実力行使をしようと思った形でのフェンスの設置ではありません。

話し合いがつかないっていうのは、これはもうしょうがないです。
反対派の人はもう何を言っても反対なわけですから、
あとは行政判断、政治判断という事でね、選挙で選ばれたそういう代表者の決定で、
行政を動かしていくしかないんじゃないでしょうかね。
万人に全て合意を得るなんて事はこれはもう絶対不可能ですから。

あの、行政としては、これからも瓦礫受入に際して手続きを進める毎に、
要所要所できちんと説明はしていきます
試験焼却の段階とか、そういう段階で、これは環境局や大阪府の担当部局のほうが
定めたその手順に従って、しっかりと説明は尽くしていきたいと思っています。

朝日新聞記者:
あの場所は市の土地という事で、今占拠されてるわけで、
かつて天王寺公園とか長居公園とかで占拠してた人たちを行政代執行をして、
撤去するような事態、勿論ケースは全然違いますけれども、
かなりの騒動になった事もありましたけども、
今の時点で、今あそこにいらっしゃる方に対して、そういう強力な措置を
恐らく彼らは少なくとも試験焼却の時期までは続けるというような意向のようなので、
ずっと光のルネサンスも含めて居ると思うんですけども
そういうような措置を今検討されてるって事はあるんでしょうか。

橋下:
光のルネサンスのイベントは大阪市民の為のものですからね。
ですからあそこにテントを張られている人もルールは守って貰わなきゃいけないですね。
自分の意見を主張するやり方っていうのは、今の表現の自由が保障された日本国においては、
さまざまなそういう表見手段があるわけですから、社会のルールに則った表現手段で、
きちんとやって貰いたいと思ってます。
光のルネサンスは、これやらなきゃいけません。
税を投入して多くの市民の皆さんが期待しているイベントでもありますから、
これはやらなきゃいけない。
イベントをやるに際しても、こちらもきちんとルールに則ってやっていくわけですから、
瓦礫受入反対の人たちもそういう状況も踏まえて、
ルールに則った形で自分たちの主張をやって貰いたいと思います。

以上。
橋下が強制撤去せーへんのは、多分わざとやと思う。
瓦礫反対者は、こういう事をやってるんやと市民に見せる為。
無関心層とか、瓦礫について、或いは放射能について詳しく知らん人たちにとっては
好ましくない行為とか、なんでこんなとこにテントやねん?ぐらいの感想しかないはず。
そやから敢えて強制撤去せーへんのやろ。
まぁ言うたら、反対派の印象を悪くする為やな。
で、橋下が言うたように「配慮」してますよアピール。

橋下の中では、既に排除してる。
反対派の意見も無視。

10/7に行われた住民説明会会場見れば一目瞭然。
平成24年10月7日 府内港湾施設・積替施設に関する地元住民説明会(動画:質問は0:31:30~)

大阪府域における災害廃棄物の受け入れに関する説明資料より質疑概要の3ページ
【ご質問の要旨6】の市民の方の意見

市民:
この【ご来場の皆さまへお願い】の中に、
「ほかの説明会参加者の迷惑となる行為はおやめください」
ここの最前列の人たち、もの凄迷惑ですけどね。全員今すぐ退室させて下さい。
市民の為にやるんだったらこの人たち邪魔でしょ。
誰がこんな事勝手に決めたんですか。責任者は?

この意見に対して、職員は無視しようとしたけど
大江 桂子 大阪府環境政策監:
この説明会に関しては何度も説明会やらして頂いておりまして、
その際に沢山の方がお越し頂いておりますので、
ご参加頂いてる方の安全という事を配慮致しまして、
このような形にさして頂いております。

市民:瓦礫を燃やす事が危ないんだよ

職員:マイク班、マイク返却願います

市民:コイツらどかせよ。どかせよ。迷惑だぞ。

大江:安全上の理由という事で、どうぞご理解をお願い申し上げます。

職員:マイクをお返し下さい

市民:
邪魔です。迷惑です。迷惑だと思う人手挙げて下さい。誰の為の説明会なんですか。
この説明会は大阪市の税金でやってるんでしょ。
参加者がみんな迷惑だって言ってるんだったら、まずこの人たちどかしなさいよ。
主人公は誰なんですか。ホームページでしか告知せず、
ダラダラ文章読んでパンフレットぐらい作れよ。パソコンあんねやろ、そこに。
分からす気ないやろ。見えへんようにこんなん座らして、
座ったままボソボソ喋って分かるかいや!

職員:議事を進行致します。マイク班回収。

この後、市民は質問に入った。
大江の言う
「ご参加頂いてる方の安全という事を配慮」
って、何や?
何か危険な事が起こるから安全対策って事やよな?
誰が見てもおかしい光景。舞台には誰も上がらず下に座って、その前に人間バリケード。
橋下や職員の言う「安全」は何に対しても変過ぎる!

6/30、7/2、7/4に行われた此花区民限定の住民説明会の時もそうやった。
1分でも遅刻した人は排除。何か事件でも起こったんかいうぐらいの異様な警備態勢。
これについては、7/20(金)大阪市会 民生委員会で、北山議員が指摘してた。
ブログ2012.7.20(金) 大阪市会 民生保健委員会 北山良三議員、井戸正利の質疑から抜粋

橋下:
遅れたとしても本来は、会場の中に入って頂いて説明を聞いて頂くというのが
本来の住民説明会の姿なんでしょうけれども、何分やはり僕が外に出るという事になると
セキュリティーの関係が色々ありまして、それはもう現場、現場で色んな事情があると思います。
これはやっぱり警備担当の、いわゆる警察も含めて、行政上の色んな理由がある中で、
こういう方式を取ってるわけでして、それはじゃあ、遅れた人をという事になれば、
会場封鎖が出来なくなりますから、そうすると誰がそこにチェック担当をどうするのかとか、
また色んな事があるのかも分かりません。
これは、じゃあ議場は、封鎖しないんですかね、議会は、時間が経った時に、
あれは別に遅れてきてもいいわけなんですかね。

北山:投票するとか、議決する時には封鎖します。

橋下:
それはセキュリティーの関係とか、そういう事は色んな事情がありますから
そこはご理解を頂きたいと思ってます。
それを補うような形で、全て動画はオープンに公開していますし、
Q&Aという形でしっかりホームページに掲載しておりますので、
そちらのほうでフォローアップをして頂きたいと思っています。

と、橋下はセキュリティーの関係とか」て繰り返すだけ。
総理大臣や大統領やあるまいし、たかが橋下ごときの為に厳重警備で市民を排除。


10/2の朝日新聞で、大阪市役所前にバリケード 震災がれき反対派に対抗
これは橋下の策略通りの報道やな。
最初にテントを張ったのが埼玉県人てだけで、なんで埼玉から?となる。
プロ市民が~危険厨が~て叩かれるネタになる。

橋下らが言わん本音は
「瓦礫受入反対派による妨害を排除する為」やな。
橋下や家族が脅迫されてるからとかの理由で、警備上の~しか言わんし、
安全の為の配慮という、いかにも正論らしいことを言う。
特に今回のテントの件は、あくまでもルネサンスの為で、反対派には配慮という言い訳。
反対派を悪者にする操作が意図的に行われてる。


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